へその緒を出産後3分遅らせて切る「遅延臍帯(ちえんさいたい)クランプ」で男の子の人格的社会的評価、運動能力が高まるとの研究結果
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2015.06.19

へその緒を出産後3分遅らせて切る「遅延臍帯(ちえんさいたい)クランプ」で男の子の人格的社会的評価、運動能力が高まるとの研究結果

 へその緒を出産後3分遅らせて切る「遅延臍帯(ちえんさいたい)クランプ(Delayed Cord Clamping)」に関するスウェーデンの大学の研究者による研究報告です。へその緒を遅らせて切ることは4〜6ヶ月頃の赤ちゃんの鉄分不足を抑制することが知られています。鉄分不足は脳神経の発達に悪影響があるのですが、こういった遅延臍帯の効果が、赤ちゃんに長期間影響するかどうかは分かっていませんでした。

 今回、研究者らは2008年〜2010年に産まれた382人の赤ちゃんを4年間にわたり追跡調査したそうです。その結果、IQに影響はありませんでしたが、男の子を中心に人格の社会評価と、運動能力に影響が見られたそうです。

 日本のような先進国では管理の行き届いた病院ほど速やかに切られていたかもしれません。この報告を行った研究者はどれぐらいのタイミングでへその緒を切るのが良いのか、時間の最適化をするのが好ましいと言っています。

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