さい帯血中に多く存在するタンパク質「TIMP2」は老化マウスに投与すると脳に移行して認知能力を回復させる (カテゴリー:アンチエイジング・老化抑制(記事数:75))


2017/04/20

さい帯血中に多く存在するタンパク質「TIMP2」は老化マウスに投与すると脳に移行して認知能力を回復させる

 アメリカ・スタンフォード医科大学のTony Wyss-Corayらのグループはこれまで若いマウスの血液に含まれる若返り因子の研究をしており、近年、同じ作用をする因子がさい帯血中にも含まれることを発見し分析を進めた結果、TIMP2(Tissue inhibitor of metalloproteinases 2/組織メタロプロテアーゼ阻害物質2)が若返り因子だと突き止めました。

 実験では老化したマウスに2日に一度50μg/kgのTIMP2タンパクを投与しています。すると穴から抜け出す方法を学習する試験において投与していないマウスよりも効率的に抜け出す方法を学んでおり、投与開始から2日目にはその効果が現れだし、4日目にはさらに学習効果が高まっていました(Fig4a)。血液中のTIMP2量は老齢になっても若い時の70%程度は残っているようですが、30%減ることにより認知能力が低下しているようです。

 将来、TIMP2が薬として開発され高齢者の認知能力を改善することが出来るかもしれません。

Category:アンチエイジング・老化抑制

 Keyword:さい帯血/3 臍帯/7 タンパク質/57



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