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健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
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2025.06.26(木)

Amgenの新しい肥満治療薬MariTide(AMG 133,maridebart cafraglutide)が臨床試験Ph-2で月1回の注射で体重16%減を達成。抗体ーアゴニストペプチド複合体タイプの新モダリティー!

↑BX.COM

このタイプの薬物は長く二型糖尿病治療薬として使われてきた自己注射型のペプチド薬に代わり、中外が創製しリリーが販売しようとしている飲み薬が発売間近で盛り上がってきているところです。
月1回の自己注射で済むならMariTideが人気になりそうな気も。でも値段高いかな?

↓最近日本でも薬局で購入出来るようになったオルリスタットは全く別のメカニズムです。

Category:ダイエット・メタボリックシンドローム

 Keyword:糖尿病/170




2025.06.24(火)

2023年に発表されたタウリンがアンチエイジングによくマウスの寿命が延びるとする論文はフェイク?

↑BX.COM

2023年に下記のような研究を紹介しました。

しかし今回以前の研究を完全否定するような研究が報告されています。
新しい研究では26歳〜100歳の人間、3歳〜32歳のサル、9か月〜27か月のマウスの血中タウリン濃度を比較したところ老化に伴ってその濃度が低下していなかったそうです。

また人間において血中タウリン濃度は個人差が非常に大きかったですが、その濃度と老化の指標に間に関係は見られませんでした。

以前の研究はインドの研究者主導で、アメリカ、ドイツ、オーストラリアなど多数の研究者が著者に名を釣られています。今回、タウリンを飲むと寿命が延長する部分の追試験を行い否定したわけでは無いですが、元となる老化に伴う血液中のタウリン濃度の低下に関する背景データがここまで否定されているとなると、そちらの結果もアヤシイかもしれません。

日本でタウリンといえば大正製薬のリポビタンDですね。
大正製薬はタウリンとアンチエイジングの関係が論文で報告された後もそれほど飛びついていなかったみたいですね。大正製薬の研究では高齢者の筋肉維持に役立つことなど関する研究はしているようです。

Category:#サプリメント

 Keyword:タウリン/9 筋肉/210



2025.06.01(日)

月経血から健康マーカーを検出する世界初の生理用ナプキン「MenstruAI」をスイスの研究者が開発

↑BX.COM

癌やその他の様々な病気を検出出来るそうです。ナプキン表面にクロマトLBAを仕込んでいる感じ。筆頭著者がなかなかイケメンな男性だな

妊娠とかが分かったら便利そう!と思ったけどよく考えたら無理か。

Category:#診断技術

 Keyword:妊娠/59



2025.05.29(木)

バイハッカー達御用達の:キノコのサプリメント7種類(2025年度版)

↑BX.COM

  • Chaga (チャーガ・カバノアナタケ)(Inonotus obliquus)
  • Cordyceps(ノムシタケ) (Cordyceps sinensis)
  • Lion's Mane(ヤマブシタケ) (Hericium erinaceus)
  • Maitake (マイタケ)(Grifola frondosa)
  • Reishi(霊芝) (Ganoderma lucidum)
  • Shiitake (シイタケ)(Lentinula edodes)
  • Turkey Tail (カワラタケ)(Trametes versicolor)
マイタケ、シイタケなんかは日本人なら日常的に食べているだろうけど他のキノコも全部サプリメントになっているね。

ノムシタケはいわゆる「冬虫夏草」か
冬虫夏草って高級品かと思ったら安いんだな。飲んでみようか

(省略されています。全文を読む

Category:#サプリメント

 Keyword:NMN/102 霊芝/9



2025.05.26(月)

Xプライズ財団の10年若返り技術に1億ドルを与えるコンペ、トップ40チームに日本から6団体

↑BX.COM

このコンペは寿命を伸ばすことを目的とするHealthspan部門と、FSHD(顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー)治療方法を開発する部門の2本立てで進められているようです。
日本から25チームが参加。そのうち、Healthspan部門に19チーム、FSHD部門に6チーム

Healthspan部門では2026年に10チームに絞られ、2030年に最優秀チームを決めるようです。

日本からの参加チームの名前としては下記が見られます。

  • Abe Yoando Pharma Co., Ltd.
  • AutoPhagyGO
  • Goda Lab
  • Japan Longevity Consortium
  • LogIN (Longevity Innovator)
  • TIME TRAVELER AND CURREIO
  • ASAGI Labs
  • Alpha Rejuvenation
  • BOOCS & Plasmalogen
  • LIFE IS LONG
  • Nishimura Lab
  • TAZ Inc.
まだ個々のチームに着目する段階では無いかな?
いくつかプレスリリースが見られます。
・・・・何かモンドセレクション入賞的な気配も感じるな。

