生体内で狙った遺伝子のみを編集出来ると思われていたCRISPR/Cas9システム、ゲノムのあちこちに狙っていない遺伝子変異を起こしていることが発覚
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2017.05.31

生体内で狙った遺伝子のみを編集出来ると思われていたCRISPR/Cas9システム、ゲノムのあちこちに狙っていない遺伝子変異を起こしていることが発覚

スタンフォード大学の研究者らの報告です。マウスを用いて「盲目になる原因遺伝子」をCRISPR/Cas9ゲノム編集システムで編集するという動物実験において、治療が行われたマウスの目的以外の部分も含め、ゲノムを全て調べたところ、目的とする遺伝子がきちんと編集されているのに加えて、1500以上の1塩基変異が生じており、100以上のゲノム配列が塊でゴソっと削除されていたり、挿入されているのを発見したそうです。

 これまで目的以外の部分には問題が無いと信じ、全ゲノム解析を行うようなことはしていなかったため、発覚していなかったようです。

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コメント

いいっすね!=437
001 [05.31 20:47]ななしさそ★40:ゲノム編集もそこまでお気楽なバラ色じゃなかった?なのか、わりとさっくりエラーを無くすことが出来るのか果てさて。とりあえず予想外遺伝子の挿入を認めてくれるほど、育種の世界はゆるくは無いです。 (80)
002 [05.31 22:48]ふぇちゅいんさんふぁん(ゆるりゆラリー)★69:NHKのサイエンスゼロで夢のテクノロジーみたいに紹介されてたけど、全然ちゃうじゃん。 (91)
003 [05.31 23:07]@Dion:そんな検証当然してるものだと思ってたわ。いい加減すぎるだろ。 (59)
004 [06.01 09:39]hoge:人が死ぬ前にちゃんと気付けて良かったねえ?。 (52)
005 [06.04 01:17]通りすがり@Au:最先端科学もいい加減なモンだなぁ。。。 (62)

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