↑B
2010.09.13
ダイエットをすると脂肪に蓄積された有害物質が血液中に流出する
1099人の40歳以上の体重変化と血液成分中の残留性有機汚染物質(POP:Persistante organic pollutants)の濃度を調べた。調査した人々の1年間の体重の変化と10年間の体重の変化を調べ、5つのグループ(体重が変わらない、少し増える。少し減る、大きく増える、大きく減る)に分けてPOPの濃度と比較すると、体重が大きく減少した人では血液中のPOPの濃度が上昇していることが確認された。反対に体重が増えた人ではPOPの濃度は低かった。
POPは生体内で分解されず脂肪に蓄積することはこれまでの研究でも知られている。
研究者らはダイエットにより健康に有益な効果と不利益な効果両方が起こりうると述べている。
※POPの代表的な物にPCB(ポリ塩化ビフェニル)などがある。
発表したのは韓国の研究者Lim JSらで、International Journal of Obesityに発表。
タイトルは
Inverse associations between long-term weight change and serum concentrations of persistent organic pollutants.
Category:ダイエット・メタボリックシンドローム
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