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2015.02.19放射線被爆の影響を大幅に緩和する薬物「DBIBB」が発見される。マウス実験で20%生存→93%生存 /15
2015.01.27Natureグループが世界中の国、研究機関をランキングする「Nature Index」サービスを開始 /20
2014.12.02バイオと情報科学の融合による技術的特異点「シンギュラリティ」に関する講演会に参加 /5
2014.02.0435歳以上の出産では染色体異常は増えるけど、異形性(奇形)の確率は大きく減る /3
2013.12.17PM2.5はこれまで安全と考えられていた低い濃度(年平均25µg/m3以下)でも死亡率を上昇させている /7
2013.11.14来年(2014年)ぐらいから患者が恩恵を受けられそうな医学における新薬・新技術10 /8
2011.08.18周囲に肥満の人がいると肥満になりやすくなることが統計調査で証明された。 /1
2011.07.29内閣府、食品安全委員会が「食品に含まれる放射性物質」のリスクに関するまとめを発表 /1
2011.02.09アルツハイマー(Alzheimer)病の原因となるアミロイド前駆体(APP)が蓄積される原因を解明?(47news) /2
2010.12.24驚異的な組織再生能力を持つMRLマウス(MRL/MpJ)は特殊なサイトカイン反応を示す。
2010.12.21新生児の語学学習には母親の声が重要
2010.12.03NASAの発表を見た、企業研究者が考えたこと
2010.11.24医学界で有名な学術雑誌「Lancet」が来年、日本の「皆保険制度」特集号を企画中
2010.11.07怒りにより物欲が高まる /1
2010.03.25珍しい血液型の男性、半世紀で200万人の赤ちゃんを救う…半世紀で1000回近くの献血(らばQ)
2010.03.09人体“操作”?再生医療の光と影?(仮)(NHKスペシャル)
2010.02.24ほぼ完全にヒト肝臓を持つマウスを作製
2009.09.11「プラシーボ効果」が年々高まっている ?
2009.09.03なぜ酒飲みは朝が苦手なのか?体内時計を狂わせるアルコールの効果が明らかに /2
2009.09.02中国の臓器提供、65 % 以上が死刑囚から
2009.08.27男性ホルモンの量、女性のリスク選好と関係も=米研究
2009.08.20脂肪分の多い食事は短期間でも運動能力や認識能力の低下を引き起こす(/.jp)
2009.08.17ロシア人の飲酒量、純アルコール換算で1人あたり年間18リットル
2009.05.21DSST試験(Digit Symbol Substitution test)
2009.04.01ピロリ菌を標的とした抗体を含むヨーグルト接種でピロリ菌の活動を抑制出来る /2
2009.04.01軸索の品質と知能が関連する。
2009.04.01ヒトのアストロサイト(astrocyte)はマウスよりも多様で大きく、ヒトの知能が高い原因かもしれない
2009.03.11「父親の年齢が上がると子どもの知能指数が下がる」との研究(afpbb)
2009.02.06日焼け止めなどに含まれる酸化チタンを妊娠中のマウスに投与すると子供に異常 /4
2009.01.30センサーチップ搭載の薬で体内をモニター


2015.02.19

放射線被爆の影響を大幅に緩和する薬物「DBIBB」が発見される。マウス実験で20%生存→93%生存

↑BTW

 テネシー大学の研究者による研究です。人工的に強力な放射線を照射したねずみに3日後にDBIBBを投与したところ、93%(15匹中14匹)のねずみが生き残りましたが、DBIBBを与えなかったねずみは20%(15匹中2匹)しか生き残りませんでした。

 細かい解析をすると、この物質を投与することで放射線被爆による消化管障害を緩和し、再生を促していました。また、ヒトの血液を作り出す細胞の保護効果も確認されました。

 DBIBBは「ブチルスルファモイル安息香酸」に似た物質でLPAレセプター2(LPA2)というGPCR特異的に作用する物質です。この物質は細胞膜上のレセプターを介して細胞内シグナルを制御し、DNA修復の促進、アポトーシス(細胞の自殺)の抑制、細胞増殖の促進などの作用を通じて、高い線量の放射線に対する保護効果を示します。

