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健康食品から再生医療・アンチエイジング、バイオハッキングまで、健康情報の根拠となる最先端の研究を分かりやすく紹介します。
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2025.10.02(木)

ワクチン注射時に同時に服用することで効き目を増強しうる経口服用薬はあるのか?

↑BX.COM

子供のインフル2回注射の負担が痛すぎる。日本政府●ね

風邪薬を同時に飲むとワクチンの効き目が落ちるのは知られている。

思いつくのは血液癌治療時の免疫増強剤で使われるレナリドミド(Lenalidomide)かな。TH-2免疫に関わるサイトカインを広範囲に濃度を増やすので効果はあるはず。

実際に理論上の効果を期待してがんワクチンと併用の臨床試験が行われている。
ただ2回の投与と同じだけの効果を1回で得るほどの効果はなかなか得られないかなと予想する。

はぁ、子供2人×2回投与で合計4回分か。。

Category:#感染症 #新型コロナ

 Keyword:風邪/121 ワクチン/351




2025.09.26(金)

YouthBio Therapeutics社の若い脳の遺伝子発現パターンをエピジェネティクス的に回復させアルツハイマーを治療するYB002

↑BX.COM

YB002 is a first-in-class gene therapy designed to safely and transiently express Yamanaka factors in the brain
と書いてあるのでiPS細胞を作るためのシグナルを生体内で行う感じでしょうか。
この技術は2016年にCellに発表されたこの技術のようです。ウイルスベクターを用いて山中4因子を導入するようです。

この手法はかなり将来性が認められているのか多数の団体が取り組んでいます。

(省略されています。全文を読む

Category:#アンチエイジングを目指す企業

 Keyword:エピジェネティクス/13 iPS細胞/42



2025.09.19(金)

血管のアンチエイジング効果も知られる36時間持続型ED治療薬「シアリス(タダラフィル)」が日本でも薬局で購入可能へ

↑BX.COM

これED治療に使う時は20mg飲むんだけど、4分の1量の5mgをずっと飲むと血管のアンチエイジングに効いて心臓病リスクを下げるって副作用が言われているんだよね。

Category:#アンチエイジング・老化抑制技術



2025.09.17(水)

オーストラリアのスタートアップCortical LABs社のバイオニューロコンピューターCL1がレンタル可能に

↑BX.COM

会社名の「Cortical」は=皮質で脳内の神経線維(ニューロン)がある部分を示す用語ですね。この会社のバイオニューロコンピューターCL1が本体も買えるし、装置をバーチャルでレンタルしてクラウドで計算だけさせることも可能になっています。

中にはボランティアの血液からiPS細胞経由で作成したニューロンが80万個が59本の電極に接続されたバイオニューロコンピューターが搭載されています。

本体は3万5000ドル、レンタルは週300ドル。ただし学習させたニューロンは最大で6か月しか維持出来ないみたいです。将来的にはニューロン数を数十億〜数兆に拡張する計画だそうで、これが実現出来れば現在のAIを超える可能性あるとのことです。ニューロンの維持期間も工夫次第で伸ばせるはずです。実際に我々の脳内では何十年と維持されているわけですし。

この会社、2021年にニューロンチップでPongをプレイさせることに成功した会社だね。
この会社のオフィシャルページをクリックすると素人向けの説明は一切なく学術論文のリストが表示されるだけで、「読め」って感じです。w

将来が楽しみな会社です。

(省略されています。全文を読む

Category:未分類



2025.09.04(木)

習主席とプーチン大統領、臓器移植や「永遠の命」について会話、「バイオテクノロジーの発展により、人間の臓器は継続的に移植できるようになり、人はどんどん若返り、ついには不死さえも実現できる」

↑BX.COM

この点では独裁国家超法規的なすごい研究開発を期待

Category:未分類



2025.09.03(水)

薬局で買えるアレルギー用点鼻スプレー1日3回で新型コロナウイルス感染を67%減少させた臨床試験結果発表

↑BX.COM

試験はプラセボ対象ダブルブラインドテストとして450名で実施。その半分の227人が市販のアレルギー用点鼻スプレー(抗ヒスタミン)を1日3回使用、残りは効果の無い偽薬をスプレー。

56日経過後に抗アレルギー薬をスプレーした人は2.2%(5人)が感染していたのに対し、偽薬をスプレーしていた人は6.6%(15人)が感染。

面白い事に点鼻スプレーを使用する人は他の感染症にはかかりにくくなっていたそうです。

この試験で使われている抗ヒスタミン作用のある点鼻スプレーはアゼラスチン(azelastine)。日本では錠剤はあるものの点鼻スプレーは売られていないようですが、この薬物が直接新型コロナウイルスに結合するわけではないので他の抗ヒスタミン点鼻スプレーでも効くはず。

