来年(2014年)ぐらいから患者が恩恵を受けられそうな医学における新薬・新技術10 (カテゴリー:未分類(記事数:97))


2013/11/14

来年(2014年)ぐらいから患者が恩恵を受けられそうな医学における新薬・新技術10

クリーブランド・クリニックが2013年度イノベーションサミットで発表しています。
★1.人工網膜
 20年にわたり200万ドルを費やして開発されたSecond Sight社の人工網膜デバイス「Argus II」がついにFDAの承認を得て販売開始されます。「Argus II」は網膜色素変性症で目が見えなくなった患者(アメリカだけで10万人いる)にチップを埋め込み、使えなくなった自身の網膜に変わって脳に映像を伝えます。見えると言っても現段階では60画素ほどのようです。この手のデバイスは他の会社も開発しており、少なくとも他に5つの団体が似たようなシステムを開発中だそうです。

★2.ゲノム情報を用いた固形癌の診断
 「ガン」は制御を外れて増殖が無秩序に行ってしまう病気の総称で、人それぞれ異なる治療方法が必要です。現在存在するガンの治療薬が一部の人にのみ効果があるのはそのためです。近年、切除したガンの一部を用いて、発生しているガン組織部分の遺伝子を調べ、発生しているガン細胞の種類にあった治療方法を選ぶ治療が進みつつあります。

★3.難治性のてんかん治療のための神経刺激装置
 「てんかん」症状を持つ人はアメリカだけで200万人いると言われています。てんかんの発作が始まるメカニズムは解明されており、てんかん発作の予兆を完治し、電気刺激で発作の開始を起こさなくする電子デバイスの開発が進んでいます。この装置により患者の3分の1は発作を起こさなくなることが期待されています。

★4.C型肝炎の経口ウイルス薬
 FDAが近々認可を出すSofosbuvirは新世代のC型肝炎治療薬です。これまでの薬と異なり長期間服用しても効果が持続し、また飲み薬であるため患者のQOLが大きく向上することが期待されています。

★5.コンピューターによる麻酔管理システム
 麻酔は危険性をはらんだ技術です。麻酔の効きすぎは心肺停止を起こし生命の危険があるため、手術などで麻酔が必要な時は麻酔の専門医が立ち合い経験に沿った手作業で麻酔の効き具合をコントロールする必要がありました。近年、これらの麻酔のコントロールを行う機械が開発され、医療環境の改善が期待されています。

★6.腸内細菌の移植
下記参照
★7.急性心臓病のためのRelaxin
 最近開発が進んでいる薬「seralaxin」は新しいメカニズムの心臓ポンプ能力向上剤です。この薬は女性の体内で出産時に分泌され心臓のポンプ機能を強化する役割をしているrelaxin-2を模倣して作られた薬です。

★8.コンピューターによる鎮静状態管理システム
 内視鏡手術などの時には穏やかな鎮静薬が投与されますが、この鎮静状態の制御は難しく費用がかかります。この制御を行ってくれる装置が開発されつつあります。

★9.TMAOアッセイ
 TMAO(trimethylamine N-oxide)は、主に腸内で腸内細菌がタンパク質を分解したシグナルを後に肝臓で作られるサイトカインです。近年の研究で血液中のTMAO量が心臓の状態を知る良い指標になることが分かってきており、診断方法として開発されつつあります。この診断により心臓疾患の危険性を早い段階で知る事が出来るようになると考えられます。

★10.B細胞レセプター経路の阻害剤
ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤「Ibrutinib」は現在開発中の白血病、リンパ腫治療薬です。効率良く悪性の免疫細胞のみを殺す作用が期待されています。使いやすい飲み薬である点も期待されている理由の一つです。近日使用できるようになる予定です。

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