↑B
2012.01.01
女性は低い声の男性に最も影響を受けやすく、言った事も記憶に残りやすい。
すべての物事には必ず合理性のある理由があるはずだと考える人達は、人間に関するあらゆる事は生存や生殖に有利に出来ているはずだと考えている。例えば、「脳の働きが活性化する条件」があるなら、その条件があることで生存や生殖が有利になるはずだ。といった具合である。今回、カナダのMcMaster大学とイギリスのAberdeen大学の研究者らは女性がどのような声に影響されやすいかを研究し、この考えが正しいかもしれないと思えるような研究結果を報告している。
研究者らはまず、45人の女性ボランティア(平均年齢21.3歳、18?38才)を雇い「見せられた絵をどのぐらい覚えているか」という実験を行った。実験の概要を下に図で示すが、この実験では絵を見せると同時に様々な種類の声で見ているものの名前をアナウンスし、どのような声でアナウンスされた時によく記憶されるかを比較している。
比較した声(音声は一人の人の声をコンピューターを使って音程を上げたり下げたりして作成した)
それぞれの女性に繰り返し実験を行ってもらい、結果の平均値を比べると同じ高さの声の男性の声と女性の声では差は無かったが、低い声の男性の声でアナウンスされた場合、高い声の男性の声よりも記憶に残りやすい事が分かった。(1)男性の高い声 (2)男性の低い声 (3)女性の高い声 (4)女性の低い声
第2の実験では、実験1に参加していないボランティアの女性を新たに46名雇い同様の実験を行った。今回は同じ人に高い声や低い声を出してもらい実験を行ったが、第1の実験と同様に、男性が低い声でアナウンスした時に最も記憶に残りやすい結果となった。
これらの実験結果は、女性の脳は男性の低い声で語られた情報を重要な事だと認識する傾向があることを証明していると言える。女性を口説く時は低めの声でささやくのが良いかもしれない。
Category:#性・生殖・出産
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