↑B
2007.05.18
自然な状態で普通の表皮細胞から毛包が出来ることを確認、調べれば初毛剤も開発出来る?
アメリカペンシルベニア大学の研究者らは、マウスを使った実験で背中の皮膚を切り取り傷が治る様子を観察し、傷が直る過程で普通の皮膚細胞から毛を生やすための毛包が作られることを確認した。この現象は50年以上も前から報告されていたが、あまり重視されず新しく毛を生やすための毛包は作られないという考え方が一般的であった。
毛を人工的に生やすメカニズムまではまだ分かっていないが、Wntシグナルを阻害すると毛包が出来なくなり、Wntシグナルを増強すると出来る毛包の数が増えることは分かったそうです。
完全は発毛テクノロジーを開発するための重要な発表なのかもしれません。
Category:#毛髪・毛、育毛
Keyword:Wntシグナル/2
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Wntシグナル
Wntは細胞極性に関わるタンパクでガンや発生段階など様々な研究分野で登場する。
当初はショウジョウバエで研究されており、Wntが壊れるとハエが無くなることで有名だそうだ。
いくつか種類が知られ、Wntとその受容体frizzledの組み合わせで3種類のどれかの細胞内経路が活性化する。
Wntシグナルの関する日本語総説一覧
Wntシグナル経路マップ(エーザイHP)
wikipedia
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