 研究者はテロや原発事故が起きた時にむけてこの物質を備蓄することで被害が減らせると考えています。また、宇宙放射線による被爆が心配される火星への旅などにも応用できるかもしれないと語っています。

 Keyword:放射線/12


2015.01.27

Natureグループが世界中の国、研究機関をランキングする「Nature Index」サービスを開始

↑BTW

国と所属機関の研究能力を数値化して公開しています。主要68誌に掲載された論文の数を元にランキングしているようです。

国だと
日本の所属機関だと
って感じ。化学、環境、バイオ、物理の分類でどの分野が盛んかの情報も得られます。アメリカはバイオが、中国は化学が盛んみたい。韓国は日本とそっくりな比率です。

京大は化学が強いですね。一方、環境関連の研究がほとんど無い。東工大は化学と物理が強くでバイオはカスみたいな感じ、理科大は環境関連ゼロ、理化学研究所はバイオ重視です。環境無し。


2014.12.02

バイオと情報科学の融合による技術的特異点「シンギュラリティ」に関する講演会に参加

↑BTW

↓講演風景。


 「シンギュラリティ」という言葉を知ってますか?「バイオと情報科学の融合による技術的特異点」を示す言葉で、具体的には脳の全情報や意識をコンピューター上に移動可能になることが代表例になります。この前、映画があった「トランスセンデンス」と同義語な感じです。他にも遺伝子が自由に書き換え可能になり、生体活動をモニターする高精度のセンサーが開発され、AIの性能はコンピューターそのものの能力と共に指数関数的に上昇を続けており、この先に何が起こるのか、これまでの延長上じゃない何かが起きるんじゃないか、それを今から考えておこうという学問です。


(省略されています。全文を読む

 Keyword:シンギュラリティ/78


2014.02.04

35歳以上の出産では染色体異常は増えるけど、異形性(奇形)の確率は大きく減る

↑BTW

 昔から、35歳以上のいわゆる「高齢出産」(Advanced Maternal Age )は若い年齢での出産に比べて染色体異常の起きる頻度が少し上昇することが知られています。たとえばダウン症などです。

 しかしながら生まれてくる子供に起きる問題は染色体異常だけでなく、身体の様々な部分がうまく成長しなかったりする異形性・奇形などがあります。これらの発生頻度と高齢出産との関係はこれまで調べられていませんでした。

 今回、ニューオリンズで開催された新生児医学学会においてワシントン大学のKatherine博士らがこれらの関係について調べ報告しています。

(省略されています。全文を読む

 Keyword:ダウン症/14 妊娠/53


2013.12.17

PM2.5はこれまで安全と考えられていた低い濃度(年平均25µg/m3以下)でも死亡率を上昇させている

↑BTW

 粒子状大気汚染物質PM2.5は近年、中国で大きな社会問題となっており、その一部が飛来している関係で日本でも大きな注目を集めています。

 日本でも環境基準が定められ、基準を上回る場合には野外での活動を控えるなどの注意喚起がされていますが、オランダの研究者Rob Beelenらが、PM2.5が従来考えられていたよりも低い濃度で死亡率を増加させていることを報告しています。

 この報告はLancetという有名な医学雑誌に2013年12月9日付けで発表されています。この研究者は22の調査研究のデータを集計し合計36万人を14年間追跡調査しました。追跡調査の期間に自然死(事故などでは無く病気で亡くなった)したおよそ3万人について、住んでいるのPM2.5汚染状況を調べたたところ

(省略されています。全文を読む


2013.11.14

来年(2014年)ぐらいから患者が恩恵を受けられそうな医学における新薬・新技術10

↑BTW

クリーブランド・クリニックが2013年度イノベーションサミットで発表しています。
★1.人工網膜
 20年にわたり200万ドルを費やして開発されたSecond Sight社の人工網膜デバイス「Argus II」がついにFDAの承認を得て販売開始されます。「Argus II」は網膜色素変性症で目が見えなくなった患者(アメリカだけで10万人いる)にチップを埋め込み、使えなくなった自身の網膜に変わって脳に映像を伝えます。見えると言っても現段階では60画素ほどのようです。この手のデバイスは他の会社も開発しており、少なくとも他に5つの団体が似たようなシステムを開発中だそうです。


