2008.06.13
カロリー制限により寿命が延びるが、運動により寿命が延びることは無い。この違いに関する原因はこれまで明らかでは無かった。
研究者らは今回、マウスとトレッドミルを持ちいて24週間の下記の実験を行った。
- (1)好きなだけ食事(ad libitum)
- (2)9%のカロリー制限
- (3)カロリー制限は行わないが、運動により体重を(2)と同じに維持
- (4)18%のカロリー制限
- (5)9%のカロリー制限+食事制限で体重を(4)と同じに維持
カロリー制限による寿命の延長が起こる時にはインスリンやIGF-1レベルの低下が起こる事が知られているが、運動とカロリー制限ではこれらのホルモンに与える影響が異なるようだ。
また、運動により組織のHSP(ヒートショックプロテイン)増加は見られたが、酸化ダメージの増加は確認されず、これが寿命延長を妨げているとは考えにくい。
- Effect of exercise and calorie restriction on biomarkers of aging in mice. Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol 294: R1618-R1627, 2008、PMID:18321952
Category:#アンチエイジング・老化抑制技術
Keyword:IGF-1/8
コメント
この記事のアクセス数:■■ このカテゴリーのその他の記事■■
■■他サイトの関連記事(自動)■■
インスリン
(insulin)
.wikipedia
IGF-1
■■ 最近アクセス数の多い記事 ■■