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健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
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2025.11.06(木)

数週間で歯のエナメル質を再生する画期的なジェル。Mintech-Bio社より来年製品化

↑BX.COM

英国の研究チームが開発したこのジェルは唾液中のカルシウムとリン酸イオンを取り込み、エナメルの規則的な結晶成長を促す足場を形成して、欠損部を埋めつつ元の強度と性質を回復させるらしい。

研究成果はNature Communicationsで報告。仕組みは、乳児期のエナメル形成を模倣したもので、フッ化塗布と同様に短時間で非外科的に適用できると考えられるそうです。

初期虫歯の予防から微小欠損の回復、知覚過敏の治療にパラダイムシフトを起こすと期待とのこと。

Category:#歯の健康テクノロジー

 Keyword:カルシウム/22 虫歯/186




2025.11.04(火)

豆モヤシに含まれるクメストロール(Coumestrol)で男性の血中テストステロン値が上昇するとの臨床試験結果

↑BX.COM

研究者はHASPINという遺伝子の研究を以前より行っていましたがこのHASPIN阻害剤として知られるクメストロールに着目しているようです。

これまでに動物実験でアルツハイマー病の発症予防や、大腸癌の抑制を証明してきましたが、今回ついに人間ボランティアを使った臨床試験を行い、人間での薬効の証明に成功したとのこと。

臨床試験では佐世保市に住む9名の男性(55〜57歳)を使いました。豆もやしは乾燥、粉末化してサプリメントにしています。1つのカプセルには14mgのCoumestrolが含まれており、これは豆もやし100gに相当するそうです。

豆もやしに含まれるクメストロールは24℃で育てることで増えること、その成分は豆部分(Cotyledon)には含まれず茎部分(Hypocotyl)にのみ含まれることなどを以前の研究で報告しています。

(省略されています。全文を読む

Category:未分類

 Keyword:テストステロン/28



2025.10.22(水)

マウスにトラメチニブ(trametinib)とラパマイシン(Rapamycin)を組み合わせて与えることで寿命が30%以上延長した

↑BX.COM

動物でインスリン→IGF→mTORC1→Ras経路を抑制してやると寿命が延長することが知られています。この経路は癌治療やメタボリックシンドローム治療薬として多くの薬がありますが、今回研究者らはマウスにmTORC1の阻害効果が知られるラパマイシン(2週間に一度42 mg/kg)と、Ras-MEK-ERK阻害剤であるトラメチニブ(餌に1.44mg/kgを混ぜる)を投与しました。トラメチニブ単独でも寿命延長効果が見られ、すでに寿命延長効果が知られるラパマイシンと同時投与することうで相加効果も見られました。

メスマウスでは中央値で34.9%、最大寿命で32.4%延長。オスマウスでは中央値で27.4%、最大寿命で26.1%です。

また2つの同時投与で肝臓がんや脾臓がんの発生が減少し、また加齢に伴う脳のグルコース取り込みの減少を抑制しました。

さらに脳、腎臓、脾臓、筋肉、および血液中での炎症が低下しました。

トラメチニブは抗がん剤として、ラパマイシンは免疫抑制剤としてすでに使用されている薬です。

トラメチニブの個人輸入はあるけど高いなぁ

Category:#アンチエイジング・老化抑制技術

 Keyword:免疫抑制剤/15 インスリン/83 rapamycin/25 ラパマイシン/45 筋肉/228



2025.10.17(金)

Cognixion社、Apple Vision ProとBCI(脳ーコンピューターインターフェイス)を接続するAxon-Rの臨床試験を実施。思考するだけで意思を伝える技術をテスト

↑BX.COM

Cognixion社の技術はイーロンマスクのニューラリンク社と異なり非侵襲性(脳に穴を開けない)技術です。臨床試験ではVision Proのヘッドバンドに8つの脳波センサー(EFG)を埋め込み、これらにさらに8チャンネルの生体センサー(心電図や筋電図、眼電図)などを使い合計16チャンネルの信号を統合して考えて居ることを読み取るようです。

下記は2021年の古い記事ですがCognixionのような非侵襲型BCIスタートアップ5社を紹介しています。
Cognixionの他にはKernel、Muse by Interaxon、Emotiv、Bitbrainがあるようです。
脳に穴を開けてセンサーを挿入せずに思考を読み取る技術は魅力的に聞こえますがやはりイーロンマスクのニューラリンクのような方式と比較すると圧倒的に得られる情報が少ないようです。

例えばさらに多く情報が得られる方法、たとえばMRIの中にヒトを入れ脳全体の動きをスキャン出来るならかなり思考を細かく読み取ることが出来るという研究もあります。

Category:#生物ー機械インターフェイス

 Keyword:脳波/15



2025.10.07(火)

PI3K遺伝子変異を持つ一部の人(15〜20%)は低用量のアスピリンを毎日飲むことで大腸癌の再発を55%減少させることが出来る。

↑BX.COM

何この素晴らしい知見は?

