↑B
2007.06.18
脾臓(spleen)と肝細胞で腹腔内に補助肝臓を作ることが出来る
研究者らは、摘出した脾臓に細胞の足場となるゲルとともに肝細胞を入れ腹腔内に肝臓に接着させ移植することで脾臓が補助肝臓として働くことを発見した。
肝細胞を含んだ脾臓は移植後、数日で肝臓から血流が通うようになり脾臓内の肝細胞は肝臓としての機能を維持し、アルブミンの産生や、解毒作用を果たしていることが確認された。
肝細胞は移植すると肝臓としての機能を果たすことが以前より報告されているが、身体に必要な機能を果たさせるためには大量の肝細胞を移植しなければならず移植場所が無いことが問題であった。この移植方法は、大量の肝細胞を移植することが出来る。移植に用いる脾臓をどのように調達するかなど問題もあるが、接着させるだけで、血管を縫合させる必要が無いなど非常に興味深い方法である。
Category:肝臓の治療・再生
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