海外で人気のダイエット薬(GLP-1受容体作動薬)が筋肉量を減少させる副作用が報告され懸念の声
↑BTW
体重を減らし、かつ筋肉は維持したいとか贅沢な悩みだね。今日からお前の名前は・・・・
Category:ダイエット・メタボリックシンドローム
2024.10.25(金)
Flow Neuroscience社の500ドルの自宅脳刺激ヘッドセットを使い、うつ病を安全に治療できるとの臨床試験結果
↑BTW
頭部に電気刺激を行うtDCS(経頭蓋直流電気刺激:Transcranial direct current stimulation)がうつ病(MOD:major depressive disorder)の治療方法として研究されています。
イギリス・ロンドン拠点の企業Flow Neuroscience社が販売する誰でも購入可能な自宅用「脳刺激デバイス」を用いた臨床試験結果が学術雑誌Nature Medicineに発表されました。この臨床試験では174人のうつ病患者を2つのグループに分け、完全リモートで、プラセボ対象二十盲目試験を行い、安全にうつ病を治療出来るとの結論になっています。
※プラセボ対照二重盲検比較試験(ダブルブラインド試験):一方の群には治療を、もう一方には偽の治療を行い比較するもので、どちらのグループにどちらの処置をしているか、医師、患者本人、スタッフが誰も知らない状態で行う試験。
論文のグラフを見るとそんなに絶大な効果があるわけではなさそうですが、思い込みでなく間違いなく治療効果はあるみたいです。
(省略されています。全文を読む)
Category:#精神活動 #高次脳機能
Keyword:うつ病/20
2024.10.24(木)
遺伝子操作無しに自然に出来た子供よりもIQが平均6高い子供を産める体外受精サービスを米国Heliospect Genomics社が開始
↑BTW
高いIQの子供を作るために別に遺伝子操作など特殊な事をしているわけではなく、普通に行われている体外受精時の胚(精子と卵子が受精し分裂を開始した細胞塊)の見た目(形状や分裂具合)での選別に、遺伝子分析を加えただけとも言えます。
100個の胚からベストな胚を選ぶ費用が5万ドル(750万円)、そこまで払えない場合も400ドル(60万円)の少量の胚の分析から請け負っているそうです。
間違いなく今後広がっていくビジネスな気がしますね。
高IQや、高身長などを求めると書くとヨコシマな印象がありますが、より健康な子供を求めてこれを行うことはOKなのか?などを含めて議論が続きそうな気がしますし、OKな国と、NGな国が出てくるでしょうから悩ましい問題でしょうね。
Category:#性・生殖・出産
2024.10.18(金)
↑BTW
Category:動画で紹介
2024.10.15(火)
線虫(ニューロン数300)、ハエの幼虫(ニューロン数3000)に続き、ハエの成虫(ニューロン数14万)の脳の完全マッピングに成功。
↑BTW14万個のニューロン(神経細胞)間が5000万本のシナプスで相互につながっているとのこと。シミュレーションするとバーチャルなハエが再現出来るのかな?
今回のマッピングのために直径約0.75mm、高さ0.35mm、厚さ0.25mmの脳を2100万枚撮影して画像解析したらしい。方法論としてはここに書いてあった。7062枚の切片を2光子顕微鏡で撮影とのこと。8nm切片とのこと。
人間の脳はハエの成虫の600万倍の860億個のニューロンがあるらしく、シナプス数はぞっとする数ですね。
原理的には将来的に分析出来そうにも思うけど、なんとなくだけど、先は長そうというかこの方法論では解析無理なのでは?人間の脳は原理的に分析不可能な事象の向こう側にあるみたいな結論だったら面白かも。
Category:未分類
2024.10.11(金)
億万長者たちが老人になり莫大な財産を様々な医療分野につぎ込むのであらゆる健康問題が一気に解決するのでは?という話が賛否両論
↑BTWイーロンマスクがやりたいことを考えると明らかに寿命が足りないだろうに、積極的にこの分野に突き進む気配は無いね。目的の達成が安易な目標に感じている?
