新型コロナウイルスの「持続感染者」の体内は早いスピードでウイルス変異が進んでおり、変異株誕生の温床になりうる
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2021.09.21

新型コロナウイルスの「持続感染者」の体内は早いスピードでウイルス変異が進んでおり、変異株誕生の温床になりうる

ウイルス変異株はどこから来るのか?それは持続感染を起こした患者の体内からかもしれないという報告です。

ハーバード・メディカルスクールの研究者らによる報告。新型コロナウイルスに複数回感染する再感染者や、持続的に感染する持続感染者の存在が報告されています。これらの患者の体内でウイルスにどうような変化が起きているのかを調査しています。

調査対象は20人の再感染者と9人の持続感染者。

再感染者では1回目の感染時と比較し、再感染したウイルスは平均(中央値)で17.5個のアミノ酸変異が見られました。変異は主にORF8とN遺伝子に入っていましたが、この頻度は、世の中で進む遺伝子の変異速度と大きな変化はありませんでした。

一方で、持続感染者では状況は違うようです。上のグラフでは持続感染を起こした患者のサンプルから繰り返しウイルスを抽出して遺伝子配列を調べたものですが、患者体内で早いスピードでウイルスの遺伝子変化が進んでいることが分かりました。持続感染は免疫抑制状態の患者でよく見られますが、ウイルス変異株の発生に関与していると言えます。

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