(省略されています。全文を読む

 Keyword:タンパク質/73


2011.08.18

周囲に肥満の人がいると肥満になりやすくなることが統計調査で証明された。

↑BTW

 先進国では肥満の人々が増加し続けており、米国ではここ数年で肥満率が23%から31%に上昇、「肥満」まで行かなくても「太りすぎ」も含めれば全国民の66%に及ぶそうである。肥満はアメリカでは国民病とまで言われている。世の中で肥満が増えてきたのは一般的には現代生活における運動不足カロリーの取り過ぎが原因と考えられているが、それ以外の要因として「肥満は身近な人に感染する」とする研究が報告されている。

 紹介するのはアメリカ、ボストンのハーバードメディカルスクールの研究者らの発表した研究、この研究の元になったデータはアメリカ・マサチューセッツのフラミンガムで50年以上にわたって心臓の病気を調べるために行われた「Framingham Heart Study」という有名な研究のデータを使っている。このデータを肥満という別目的に着眼し住民の社会的つながりと肥満度に着眼して解析を行った。報告のタイトルは

The spread of obesity in a large social network over 32 years(32年間におよぶ社会ネットワークの中での肥満の拡大).N Engl J Med. 2007 Jul 26;357(4):370-9. Epub 2007 Jul 25.PMID:17652652

 研究者らは、研究データの中から1971年〜2003年の32年間に調査を行った12067人の住民の社会的つながりのデータBMI値をコンピューター解析した。BMIが30を超える人を「肥満」と判定して解析を行うと、驚くべきことに、下記の傾向が確認された。

  • (1)肥満な人の友人は肥満な友人がいない人に比べて確率的に57%肥満になりやすい。
  • (2)大人の兄弟で誰か肥満になるとその兄弟が肥満になる確率は40%上昇
  • (3)配偶者が肥満になった場合は、もう片方が肥満になる確率は37%上昇
 これらの現象は異性よりも同性の間で影響を強く受ける傾向にあるとの事だ。ただし、上記のような身近な肥満者の影響によって肥満に成りやすくなる現象は、「社会的に身近な人」に限られ、「単なるご近所さん」のような地理的に近くに住んでいるだけの人からは影響しないという結果であった。また、禁煙すると太りやすくなる事が知られているが、これらの結果は、身近な人の間で禁煙が広がった事とは関係無い事が統計的な解析により確認されている。

 太っている人が近くにいると、自分が太っていくことに抵抗が無くなるのだろうか?配偶者や兄弟に関しては同じような食生活をすることが肥満に成りやすさに関わっている可能性がある。まあ、ありそうな結果だ。


