ザクロに含まれる物質「エラジタンニン(ellagitannin)/エラグ酸」が線虫の寿命を延ばし、ねずみの筋肉機能を向上させる。この物質の医薬も開発中
カテゴリー:#アンチエイジング・老化抑制技術(記事数:91)

↑B

2017.03.24

ザクロに含まれる物質「エラジタンニン(ellagitannin)/エラグ酸」が線虫の寿命を延ばし、ねずみの筋肉機能を向上させる。この物質の医薬も開発中

ザクロに含まれる物質「エラジタンニン(ellagitannin)/エラグ酸」が腸内細菌により分解されウロリチンA(urolithin A)を作り、この物質が細胞内のミトコンドリアの分解と再構築(マイトファジー)を促進し、結果として原始的な動物である線虫の寿命を延ばし、またネズミの筋肉機能を向上させるそうです。

ネズミを使った実験では一晩に飼育ケージに入れた回転するオモチャの中で走る距離が0.5km→0.75kmと1.5倍に上昇しています。この実験では1日あたり50mg/kgのurolithin Aを与えています。ザクロに含まれるエラジタンニンの全てがウロリチンAに変換され吸収されるわけではありませんが、人間に換算すると1日あたり3g食べていることになります。

↓の報告を見るとブラックベリーに88μg/g、ザクロに17μg/g、イチゴに17μg/g含まれているとのこと。イチゴの場合1日に176キログラム食べればよい計算です。。。。。。ちょっと無理ですね(笑)

ウロリチンA(urolithin A)はスイスのAmazentis社によりアンチエイジングの薬として開発されているとのことですのでそちらに期待しましょう。

Category:#アンチエイジング・老化抑制技術




コメント

いいっすね!=6

名前 コメント(※改行は省略されます)

※3回以上の連続書き込み不可
この記事のアクセス数: ↑B
[RSS]


■■ このカテゴリーのその他の記事■■

■■他サイトの関連記事(自動)■■
筋肉
腸内細菌
ミトコンドリア


■■ 最近アクセス数の多い記事 ■■

すべて見る