でも確かに現代科学を動員して、かつ莫大な研究費が使えるならどうにかならない理由は無いと思うんだよね。
まあ、AIとライフサイエンス・生命科学の相性はすさまじく良いはず。ゲノム情報に、タンパクの立体構造予測に、スクリーニングのオートメーション化に。億万長者に頑張ってもらわなくてもどうにかなる気もしている。
Category:未分類
2024.10.08(火)
葛根(カッコン)ダイエット実験中(Phase I)【良い子は真似しないように】
↑BTW↓買ってきた葛根(かっこん)
現在ダイエット中で徐々に痩せはするのですが、「食事を減らす」という人生の生きる意味を失う行為にウンザリしてきたところです。理想は好きなだけ食べて痩せるですね。分かっています元凶は仕事帰りの揚げ鶏やファミチキやLチキだと。
先日、漢方薬「葛根(かっこん)」を摂取すると腸管の微絨毛が減り脂質の吸収性が低下し痩せるという報告がありました。
Wikipediaを見ると含まれる成分「プエラリン」は弱いけど5-HT2C受容体のアンタゴニスト(いわゆるH2ブロッカー)として作用するようなことが書いてありますね。体内で効く活性強度ではありませんが、腸管では十分に作用がありそう。ガスター10と一緒な作用です。
(省略されています。全文を読む)
Category:ダイエット・メタボリックシンドローム
Keyword:便秘/7
生薬/10
風邪/120
脂肪/300
2024.10.02(水)
サンフランシスコで開催された「DON'T DIE」(不老不死)サミットと主催者Bryan Johnson
↑BTW起業家でPayPalなどの創業に関わり株式上場などで稼いだ1000億円の資産を使い、年間3億かけて自分のアンチエイジングに取り組んでいる人だそうです。1977年生まれの現在47歳。
定期的にイベント「DON'T DIE]サミットを開いているようで、2024年9月8日にサンフランシスコ、翌週の9月19日にはシンガポールで開催しているようです。そのほか、ロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴ、オースティン、マイアミ、シアトル、フェニックス、アトランタで開催する予定があるようです。ずいぶんアメリカでの開催が多いですね。
やっていることは、あまり最新のサイエンス的な方法はやっていないように見えますね。不老不死Youtuberって感じでしょうか。独自ブランドのサプリで稼いでいるから、そういうビジネスなのかもしれません。世界をかけた健康食品商法?
Category:#アンチエイジングを目指す企業
2024.09.25(水)
IL-11のベーリンガーインゲルハイムのPhase-I臨床試験はどうなったのでしょう?IL-11Rに対する抗体医薬LASN01の臨床試験を進めるスタートアップLassen Therapeutics社
↑BTW先日劇的な寿命延長効果がマウス実験で示されたIL-11に対する抗体医薬品に関する情報です。
下記は2021年の論文ですが、アセトアミノフェン過剰投与によって引き起こしたマウスの肝障害を20 mg/kgの単回投与でほぼ完全に救命してます。
ベーリンガーインゲルハイム(BI)社のPhase I試験は今年春には終わっているはずなのに続報が出てきませんね・・・
BI社はドイツの非上場企業らしく、すぐに結果を公表して株価を上げ株主を喜ばせる必要が無いのかもしれません。
またIL-11に対する抗体と同じ効果が期待出来そうなIL-11受容体(IL-11R)に対する臨床試験がサンディエゴ拠点のスタートアップ企業Lassen Therapeuticsにより進められているようです。
プレスリリースの更新が2023年12月で終わっています。こちらは上場前のスタートアップですがどのような状況なのでしょうか。臨床試験か会社が何かトラブっている可能性が高い気がします。
Category:未分類
Keyword:IL-11/2
2024.09.18(水)
漢方薬「葛根(カッコン)」に含まれるプエラリン(puerarin)が腸の微絨毛を減らし脂肪の吸収を減らし体重を減らす
↑BTW脂肪は重要なエネルギー原だが、過剰に摂取すると肥満につながる。腸での脂肪の吸収は自然吸収と考えられてきたが、脳と腸をつなぐ神経によりその度合いがコントロールされるかは不明であった。
この研究で研究者らはDMV(dprsal motor nucleus of vagus)がこのプロセスに重要な役割を担っていることを発見し報告している。
DMV神経を不活性化すると腸での脂肪の吸収が減少し体重が減った。逆にDMV神経を活性化すると脂肪の吸収が増えて体重が増加した。DMV神経を不活性化した時には空腸の微絨毛の長さが短くなっており、これにより脂肪の吸収が減少したと思われる。
さらに研究者らは天然成分プエラリン(puerarin)がこの神経を抑制し、脂肪吸収を減少させることを見出した。
プエラリンは漢方薬「葛根(カッコン)」に含まれる成分。葛根は葛根湯のいち成分。葛根湯の大ブームが起きるんじゃないか?
葛根湯は風邪薬として知られていますが、2000年の歴史がある最古の漢方薬らしく、日常的に飲んでも副作用の心配は小さいかな?
しかし面白い話ですね。太りやすい人、太らない人の違いは腸の微絨毛の量が一部関係しているのでしょうか。
Category:ダイエット・メタボリックシンドローム