癌治療薬として研究されている薬物「ABT263(Navitoclax)」は老化した血液細胞のみに自殺を誘導し、血液の状態を若返らせる事が出来る。
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2016.01.07

癌治療薬として研究されている薬物「ABT263(Navitoclax)」は老化した血液細胞のみに自殺を誘導し、血液の状態を若返らせる事が出来る。

 老化に伴い、血液中の「造血細胞(新しい血液を作り出す細胞)」が衰えます。これらの細胞は死んでしまえば新たな若い細胞が作られるメカニズムが人体にはあるのですが、実際は衰えたまま生き残り、若い細胞は作られません。この衰えた細胞がうまく役割を果たさないために人体のあちこちで老化現象が起きることが知られています。

 今回、研究者らは細胞の自殺プログラム「アポトーシス」にストップをかけている細胞内因子BCL-2とBCL-xLの働きを妨害する薬物「ABT263(Navitoclax)」を投与することにより、「衰えた血液細胞」にのみが自殺し、結果として血液の状態が若返ることを見出しました。

 この薬は老化防止薬や、放射線を浴びてしまった場合の治療薬として使える可能性があります。

 この研究を発表したのはアメリカ・ミネソタのMayoクリニックの研究者らです。ABT263(Navitoclax)は癌細胞を殺す薬として研究が進められている薬です。癌細胞も「おかしくなっているのにBCL-2やBCL-xLの働きにより自殺しなくなっている」という点で老化細胞と同じと言えます。

Category:#アンチエイジング・老化抑制技術




コメント

いいっすね!=148
001 [01.08 18:05]うぃ★52:で、生物の細胞分裂数は決まっているから、これによってカウントが早まって寿命が縮むってことは無いの? (48)
002 [01.10 22:54]ぽめ@Ucom:人間社会にも使えたらいいのになぁ…とか思ったり、思わなかったり。 (52)

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