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2004.04.01コリンを妊婦に多く摂取させると生まれてきた子供が賢くなる
2004.03.15頭を子どもの時のように柔軟にするたんぱく質発見
2003.09.01セージは記憶力を高めるそうです
1999.09.02記憶力増強マウスの誕生(wired)


2004.04.01

コリンを妊婦に多く摂取させると生まれてきた子供が賢くなる

妊娠したラットに6日間(E12〜E17)、コリンを多く食べさせた。そして生まれた子供が大人になった後その能力を調べると、短期記憶(working memory)、長期記憶(LTP)とも食べさせていない動物より優れていることが分かったそうです。
これまでにもコリンが老人性痴呆症や神経毒への耐性などに効果がある事は知られていましたが、妊娠時に食べさせることで子供に恒久的な作用が出ることが示されたのは初めてだそうだ。

ちなみに実験では通常時として1日に135mg/kgのコリンを摂取させたラットと、480mg/kgとコリンを多く食べさせたラットの比較を行っています。
ラットの体重はおよそ200gですから人間の体重を50kgとして換算すると1日6750mg→24000mgと増やす事になりますが、一般に人間は「1日500mg摂取しましょう」と言われていますのでラットとヒトで簡単に必要量を出すのは難しいですが、まあ必要量の3〜4倍で効果があると言うことでしょうか?
ちなみに卵1つで250mg、大豆30gで80mgのコリンが含まれているそうです。
ちなみにコリンは取りすぎると危険なのでこの文章を読んで真似しないように

また、ラットの短期記憶と長期記憶が優れている事は脳の神経細胞を取り出して電気信号の入出力により確認しています。この方法は確立されており信頼できる方法ですが、実際の行動などで優れている事を示す結果も欲しいですね


2004.03.15

頭を子どもの時のように柔軟にするたんぱく質発見

理化学研究所のヘンシュ貴雄さのグループはマウスを用いた実験で脳を子どもの時のように柔軟にして視覚能力を発達させるたんぱく質を発見した。
言及グループは脳の入出力に関わるアンテナタンパク20種類を調べたところGABAレセプターが子どもの頃の視覚能力が発達する時期の出現に関わっている事が分かった。

同様に言語能力の発達に関わるたんぱく質が見つかれば語学修得用の薬が開発出来るかもしれない。

Columnar Architecture Sculpted by GABA Circuits in Developing Cat Visual Cortex(Science 2004 303: 1678-1681)PMID:15017001
Specific GABAA Circuits for Visual Cortical Plasticity(Science 2004 303: 1681-1683)PMID:15017002

 Keyword:子ども/15


2003.09.01

セージは記憶力を高めるそうです

香りで気分的に集中できるのかと思ったら
セージの成分にはアセチルコリン分解酵素を阻害する働きがあるそうです

食い過ぎたら死にそうだな(^^;

1999.09.02

記憶力増強マウスの誕生(wired)(nikkei)(マウス行動測定の新世代標準)

遺伝子操作により知能が高い動物が初めて作り出された。研究者らはNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)受容体の一つNR2の構成部品の一つNR2Bと呼ばれるタンパク質が脳で通常より多く発現するようにしたマウスを作製し、その知能を調べた。するとこのマウスは、位置記憶などにおいて通常のマウスより良い結果を出した。
作り出されたマウスの名前は「ドギー」
マウスに2つの物体のうちどちらかを覚えさせる実験を行ったところ、覚えさせて1時間後では普通のマウス、ドギーとも70%の正解率だったが、1日後ではドギーがまだ70%の正解率を示すのに対して、普通のマウスは正解率が55%に低下した。さらに3日後では普通のマウスが正解率50%(まったく覚えていない)になったのに対してドギーは60%以上の正解率を示し、忘れてしまうのに1週間かかった。
また、ある条件で冷たい風を吹き付けるテスト、濁った水の中で足場を覚えるテストにおいて普通のマウスと比較し優秀な成績を示した。
このようにNMDA受容体の量が動物の記憶力の強弱に関わっている事が示された。
この受容体は老化に伴いその働きが悪くなることが知られており、この働きを増強する薬を作ることが出来れば老人性痴呆症の予防に、受験生が使えば1ランク上の大学へと利用価値はあるだろう(笑)


原文題名:
Genetic enhancement of learing and memory in mice
Ya-Ping Tang, Joe Z. Tsien et al
Nature 1999,vol.401 p.63-9. PMID:10485705


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Cation!!注意:このページには動物実験などで得られた研究段階の情報が含まれています。これらはなんら、人間に適用した時の効果を保証するものではなく、これらの情報を元にとった行動によりいかなる不利益を被っても管理人は一切責任を負いません。このページの話はあくまで「情報」としてとらえてください。