左右の腕で測定する最大血圧の差が大きい人ほど心臓の病気を起こしやすい。10mmHg以上違う人は注意
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2014.11.14

左右の腕で測定する最大血圧の差が大きい人ほど心臓の病気を起こしやすい。10mmHg以上違う人は注意
The systolic blood pressure difference between arms and cardiovascular disease

この報告をしたのはアメリカ・マサチューセッツ州の研究者Weinberg Iら。研究者らは40歳以上の3390人の患者の両方の腕の血圧を測定しました。左右の最大血圧の平均的な差は4.6mmHgでしたが10mmHg以上の差がある人も317人含まれていました。

 その後、13年間患者を追跡調査したところ、598人に心臓の病気が起こり、そのうち83人は左右の血圧が10mmHg以上差があったそうです。これらの結果は左右の血圧が10mmHg以上異なる人は7人に1人が心臓病を起こすが、差の無い人は12人に1人しか心臓病を起こしていないことなります。

 そこまで大きな差ではありませんが、左右の血圧の差が大きいことは血管循環になんらかの偏り、滞りがある結果であると考えられ、その結果、左右の血圧が異なる人に高い心臓病リスクが見られると考えられます。

 血圧を測定する場合は普通は片方の腕のみ測定しますが、機会があれば両腕を計ってみると良いかもしれません。

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コメント

いいっすね!
001 [11.14 18:56]とうりすがり:そういえば、漢方のお医者さんは両手の脈をとっていたな
002 [11.14 22:45]@InfoWeb:血栓の可能性を見つけられるからかな。
003 [11.15 12:35]...@OCN:以前にNHKの「ためしてガッテン(2013年01月09日放送)」で「“血圧の左右差”に注目することで重大な血管障害を発見できることにもつながるんです」って話、出てましたよ。左右の血圧に差がある場合、心臓だけじゃなくいろいろ問題があると考えるべきでしょうね。

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