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2014.12.16
愛媛大が植物工場を使い健康に良いn-3オイルを含む高価な亜麻仁油(あまにゆ)の生産コストを20分の1に
愛媛大が魚の油やDHA、EPAなどに代表される健康に良いα-3不飽和脂肪酸を豊富に含む亜麻仁(あまに)油の元となる植物「アマニ」の栽培コストを20分の1にする技術を開発しました。
冷えても固まらない油は「不飽和脂肪酸」と呼ばれ下記の3種類に分けられます。n-3油 αリノレン酸(亜麻仁油、しそ油)、魚の油、DHA、EPA n-6油 リノール酸(なたね油、ごま油) n-9油 オレイン酸(オリーブ油)
油は人間の全ての細胞を覆う細胞膜の材料などとして重要であり、上記3種類をまんべんなく摂取することが好ましいですが、現代生活ではn-6油の摂取量が圧倒的に多く、n-3油を努めて多く摂取することが健康に良いと考えられています。しかしながらn-3油は多くの植物にはほとんど含まれていません。
アマニは通常の栽培では1度栽培すると6〜7年栽培出来ないといった激しい連作障害を起こす作物だそうで、亜麻仁油は非常に高い値段で販売されています。愛媛大はLEDなどを使わず自然の太陽光を使う植物工場方式で、連作障害や、雨期の生育の低下を回避し種植えから収穫まで3ヶ月で完了させることに成功したそうです。これにより年間3〜4回収穫出来るとのこと。
スーパーで亜麻仁油が安く手に入り、亜麻仁油で揚げ物とか作れる時代が来るかもしれません。
紅花食品 亜麻仁一番搾り 170g(amazon)
アマニ油 186g(amazon)
Category:食物
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