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2017.08.18
アレルギー・自己免疫疾患緩和用に寄生虫サプリメントが開発され、ドイツで販売して良いかどうか当局の審査中
綺麗すぎる環境により通常存在するはずの適度の免疫刺激を無いことが、アレルギー、自己免疫疾患の原因の1つだとする「衛生仮説(The Hygiene Hypothesis)」として知られる考え方があります。似たような話で寄生虫に感染している人はアレルギー・自己免疫疾患になりにくいのと研究結果があり、このメカニズムを利用した治療を目的にタイのTanawisa Companyが人間には害の無いと言われている豚の寄生虫(鞭虫)Trichuris suisのタマゴ(TSO)を含むサプリメントを開発し、ドイツで販売承認を得ようとしています。
NEWSWEEKの記事によると既に世界では6000〜7000人がこの薬を個人輸入して利用しているとのこと。効果に関してはかなり賛否両論ありますが、アレルギーなどの他に、クローン病や多発性硬化症などの免疫関連疾患への効果も報告されているようです。
腸内細菌を薬にするという試みは研究段階ではかなり成功していて、一般販売が拡大していくと言われています。腸内細菌も寄生虫も害が無いなら同じかもしれません。
同社では通信販売もしているようです。500匹の鞭虫が含まれたボトルが125ドル(14000円ぐらい)とのこと。
効果に関しては今年に関して報告が多数出ています。
Category:#サプリメント
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