↑B
2019.04.09
老化してもケガをしてもツルツルの肌までもう少し?生体内リプログラミングで皮膚を綺麗に直せる4遺伝子(DGTM)の決定研究
図出典:In vivo reprogramming of wound-resident cells generates skin epithelial tissue,Naturevolume 561, pages243?247 (2018)
キズを負った皮膚は通常元通りにはなりませんが(特に老化すると)、研究者らは皮膚細胞に再生を促すような遺伝子の再プログラミングをほどこせば元に戻るはず!と総当たりで色々調べて4つの遺伝子(DGTM=dnp63a、grhl2、tfap2a、myc)を導入すると皮膚が綺麗に治ることを報告しています。
iPS細胞の最初の確立はOct4、Sox2、Klf4、c-Mycの4因子を生体外に取り出した細胞に導入して再プログラミングしてますが、これは細胞を取り出さずにin vivo(生体内)で再プログラミングする手法です。
実用化するためには、iPS細胞でも問題になった癌化の頻度を出来るだけ低減する検討が必要かと思いますが、金を払えば「ババアでも真のツヤツヤの赤ちゃん肌」実現まで秒読み段階にきているのは確かかと
子供の頃はたいていの傷は綺麗に治りますが、子供の頃の皮膚はこのような再生機構がうまく働いているが、大人になると働くなるってことなんでしょうか?
研究者らはこの最適4遺伝子の組み合わせを見出すために様々な組み合わせを実際にテストしています。↓
図出典:In vivo reprogramming of wound-resident cells generates skin epithelial tissue,Naturevolume 561, pages243?247 (2018)
Category:皮膚
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