母乳を出すかどうかのスイッチシステム(AURKAとPLK-1)が解明される。
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2017.10.27

母乳を出すかどうかのスイッチシステム(AURKAとPLK-1)が解明される。

 乳腺は思春期や出産後にダイナミックな変化をするなど生物学における器官形成研究において非常に興味深い臓器です。今回、研究者は共焦点レーザー顕微鏡を用いてこの変化を観察し、膨大な数の細胞が1核細胞から2核細胞に変化することを発見しました。

 詳しく分析していくと、乳腺細胞は妊娠最終段階でサイトカインの不足により生じ巨大化、次にAURKA(Aurora kinase-A)とPLK-1(Polo-like kinase-1)という2つのサイトカインの作用により乳腺刺激性のスイッチが入り2核細胞が作られ、これにより母乳が作られるようです。

 これまでにもAURKA、PLK-1はそれぞれサイトカインを増やすなどの機能が知られていましたが、この2つが同時に発現増加することが母乳を出させるキーポイントのようです。授乳を中断するとこれらの発現は速やかに停止し母乳製造は中止され、2核の細胞も消失します。

 母乳の出が悪いママさんもおり、この解明されたメカニズムを使って母乳を出させる薬が作れる可能性が出てきましたが、AURKAは遺伝子操作により発現を強制的に増やすと癌が増えることが報告されており安全性を十分に確認することが必要かもしれません。

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