スウェーデンのKarolinska病院の3508人のステージ1〜3の直腸癌患者とステージ2〜3の大腸癌患者において見いだされた1103人のPI3K経路の特定遺伝子系を持っている人において、プラセボ対照二十盲目試験を実施したところ、160mgのアスピリンを毎日飲むことで癌の再発を55%抑制することが出来たそうです。

がん患者の15〜20%はこの遺伝子変異を持っているとのことです。

Category:ガン・腫瘍

 Keyword:遺伝子変異/85 アスピリン/18



2025.10.02(木)

ワクチン注射時に同時に服用することで効き目を増強しうる経口服用薬はあるのか?

↑BX.COM

子供のインフル2回注射の負担が痛すぎる。日本政府●ね

風邪薬を同時に飲むとワクチンの効き目が落ちるのは知られている。

思いつくのは血液癌治療時の免疫増強剤で使われるレナリドミド(Lenalidomide)かな。TH-2免疫に関わるサイトカインを広範囲に濃度を増やすので効果はあるはず。

実際に理論上の効果を期待してがんワクチンと併用の臨床試験が行われている。
ただ2回の投与と同じだけの効果を1回で得るほどの効果はなかなか得られないかなと予想する。

はぁ、子供2人×2回投与で合計4回分か。。

Category:#感染症 #新型コロナ

 Keyword:風邪/121 ワクチン/351



2025.09.26(金)

YouthBio Therapeutics社の若い脳の遺伝子発現パターンをエピジェネティクス的に回復させアルツハイマーを治療するYB002

↑BX.COM

YB002 is a first-in-class gene therapy designed to safely and transiently express Yamanaka factors in the brain
と書いてあるのでiPS細胞を作るためのシグナルを生体内で行う感じでしょうか。
この技術は2016年にCellに発表されたこの技術のようです。ウイルスベクターを用いて山中4因子を導入するようです。

この手法はかなり将来性が認められているのか多数の団体が取り組んでいます。

(省略されています。全文を読む

Category:#アンチエイジングを目指す企業

 Keyword:エピジェネティクス/13 iPS細胞/42



2025.09.19(金)

血管のアンチエイジング効果も知られる36時間持続型ED治療薬「シアリス(タダラフィル)」が日本でも薬局で購入可能へ

↑BX.COM

これED治療に使う時は20mg飲むんだけど、4分の1量の5mgをずっと飲むと血管のアンチエイジングに効いて心臓病リスクを下げるって副作用が言われているんだよね。

Category:#アンチエイジング・老化抑制技術



2025.09.17(水)

オーストラリアのスタートアップCortical LABs社のバイオニューロコンピューターCL1がレンタル可能に

↑BX.COM

会社名の「Cortical」は=皮質で脳内の神経線維(ニューロン)がある部分を示す用語ですね。この会社のバイオニューロコンピューターCL1が本体も買えるし、装置をバーチャルでレンタルしてクラウドで計算だけさせることも可能になっています。

中にはボランティアの血液からiPS細胞経由で作成したニューロンが80万個が59本の電極に接続されたバイオニューロコンピューターが搭載されています。

本体は3万5000ドル、レンタルは週300ドル。ただし学習させたニューロンは最大で6か月しか維持出来ないみたいです。将来的にはニューロン数を数十億〜数兆に拡張する計画だそうで、これが実現出来れば現在のAIを超える可能性あるとのことです。ニューロンの維持期間も工夫次第で伸ばせるはずです。実際に我々の脳内では何十年と維持されているわけですし。

この会社、2021年にニューロンチップでPongをプレイさせることに成功した会社だね。
この会社のオフィシャルページをクリックすると素人向けの説明は一切なく学術論文のリストが表示されるだけで、「読め」って感じです。w

将来が楽しみな会社です。

(省略されています。全文を読む

Category:未分類



2025.09.04(木)

習主席とプーチン大統領、臓器移植や「永遠の命」について会話、「バイオテクノロジーの発展により、人間の臓器は継続的に移植できるようになり、人はどんどん若返り、ついには不死さえも実現できる」

↑BX.COM

この点では独裁国家超法規的なすごい研究開発を期待

Category:未分類