(省略されています。全文を読む

Category:未分類



2025.05.13(火)

中国の CIBRとNeuCyber NeuroTech社の脳インプラント・プロジェクトがマスク社のニューラルリンクを追い抜きつつある

↑BX.COM

Chinese Institute for Brain Research(CIBR)とNeuCyber Neurotech (Beijing) Co.LtdはNeuralinkに似たワイヤレス版のチップ「Beinao No.2」を開発中とのこと。今後12〜18カ月以内に初の人体試験を計画。来年には50人に埋め込む臨床試験を計画。この手の技術開発は倫理の緩い国には勝てそうもないかもよ

過去の記事

Category:#生物ー機械インターフェイス

 Keyword:Neuralink/10



2025.04.22(火)

AIの進歩と老化研究の進展により近いうちに「寿命脱出速度」(longevity escape velocity)に達するとする考え

↑BX.COM

近年、動物実験などでも「これらによる寿命延長効果は1年の投与で2か月の延命に相当する」みたいな書き方を見かけます。2022年に紹介したLongevica社は市販の1033の医薬品を分析し、寿命脱出速度の16〜22%の効果をもたらす組み合わせを見つけたとのこと。

これらの研究を進め、寿命脱出速度の100%に到達すれば、これ以上老化しないことになり、100%を超えれば若返りを実現したことになります。
寿命は様々な複合的限界の集合であるので一つのアンチエイジング方法で100%を超え寿命脱出速度を超えることは無いと思いますが、複数の方法の組み合わせにより超えられる可能性は否定出来ませんね。

(省略されています。全文を読む

Category:未分類

 Keyword:平均寿命/30



2025.04.17(木)

新型コロナ薬入りのチューインガムで感染者の症状を緩和する臨床試験が実施中。インフルエンザやヘルペスウイルス用も開発中

↑BX.COM

ペンシルベニア大の研究者がACE2チューインガムの効果をプラセボ対象二十盲目試験で評価しているようです。

将来的には感染予防用途にも展開を計画
常温保存可能な抗ウイルスタンパク入りのチューインガムでインフルエンザとヘルペスウイルスの感染を95%減らせられるという研究結果も

Category:#感染症 #新型コロナ

 Keyword:インフルエンザ/19



2025.04.11(金)

米Akero Therapeutics社の寿命延長効果が知られるホルモンFGF21の融合タンパク薬AKR-001(efruxifermin)が肝繊維症治療の臨床試験で良い結果

↑BX.COM

同社は米NASDAQに上場しているね。
あ、今年1月のこの発表から着々と下がっはいますが・・・・
FGF21は様々な抗老化作用が報告されているので、アンチエイジングの副作用があるはず。承認されると色々と展開が期待出来ると思われます。

(省略されています。全文を読む

Category:未分類

 Keyword:空腹/26 FGF21/34 脂肪/396



2025.03.29(土)

Unity Biotechnologyが2つ目の攻老化薬UBX1325の開発失敗。46万円の損切で全株式売却

↑BX.COM

あ〜あ、やらかしたな。


結果は完全に効果が無いものでは無いしBCL-XLの選択的アゴニスト薬としてのポテンシャルはあるとは思うけど上市までの資金を賄えるのか疑問。株価相応の価値って感じに見えてしまった。
Unity社を最初に知ったのは2016年
その後最初の開発品UBX0101の臨床試験を始め、2020年に株を買ってます。最終的に50万円ぐらい買っている(当時の円ドルレートは110円ぐらい)。その後1つめの開発薬UBX0101を失敗したところでさっさと損切すべきだったかね。その後株価が購入時の10分の1以下になっているのに10万円分ぐらい追加購入したりしたものの、今回見切りをつけました。最後の10万円追加購入分は1万円ぐらい利益出たかなw

あ〜あ。もう米国医薬スタートアップとか買わないぞw


この記事のタイトル書き間違いで「抗老化薬→攻老化薬」としたけど、「攻老化」って良い表現かもしれない。

Category:#アンチエイジングを目指す企業

 Keyword:UBX1325/10