偏頭痛患者が光を嫌がるのは当然だった。視神経は感情を司る部位に直接つながり感情を左右しうる。
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2017.09.28

偏頭痛患者が光を嫌がるのは当然だった。視神経は感情を司る部位に直接つながり感情を左右しうる。

 偏頭痛患者(Migraineurs)は光を嫌がりますが、これは気分的な問題では無いようです。今回、研究者はラットを用いた研究で、目の網膜ガングリオン細胞の軸索が視床下部神経に伸び収束していることを発見しました。この部位は交感神経と副交感神経の制御に繋がる、各種ホルモン(ドーパミン、ヒスタミン、オレキシン、メラトニン関連ホルモン、オキシトシン、パソプレシンを制御しています)。

 光により直接これらのホルモン制御が起こり、偏頭痛を感じている間の負の感情を増大させていると考えられます。

 通常、人間は光を浴びるとポジティブな気持ちになるものですが、こういった仕組みも「精神的なもの」というよりは目から伸びる神経経路によりかなり直接的な作用だと言えます。

Category:#精神活動 #高次脳機能




コメント

いいっすね!=8
001 [09.29 06:58]のり:私も小学生の頃からの偏頭痛持ちです、興味深い内容でした。最近はいい偏頭痛薬があるので助かってます。 (1)

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