2011.07.29

内閣府、食品安全委員会が「食品に含まれる放射性物質」のリスクに関するまとめを発表

↑BTW

リンク先に226ページに及ぶまとまった報告が出されています。

★信頼出来る3つの研究
内部被爆、外部被爆に関係無く信頼出来ると判断した下記3つの研究
  • (1)インドの高放射線量地帯での累計吸収線量(500mGy)において発ガンリスクの増加が見られなかった
  • (2)広島、長崎被爆者の調査で0-100mSvの群では有意な相関関係が認められなかった、
  • (3)広島、長崎被爆者における白血病脂肪リスクに関して0.2Gy未満では有意差は無かった。
から人体に有害な影響を与える放射線量を考えると、自然に受ける被爆を除いて生涯累計被爆量100mSvと考えられる。(なお100mSvの被爆でガンになる可能性が1.08倍になると言われてます)
★一般的な被爆に関する情報
  • 日本での自然被爆は年間1.5mSv(食品から0.41mSv、それ以外から1.09mSv)、(すなわち、人間はもともと生涯で100mSv以上の自然放射線を浴びている。)
  • 福島第一原発からの放射性物質排出量は空気中へヨウ素131は1.6×10^17Bq、セシウム137は1.5×10^17Bq、海水へは総量として4.7×10^15Bqが放出。すなわち空気中と海への放出放射性物質量の比率は60:1で圧倒的に空気中へが多い
  • 放射性物質の食物連鎖での集積は、小型魚類:高次哺乳類=数倍〜10倍程度であり、数十万倍以上が蓄積されるメチル水銀とはメカニズムが異なる。あまり蓄積されない。
★放射性ヨウ素について
  • ヨウ素は口から入った場合、完全に吸収される。吸収されず糞便中に排泄される割合は1%以下、吸収されたヨウ素は、3日間で35%程度というスピードでいずれほとんどが尿中から排泄される。
  • 体内に吸収されたヨウ素は成人では10?30%が甲状腺に蓄積する。新生児では60?70%蓄積する。これは人体に元々含まれるヨウ素(10-15mg)の70?90%が甲状腺に存在するためである。
  • 妊娠中に母体体内に入ったヨウ素は、胎児にも移行する。胎児甲状腺へのヨウ素蓄積は妊娠70?80日で始まる。(この時期までは胎児に甲状腺が無いという事だと思う)
  • 新生児(出生後10日間)の甲状腺へのヨウ素取り込みは成人より3〜4倍強い。出生14日目までに成人レベルの取り込みとなる。
  • ヨウ素剤30mgを飲むと甲状腺への蓄積を90%減少させることが出来る。
  • 授乳中の女性がヨウ素を飲んだ場合、飲んでから5.5日間の母乳中に投与量の2.5%のヨウ素が含まれる。この2.5%のうち半分が最初の7時間に出ている。
  • 放射性ヨウ素による甲状腺ガン発生については過去の事故などから多数の例があり有害性が証明されている。
★放射性セシウムについて
  • セシウムは空気中を移動し、地面に沈着する前に数千マイルを移動することがある。(1マイル=1.6km)
  • セシウムの土壌中での移動度は非常に低く、40cmより深くにはいかない(水に溶けず、粘土に吸着するため)このため、植物へのセシウム移動度は低い。(表面には付着する)
  • 体内に入った場合の消失半減期は50?150日
  • 水に溶けにくいため、空中から降ってきた粒子を経口摂取しても、ほとんど吸収されない。逆に塩化セシウムなどの水に溶ける形で口から入るとほとんどが吸収される(80%程度)。
  • 体内に入ったセシウムは体内に均一に分布する。筋肉が一番濃度が高い。
  • 放射性セシウムの内部被爆による研究は極めて少なく、ほとんど情報は無い。少ない報告の中でもセシウムによる有害事象が観察された例はほとんど無い。
★その他の放射性物質について
  • ウランは研究も多く有害性の目安量が確認されている。これに対し、その他の放射性物質の有害性については情報はほとんど無く不明。
 これ以降は私個人の結論ですが、内部被爆に関して、甲状腺への蓄積がある放射性ヨウ素による有害性は明らかですが、放射性セシウムに関する研究は少なく、また有害性を証明している報告はほとんどありません。体内での半減期、蓄積性の無さを考えるとヨウ素に比べればセシウムは問題はかなり少ないと言えるのでは無いでしょうか。また、原発事故でまきちらされたヨウ素、セシウム以外の放射性物質量は微々たるものと考えられ、また極端な生体への蓄積も知られておらず、いずれも危険性はヨウ素に比べて小さいと言えます。半減期が短いためヨウ素による被爆はすでに極めて低くなっており、現時点で、食物による内部被爆を過剰に心配する必要は無いように感じます。

 Keyword:母乳/9 脂肪/228


2011.02.09

アルツハイマー(Alzheimer)病の原因となるアミロイド前駆体(APP)が蓄積される原因を解明?(47news)(asahi)

↑BTW

名古屋大の松本邦弘教授と久本直毅准教授らが解明。2011/2/9のJournal of neuroscienceに発表。

これまで、ニューロンの中心部から末端へのタンパク質の移動は「Kinesin 1」の働きであるこは分かっていましたが、運ばれたAPPが末端に貯まってしまう原因は分かっていませんでした。
今回、研究者らは「Dynein」というタンパク質がAPPの末端から中心部への移動を担っていること発見しました。Dyneinの働きを高める薬を開発すればアルツハイマー病の治療(進行)を防止出来るかもしれません。

実験は線虫で行ったようですので、これがヒトでも同じなのかは調べないといけませんが、線虫とヒトはAPPもDyneinの構造も同じなので、同じメカニズムである可能性があるそうです。アルツハイマー病の患者は国内だけでも120万人います。