このへんとか

追記
他の第2世代抗ヒスタミン薬(ただし飲み薬)と比較すると点鼻スプレイのアゼラスチンの効果が高かったとする以前の研究もあるみたいなのでアゼラスチンのみの効果な可能性もありそう
情報元

Category:#感染症 #新型コロナ



2025.08.23(土)

研究者がレーザーを使わず電気化学的刺激で角膜の屈折を制御するレーシック手術にラットで成功

↑BX.COM

タイトルは少し語弊があり、レーシックってLASIK(laser in situ keratomileusis)の略語で、このあたりい技術では電気化学刺激で急激にpHを変化させることで角膜の屈折を制御する(Electrochemical corneal refraction)そうで、レーザーを使わないので「レーシック」ではない別の用語が必要かもしれません。

Category:#目・視覚

 Keyword:角膜/2



2025.08.18(月)

mRNA薬の仕組みを使い(ワクチンではない)I形インターフェロン反応を疑似的に起こすことで細胞をあらゆる感染症にかからなくすることに成功

↑BX.COM

何かの感染症にかかっている間は他の感染症にはかからないという現象をご存じでしょうか?これは感染症にかかっている間に体内で「I型インターフェロン反応」が起こることによって生じます。

この防御反応に関わる制御因子の1つにISG15(I型インターフェロン刺激遺伝子15)が知られます。先天的にこのISG15を持たない細胞は弱いレベルのI型インターフェロン反応が持続的に起こるため常にあらゆる感染症にかからない特徴があります。

今回、アメリカ・コロンビア大学の研究者らはのこのISG15に着目し、ISG15を持たない細胞の感染防御状態を再現出来るような10種類のISG関連制御因子を決定しました。この10種類の制御因子を発生させるmRNAで処理された細胞はプレート内の実験で様々な感染症に感染せずに済みます。

さらにこの仕組みを用いてハムスターを新型コロナウイルスの感染から防御することにも成功しています。

このメカニズムを用いればあらゆる感染症にかからなくする予防薬が作れるかもしれません。

Category:#感染症 #新型コロナ



2025.08.05(火)

定期的な運動は腸管の幹細胞においてReg3gやWntシグナルを経ての老化を抑制することで腸を健康に保つ作用を示す

↑BX.COM

老化は組織と細胞の段階的劣化プロセスであり、加齢関連疾患の原因ですが、腸管の老化において腸管の幹細胞の枯渇が起こることが知られています。これにより腸管の再生能力が失われ、腸管の機能が損なわれます。

腸管は全身に必要な栄養の吸収臓器であるため、腸管の不調は全身の健康が損なわれることになります。

一方で、老化にあらがう方法として知られる方法の1つとしてよく知られる定期的な運動があります。本研究では定期的な運動がマウスにおいて腸管の老化をどのように抑制しているかを明らかにしています。

研究者は22カ月令の高齢マウスを2つのグループに分け、片方のグループには定期的な運動させ、2つのグループの腸管を比較しています。比較方法としては単細胞RNAシークエンスを用いており、定期的な運土うを行ったマウスでは腸管細胞においてDNA複製と細胞分裂のシグナルカスケードが活性化され、リボソームの生合成を促進する遺伝子が腸管幹細胞で活性化することが見出されました。

さらに、Wntシグナルに阻害がかかり(これは腸管幹細胞の分化を改善する)、Reg3gの発現をPaneth細胞で高め、腸管のバリア機能を向上させていました。

このように運動は腸管の幹細胞の老化を様々な経路で抑制することで腸管の老化を抑制し、全身の健康に良い影響を与えていると考えられます。

参考

Category:#運動 #エクササイズ

 Keyword:Wntシグナル/3 幹細胞/102



2025.07.25(金)

RANKリガンド投与でマウスの胸腺を若返らせて加齢の伴う免疫力低下を回復させることに成功

↑BX.COM

老化に伴う免疫学的な変化は胸腺が衰え、T細胞の数が減ることにより、ワクチンに反応しなくなり、感染症にかかりやすくなり、ガンになりやすくなることである。この研究者はRANKリガンド(receptor activator of NFκBリガンド)刺激が老化したマウスで減少し、これが胸腺の衰えにつながっていることを発見した。

そして老化したマウスにRANKリガンドを投与することで、胸腺の機能を回復させることに成功している。

RANKはこれまで破骨細胞の分化、成熟に関わる因子として主に注目されていたようです。RANKLを阻害するホルモンとしてはOsteoprotegerin(OPG)が知られ、またRANKLの作用を妨害する抗体医薬としてdenosumab(商品名:プラリア、ランマーク)が開発されています。

検索したところRANKシグナルのアゴニストとして開発されている薬は見当たりませんでした。

Category:未分類