陣痛促進剤(プロスタグランジンF2α)が老化マウスの衰えた脳の老廃物除去機能を回復されることが判明
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2024.08.23

陣痛促進剤(プロスタグランジンF2α)が老化マウスの衰えた脳の老廃物除去機能を回復されることが判明

脳内の液体を排泄する髄膜リンパ管(Cervical lymphatic vessels (cLVs) )は加齢に伴いその機能が衰えていき、老化したマウスでは若いマウスから63%もこの排泄機能の流れが悪くなっているそうです。この機能を陣痛促進剤や人工妊娠中絶薬として使われるプロスタグランジンF2αが老化マウスの脳脊髄液の流れを若いマウスと同程度まで回復させたそうです。

プロスタグランジンF2αは平滑筋の収縮を促進しますが、脳液を排泄させる髄膜リンパ管も平滑筋で出来ているそうです。また、このホルモンは女性の体内では月経を誘発させるために月1回子宮から分泌されているそうです。

髄膜リンパ管の流れが悪くなることはアルツハイマー病やパーキンソン病などの発症と関連していると考えられており、研究者はこの仕組みを使った治療が出来ないかと考えています。

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