脳にはリチウムが含まれており、含有量の減少がアルツハイマーを進行させる可能性があるとの研究結果。オロチン酸リチウムの投与で治療効果もマウスで確認
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2025.12.09

アルツハイマーで死んだ人の脳の金属量を測定したところリチウム量は共通して減少していたそうです。

リチウムは脳内の掃除屋として働く免疫細胞に必要ですが、脳内のリチウム濃度が減少することによりこれらの免疫細胞の働きが弱り悪循環としてアルツハイマー病の原因物質として知られるアミロイドβが蓄積していくのではないかとのこと。

まあ、アミロイドβはリチウムを吸着する働きがあり、これが相乗的に作用して脳内のリチウム濃度を下げているかもしれないそうです。

研究者らはマウスにオロチン酸リチウムを投与することでアルツハイマー病賞状の改善が見られることも確認しています。

人間の躁うつ病の治療などに「炭酸リチウム」が使われており、この炭酸リチウムがどの程度効果があるのかは不明ですが、理屈の上ではオロチン酸リチウムの方が効果が強いと予想されるそうです。

余談ですが、古くから水道水のリチウム濃度が低い地域では自殺が多いというデータが報告されているらしい。

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 Keyword:うつ/2



コメント

いいっすね!=3
001 [12/09 16:22]mt:「リチウム 食材」でgglと小魚(特にイワシの頭部)も出てきます。なるほど〜「鰯の頭も信心から」ですねぇ笑

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