遺伝子組換した腸内細菌入りの水を1回飲ませるだけで長期間にわたり肥満を予防する実験にマウスで成功
カテゴリー:ダイエット・メタボリックシンドローム(記事数:82)

↑B

2015.03.25

遺伝子組換した腸内細菌入りの水を1回飲ませるだけで長期間にわたり肥満を予防する実験にマウスで成功
Special microbes make anti-obesity molecule in the gut

 肥満は先進国で社会問題となっていますが、よく効くダイエット薬は今のところ存在しません。複数の製薬会社が肥満予防薬を開発中ではありますが、いずれも毎日飲むタイプの薬だったり注射が必要だったりと、無事発売されたとしても費用や服用の手間の問題があると予想されます。

 今回、アメリカのVanderbilt大学のSean Devies博士が遺伝子組換した腸内細菌を腸内に住み着かせることで長期間にわたり肥満を予防するマウスを使った実験に成功し発表しています。この方法のメリットの一つは低コストで効果を長時間維持出来ることです。

 研究者は元々腸内にいる大腸菌「E. coli Nissle 1917 (EcN) 」にpNAPE-EcN(NAPE acyltransferase)という遺伝子を組み込みました。この遺伝子は小腸の中でNAPEs(N-acyl-phosphatidylethanolamines)を大量に作り出します。

 NAPEsは小腸内でさらにNAEs(N-acyl-ethanolamines)に変化しますが、NAEsは食欲を抑制する作用が知られています。この細菌を1回飲ませただけで、高脂肪食を食べさせたマウスは、細菌を飲ませていないマウスに比べ8週間後の体重増加が15%抑えられたそうです。マウスのうんこの中に少なくとも4週間は遺伝子組換細菌が見つかるので腸内で繁殖し、抗肥満作用のある物質を持続的に作り出していると思われます。

 今回、大腸菌を遺伝子組換を行ってはいますが、大腸菌は元々腸内にいるものですし、腸内では量は少ないですが元々NAPEsもNAEsも存在します。すなわち、この治療方法では元々腸内に存在しない物質は何も生じておらず量が変わっているだけのため安全性は高そうです。

 今回は12週間までしか効果を確認していませんが、研究者は1回の投与で半年〜1年間作用を持続させることも目標にしているそうです。

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム




コメント

いいっすね!=4
001 [03.25 12:06]のの@Au:これは実用化できるといいね〜 経口投与なら別に持続期間短くてもいじゃない (1)
002 [03.25 13:25]つまり@OCN:ビフィズス菌とかと同じように摂取するってことか (1)
003 [03.25 17:05]匿名希望@InfoWeb:胃酸教を信仰してる医師は涙目だな。(そもそも、医師が言うほど胃酸が仕事してたら、食中毒なんて起きないけどな)
004 [03.25 21:09]@InfoWeb:下痢を引き起こして激痩せするという話しではなかったか…。
005 [03.26 08:12]ピッチ:肥満防止は、「食べる量を減らす」だけなんですけどね。
006 [03.27 07:39]:サナダムシダイエットを思い出した。
007 [03.27 08:22]びっち:食わなきゃ痩せる。そもそも薬なんていらんだろ。完結

名前 コメント(※改行は省略されます)

※3回以上の連続書き込み不可
この記事のアクセス数: ↑B
[RSS]


■■ このカテゴリーのその他の記事■■

■■他サイトの関連記事(自動)■■
腸内細菌


■■ 最近アクセス数の多い記事 ■■

すべて見る