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2015.02.19
放射線被爆の影響を大幅に緩和する薬物「DBIBB」が発見される。マウス実験で20%生存→93%生存
テネシー大学の研究者による研究です。人工的に強力な放射線を照射したねずみに3日後にDBIBBを投与したところ、93%(15匹中14匹)のねずみが生き残りましたが、DBIBBを与えなかったねずみは20%(15匹中2匹)しか生き残りませんでした。
細かい解析をすると、この物質を投与することで放射線被爆による消化管障害を緩和し、再生を促していました。また、ヒトの血液を作り出す細胞の保護効果も確認されました。
DBIBBは「ブチルスルファモイル安息香酸」に似た物質でLPAレセプター2(LPA2)というGPCR特異的に作用する物質です。この物質は細胞膜上のレセプターを介して細胞内シグナルを制御し、DNA修復の促進、アポトーシス(細胞の自殺)の抑制、細胞増殖の促進などの作用を通じて、高い線量の放射線に対する保護効果を示します。
研究者はテロや原発事故が起きた時にむけてこの物質を備蓄することで被害が減らせると考えています。また、宇宙放射線による被爆が心配される火星への旅などにも応用できるかもしれないと語っています。
Category:未分類
Keyword:放射線/12
コメント
いいっすね!=7
001 [02.19 21:19]j:すげぇ 強力に効く薬は副作用が怖いけど大丈夫かなぁ まぁ死ぬよりはましか ↑(2)
002 [02.19 21:41]せやな@OCN:これを飲まないと死ぬ!って状況で飲むんだろうから、副作用がどうこういってらんないだろうな。 ↑(2)
003 [02.20 12:37]ほう:この薬は細胞のがん化も促進しそうだから、使うのは高線量の放射線を浴びたときに一時的に使用する薬だろうね ↑
004 [02.20 13:12]ふぇちゅいん(借金生活) TW★53:>>003 お、プロだねw ↑(1)
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