↑B
2022.10.13
エーザイのアミロイドβ除去抗体医薬品「レカネマブ(Lecanemab)」がPh-III試験(承認に向けた最終試験)でも良い成績
これまで、アルツハイマー病に使われてきた「アリセプト」とかはアルツハイマー病を治療する薬ではなく、症状を緩和する対症療法薬でしたが、この薬は病気の原因を抑制する初の薬になることが期待されます。
最終試験は1800人に投与。この薬はバイオジェンと共同で開発しているようです。
両社は以前に同じアミロイドβ除去を目的とした抗体医薬「アデュヘルム(アデュカヌマブ(Aducanumab))」を開発、米国で販売しているそうですが、こちらは性能は芳しくないっぽい。
検索しましたが、アデュヘルムとレカネマブの明確な違いは出てこないですね。どちらもアミロイドβに対するモノクローナル抗体のようです。ただ、レカネマブの方が副作用が少ないとのこと。
投与レジメンは10mg/kg2週間に1回らしい。予想売上高は1年で1兆円なんて話も。
2018年のPh-II試験で紹介してましたね。以前はコードネームBAN2401と呼ばれていたようです。
ただ、アミロイドβの除去効果に比べると、病気の治療効果はそこまで明確では無いですねぇ。やはりアミロイドβの蓄積だけじゃなく、アルツハイマー病はもっと奥深いことを今回のレカネマブの結果が物語っているように見えます。
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コメント
いいっすね!=3
001 [10.18 18:16]。@Enb:もう亡くなったけれど若年性アルツハイマーになった親の介護してたから、こういうのが出てくるのは良い時代だなと思うと同時にまだ難しそうだなとも思える内容だね。 ↑
002 [10.18 22:09]ななしさそ★62:そりゃ、びみょーなアミノ酸配列のアヤで一度結晶化したら簡単に分解しない、蓄積する、それが脳の神経細胞上で起きると神経伝達が阻害される、なんつーかな代物相手ですし。一部の配列に穏やかに反応する抗体があるなら、mRNAワクチンの目も出て来るのでしょうけどね。細胞にはりついた物質でも抗体が反応したらそれを除去する働く細胞のおかげで可能性が出る、それだけでも相当な進歩かと。 ↑
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