mRNA薬の仕組みを使い(ワクチンではない)I形インターフェロン反応を疑似的に起こすことで細胞をあらゆる感染症にかからなくすることに成功
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2025.08.18

mRNA薬の仕組みを使い(ワクチンではない)I形インターフェロン反応を疑似的に起こすことで細胞をあらゆる感染症にかからなくすることに成功

何かの感染症にかかっている間は他の感染症にはかからないという現象をご存じでしょうか?これは感染症にかかっている間に体内で「I型インターフェロン反応」が起こることによって生じます。

この防御反応に関わる制御因子の1つにISG15(I型インターフェロン刺激遺伝子15)が知られます。先天的にこのISG15を持たない細胞は弱いレベルのI型インターフェロン反応が持続的に起こるため常にあらゆる感染症にかからない特徴があります。

今回、アメリカ・コロンビア大学の研究者らはのこのISG15に着目し、ISG15を持たない細胞の感染防御状態を再現出来るような10種類のISG関連制御因子を決定しました。この10種類の制御因子を発生させるmRNAで処理された細胞はプレート内の実験で様々な感染症に感染せずに済みます。

さらにこの仕組みを用いてハムスターを新型コロナウイルスの感染から防御することにも成功しています。

このメカニズムを用いればあらゆる感染症にかからなくする予防薬が作れるかもしれません。

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