AGEsを多く含む飲料を大量に摂取すると体内にAGEsが蓄積する
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2007.05.28

AGEsを多く含む飲料を大量に摂取すると体内にAGEsが蓄積する

第50回日本糖尿病学会で発表。発表者は北陸大学の竹内正義、久留米大学の山岸昌一ら

AGEsを多く含む飲料をラットに経口投与したところ、肝臓と腎臓でRAGEやVEGFの発現量が増加した。また血液中のAGEs量の変化は検出出来なかったが、投与したラットの肝臓でAGEsが蓄積しているのが確認された。
AGEsを除去する働きが知られる薬物クレメジンを投与したラットではAGEsの量が減少した。

これらの結果は糖尿病等の生活習慣病の原因と言われるAGEsの蓄積が食物由来のAGEsで起こることを示している。

食品中のAGEsは消化吸収されないと昔は考えられていたが、現在では10%程度吸収されることが報告されている。食品中に含まれるAGEsの量は下記の論文で多く報告されている。

ファーストフードに非常に多く、高温で焼いたり、油でフライにすることにより作り出されることが知られています。

参考:
体に残された、もう一つのA1C(糖尿病ソリューション)

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糖尿病
AGEs
:Advanced Glycation Endproducts(糖化最終産物)
糖(グルコース)はタンパク質や様々な物と結びついてメイラード反応という変化を起こし茶色でなかなか分解されないAGEという物質を作り出す。この反応はパンが焼ける反応などで知られ、食品業界では美味しさを作り出す反応として知られているのだが、体内ではまったく違い恐ろしい物質として知られている。

加齢に伴い血液中の糖は体内の様々なタンパク質と結びつきAGEを作り出すが、AGEは分解されにくく、またRAGE(AGEレセプター)という細胞の仕組みを介して細胞に様々な悪影響を及ぼす。糖尿病では血液中の糖分が多い状態(高血糖)になるため、通常は加齢に伴い起こるAGEの蓄積が早いスピードで進み、腎臓、脳、心臓、目などに様々な疾病を引き起こす。


AGEsを解説したページ(脂質と血栓の科学)


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