 Keyword:アルツハイマー/179 Alzheimer/66


2010.12.24

驚異的な組織再生能力を持つMRLマウス(MRL/MpJ)は特殊なサイトカイン反応を示す。

↑BTW

通常のマウスでは骨折後にIL-1βの発現が増大しますが、MRL/MpJマウスでは大きな発現上昇は起こらないそうです。

また、通常は上昇するTNF-αの発現上昇も見られないとのこと。

 Keyword:MRLマウス/2


2010.12.21

新生児の語学学習には母親の声が重要

↑BTW

新生児は母親の声を聞いた時は左脳の言語処理領域(language processing)や運動を司る領域(motor skills circuit)などが反応するが、母親以外の声(この場合看護師の女性)の声では右脳の言語認識領域(voice recognition)領域が反応するそうです。

この実験は16人の生まれて24時間以内の新生児が寝ている間に頭にセンサーを付けて実験しました。
このように、新生児は母親の声と、その他の人の声で脳の別の部分が活性化しており、母親以外の声は声として認識しているだけなのに対し、母親の声は言語学習に必要な領域や、それ以外の様々な領域が活性化しており特別であることが実証されました。

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-12/uom-aam121510.php

Mother and Stranger: An Electrophysiological Study of Voice Processing in Newborns
Cereb. Cortex (2010) doi: 10.1093/cercor/bhq242 First published online: December 13, 2010


2010.12.03

NASAの発表を見た、企業研究者が考えたこと

↑BTW

NASAの発表は、生命に必須と言われていたリン(P)の代わりにヒ素(As)を活用出来る生物の発見でしたね。DNAのリン酸をヒ素で代用可能というのはビックリです。



「宇宙人じゃないのかよ」って意見もありますが、バイオ屋としては衝撃の発表でした。生物学的意義に関してはこのサイトの説明が詳しいです。

この発表の凄さが「リン」や毒物として有名な「ヒ素」という元素名に引っ張られて一般の方が理解しにくくなっている気がしますが、俺なりに説明すると
これまで「生命体」の基本システムである「自己複製」を実現するためのメカニズムとしては、たった1つのメカニズムしか知られていませんでした。それは核酸(DNA、RNA)というもので、なぜなら地球上すべての生物に共通だからです。まるでこれ以外の方法では生命体は作れないかのように。と思っていたところ。初めてこれまでとは違うメカニズムが見つかったってことです。これは、自己複製可能な物体(生命体)を作る方法が地球上生命の「核酸」というシステムの他にも無制限にあることを初めて実証した結果であり(想像はされていたが)、地球上の生命ではとても生存出来ないような環境の地球外の星にも自己複製可能な生命が存在しうる事を間接的に実証したことになります。
という感じでしょうか。

本発見の実用的な用途への応用としてはヒ素で汚染された地域の浄化などへの応用に言及した記事もありますが、もっと様々な可能性が開けると思います。ヒ素を持つ核酸に関わるポリメラーゼはヌクレアーゼはリボースは特殊な構造をしているのか?ヒ素を骨格に持つ核酸と通常の核酸の物性の違いは?色々な特許を新たに出願することが出来そうだし、既存の特許に、大きな穴を空けたとも言えます。


2010.11.24

医学界で有名な学術雑誌「Lancet」が来年、日本の「皆保険制度」特集号を企画中

↑BTW

日本は先進国の中でいち早く全員が保険に加入する「皆保険制度」を導入し、来年で50周年になるそうです。
そこで医学界で有名な学術雑誌「ランセット」がこの日本の皆保険制度の状況、問題点、有用性などを扱う特集号を来年発行するそうです。


2010.11.07

怒りにより物欲が高まる

↑BTW

「怒り」という感情はネガティブな感情として考えられているが、怒りは左脳の多くのポジティブな感情に関連する部分を活性化させる。そして、ポジティブな感情と同様に人々を動かしうるようだ。

人々は何かを欲しいと思う時、その物に価値があり、自分を幸せにしてくれると感じていると言える。実験はこれを利用して行われた。実験では、マグカップやペンといった一般的なもののイメージを見せながら、意識できないぐらい瞬間的に画面に怒った顔や、恐れている顔、普通の表情などをサブリミナル的に見せた。そして、実験の参加者には欲しい物が画面に現れた時にグリップを握ってもらうようにした。この握る強さは欲しさの度合いを表しているといえる。

