2014.12.24
- 急性骨髄性白血病(AML)の多くの患者に共通して見つかる遺伝子変異(DNMT3AとNPM1c)が明らかになった。これらをターゲットにした治療法、予防法の開発が期待出来る。
- 血管がどのように骨を成長させるかのメカニズムが明らかになった。
- T細胞やB細胞などの獲得免疫とは異なるメカニズムで自然免疫担当だと思われていた単球・マクロファージが免疫的に「訓練される」ことが明らかになった。この訓練はエピジェネティクスと転写制御が関わっている。
- 成体幹細胞がこれまで考えられていた以上の可塑性を持っていることが明らかになった。たとえば成体幹細胞からインスリンを分泌するβ細胞そっくりの細胞を作り出すことが可能だった。
- 多数の患者の遺伝子解析により統合失調症を発症しやすくなる遺伝子のパターンが明らかになった。それらは1つでは無く多数あり、それらの積み重ねで発症確立が上昇する。
- エイズ患者から細胞を摘出してHIVウイルスに耐性を持つように遺伝子改変をして体内に戻す実験が成功した。
- FGF1の投与で2型糖尿病が治療可能であることが報告された。
- 若いマウスと年老いたマウスの血管をつなげるだけで年老いたマウスの認知能力が回復することが確認された。これらはCrebシグナルの活性化が原因と見られた。一方別のグループの研究ではGDF11という若い脳に大量にあるタンパク質を投与することで、年老いたマウスの嗅覚を改善し、筋力を改善することが報告された。
- リンク(www.nature.com/nm/jo...)35イイネ 122 Tweet
- Vascular and Neurogenic Rejuvenation of the Aging Mouse Brain by Young Systemic Factors 3 Tweet
- Restoring Systemic GDF11 Levels Reverses Age-Related Dysfunction in Mouse Skeletal Muscle 9イイネ
Category:#エイジング関連まとめ
コメント
いいっすね!
001 [12.28 21:53]ななしさそ★30:成体幹細胞の話は、今後糖尿病を初めとする患者への福音になりそうですね。最終的に個人負担50万以下の治療法にして欲しいですわw ↑
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