ポテトチップスなどの脂質を含む食事が止められない理由はマリファナの使用と同じ理由
カテゴリー:ダイエット・メタボリックシンドローム(記事数:88)

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2011.09.07

ポテトチップスなどの脂質を含む食事が止められない理由はマリファナの使用と同じ理由

ポテトチップスなどの脂肪分が多い食べ物をついつい食べ過ぎてしまった経験はありませんか?。今回、このメカニズムを明らかにする研究が発表されました。発表したのはカリフォルニア大学の研究者ら。

Endocannabinoid signal in the gut controls dietary fat intake(腸管の末梢のカンナビノイド信号が脂質の摂取をコントロールする). Proc Natl Acad Sci U S A. 2011. PMID:21730161

 研究者らによるとポテトチップスなどの脂質を食べると腸でマリファナ(大麻)と同じ作用を持つカンナビノイドと呼ばれる物質が作られるそうです。カンナビノイドもマリファナと同じ作用を持ち人体に恍惚感を感じさせ、もっと脂質を食べたくなると予想されます。これは今のように食生活が豊かになる以前、カロリーの豊富な脂質を多く摂取出来るように人体に備わっていた機能のなごりだと予想されます。

また、面白いことに、腸でカンナビノイドが作られるのは、脂質が口に入ってすぐ始まることが分かりました。脂質が腸に到達しても無いのにどのような仕組みなのでしょうか。

 研究者らは、これらの発見をラットを使って解明しています。実験ではラットの胃袋を縛り食べたものが腸に行かないようにして脂質、タンパク質、糖質等を食べさせる実験を行いました。すると脂質を食べさせた時のみ、腸管でカンナビノイドが作られました。仕組みを解析すると、舌に脂質を認識する仕組みがあり、神経系を通じて腸管に命令を出し、そこでカンナビノイドが作られ始めるようです。そして、ここで作られたカンナビノイドが脳を刺激し恍惚感を感じさせ、もっと食事をするように促されます。

 元気を出したい時は、肥満にならない程度の少量の脂質を口に含むと良いかもしれません。ひとかけらのチョコレートなど効果的でしょう。ただし恍惚感に影響されて2つ目、3つ目と食べると肥満につながってしまうので注意です。

※体内で作り出されるカンナビノイドは2-AGとAnandamideの2種類。脂質を食べることにより腸管の血中濃度が2倍程度(それぞれ20→40nmol/g、10→20 pmol/gになっているようだ)

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