実験の結果、怒った顔を見せた時に、より強くモノを欲しいと思うことが分かった。

The Unconscious Eye Opener: Pupil Dilation Reveals Strategic Recruitment of Resources Upon Presentation of Subliminal Reward Cues
Journal of Psychological Science,DOI: 10.1111/j.1467-9280.2009.02443.x.PMID:19788532

  • 関連記事Could Anger Make People Want Things More?リンク


2010.03.25

珍しい血液型の男性、半世紀で200万人の赤ちゃんを救う…半世紀で1000回近くの献血(らばQ)

↑BTW

RHマイナスの男性で、以前にRHプラス血液型を輸血されたことにより、RH抗原に対する抗体を持っているそうです。


2010.03.09

人体“操作”?再生医療の光と影?(仮)(NHKスペシャル)

↑BTW


2010.02.24

ほぼ完全にヒト肝臓を持つマウスを作製

↑BTW

Fah、Rag2、IL-2のγ-chainを欠損した免疫不全マウスにヒト肝細胞を3×10^6〜5×10^6移植することで入れ替わるらしい。

Human liver chimeric mice provide a model for hepatitis B and C virus infection and treatment
J Clin Invest 2010/2/22


2009.09.11

「プラシーボ効果」が年々高まっている ?

↑BTW


2009.09.03

なぜ酒飲みは朝が苦手なのか?体内時計を狂わせるアルコールの効果が明らかに

↑BTW

 Keyword:アルコール/26


2009.09.02

中国の臓器提供、65 % 以上が死刑囚から

↑BTW


2009.08.27

男性ホルモンの量、女性のリスク選好と関係も=米研究

↑BTW


2009.08.20

脂肪分の多い食事は短期間でも運動能力や認識能力の低下を引き起こす(/.jp)

↑BTW


2009.08.17

ロシア人の飲酒量、純アルコール換算で1人あたり年間18リットル

↑BTW

ビール(5%)換算で1日あたり1リットル程度か

 Keyword:飲酒/12


2009.05.21

DSST試験(Digit Symbol Substitution test)

↑BTW

この文章に例が掲載されているが、1分間の間に同じ形の図形をいくつ見つけられるかをチェックする試験。

 Keyword:DSST試験/2


2009.04.01

ピロリ菌を標的とした抗体を含むヨーグルト接種でピロリ菌の活動を抑制出来る

↑BTW

ピロリ菌保菌者42名を用いた試験で、ピロリ菌の活動に必要なウレアーゼを認識するIgYを含むヨーグルトの接種によりピロリ菌の活動が低下する可能性が示されたそうです。

この抗体を含んだヨーグルトはグリコ乳業より「ドクターPiroヨーグルト」という名前で販売されています。
含まれるIgYは日本のファーマフーズの技術を用いたニワトリの卵由来のものです。

 Keyword:ヨーグルト/16


2009.04.01

軸索の品質と知能が関連する。

↑BTW

Genetics of Brain Fiber Architecture and Intellectual Performance
The Journal of Neuroscience, February 18, 2009, 29(7):2212-2224

軸索の品質を決める遺伝子と知性との関係がありそうだそうです。


2009.04.01

ヒトのアストロサイト(astrocyte)はマウスよりも多様で大きく、ヒトの知能が高い原因かもしれない

↑BTW

Uniquely hominid features of adult human astrocytes.
J Neurosci. 2009 Mar 11;29(10):3276-87
PMID: 19279265

アストロサイトはグリア細胞の一つ。脳はニューロンとグリア細胞からなり、知性に関わるのはニューロンでグリア細胞は、ニューロンのサポート細胞であるとこれまで考えられています。


2009.03.11

「父親の年齢が上がると子どもの知能指数が下がる」との研究(afpbb)(eurekAlert)

↑BTW

 Keyword:子ども/16


2009.02.06

日焼け止めなどに含まれる酸化チタンを妊娠中のマウスに投与すると子供に異常

↑BTW


2009.01.30

センサーチップ搭載の薬で体内をモニター

↑BTW



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Cation!!注意:このページには動物実験などで得られた研究段階の情報が含まれています。これらはなんら、人間に適用した時の効果を保証するものではなく、これらの情報を元にとった行動によりいかなる不利益を被っても管理人は一切責任を負いません。このページの話はあくまで「情報」としてとらえてください。