HPVワクチン(子宮頸ガンワクチン)の妊娠・出産・生まれてくる子どもへの影響
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2013.10.18

HPVワクチン(子宮頸ガンワクチン)の妊娠・出産・生まれてくる子どもへの影響

 HPVワクチン(子宮頸ガンワクチン)はガンを予防出来る初めてのワクチンとして認可され世界中で使われています。アメリカでは少女のみならず少年への接種も推奨されており、ウイルス感染を大きく減少させることの出来る効果的なワクチンだと報告されています。ウイルス感染を予防しガンを防ぐ効果は明らかなようですが、妊娠・出産への影響はどうなのでしょうか。

 まず、このワクチンは「不活性化ワクチン」であり、ウイルスは含まれていません。このワクチンによってウイルスに感染したりすることはありません。まず言えるのはワクチン投与から数ヶ月経過した後では投与されたワクチンは何も体内に残っておらず、ワクチン接種前と比べた変化は免疫的な変化(HPVウイルスに反応出来る免疫細胞が出来ている)ことのみであり、ワクチン接種から時間が経った後に妊娠した子供への影響は無いと考えられます。

 次に妊娠中のワクチン接種の影響はどうでしょうか?このワクチンは妊娠中には接種しないように推奨されていますが、実際には妊娠に気がつかずワクチン接種を受けてしまった女性も多くいて影響が報告されています。

 2つあるHPVワクチンの一つ「ガーダシル(Gardasil)」接種後に妊娠が発覚した女性1000人についての調査が報告されています。この調査では生まれてきた子供にワクチンが原因と考えられる影響は確認されなかったと報告されています。またもう一つのHPVワクチン「サーバリックス(Cervalix)」接種を受けてしまった妊娠していた女性400人の状況も報告されていますが、こちらも子供の先天異常が起きる確率は上昇しなかったと報告されています。

 また、妊娠したラット(大ネズミ)にワクチンを接種し先天異常が起きる確率を調べた研究者の報告でも影響は見つかっていません。このようにHPVワクチンは妊娠中であっても大きな問題は無さそうです。ただ、人間で影響が調査されている人数は1400人とそれほど多くないため、引き続き妊娠中のHPVワクチン接種は避けるべきでしょう。

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