血液中のDHAやEPA量が低い高齢者は脳の縮小化が大きい
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2012.02.29

血液中のDHAやEPA量が低い高齢者は脳の縮小化が大きい

 この研究を発表したのはカリフォルニア大学デービス校の研究者ら。これまでの研究で、DHAEPAなどが多く含まれる食品を多く食べることで認知症になるリスクを減らすことが出来ると報告されている。今回、血液中のDHAやEPAの量が少ない高齢者は脳の大きさ自体が小さいことが報告された。

研究者らは1575人の老人を調べた(男性721名、女性854名、平均年齢67歳)。全員の血液中(赤血球中)のDHA濃度とEPA濃度を測定し、またMRIで脳の体積を測定した。1575人を血液中のDHA濃度が高い順に並べ、年齢や性別、受けた教育のレベル、日々の運動の有無や肥満度なども考慮に入れて比較したところ、血液中のDHA量が低い方25%の人は脳全体の体積や、大脳の白質の体積が少ないことが分かった。

 人間の脳は高齢になると徐々に小さくなっていくが、この縮小化は血液中のDHA量やEPA量を高く保つような生活を行うことで防げる可能性を示していると言える。研究者らによると血液中のDHA量を多く保つことで2歳分若い脳の体積を維持出来ると計算出来るようだ。

DHAやEPAなどは魚に多く含まれる油成分である。油全体の分類ではオメガ3油という分類の不飽和脂肪酸である。日々の食物に含まれる油には3種類あり、現代の生活ではオメガ6油を取りすぎており、またオメガ3油の摂取量を増やすことで健康に過ごせると言われている。

★油の分類

★不飽和脂肪酸の分類
含まれている食品
オメガ3油しそ油、亜麻仁油、魚の脂
オメガ6油なたね油、ごま油
オメガ9油オリーブオイル

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