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2000.10.18:攻殻機動隊2、ついに発売日決定。12月22日
2000.07.16:ロシアの大学、時速40kmで走れる靴を開発((毎日新聞))
2000.05.12:p53は細胞の分裂的老化に関わっており、場合によっては老化抑制に働く
1999.02.28:ヒトの細胞を人工的に不死化させることに成功した。
2025.04.22:AIの進歩と老化研究の進展により近いうちに「寿命脱出速度」(longevity escape velocity)に達するとする考え
2025.04.11:米Akero Therapeutics社の寿命延長効果が知られるホルモンFGF21の融合タンパク薬AKR-001(efruxifermin)が肝繊維症治療の臨床試験で良い結果
2025.01.30:新型コロナワクチンを接種している人は感染した時に免疫の過剰反応が抑制されるとの研究結果(Science Tranaslational Medicine(2025年1月))
2024.12.03:一度太ると脂肪細胞は太っていた時の情報をエピゲノム(DNA修飾)に保存し維持するのでリバウンドは必然(Nature 2024年11月報告)
2024.11.17:2024年8月に紹介したライフサイエンスニュース動画まとめ
2024.11.11:ダイエット目的で葛根(カッコン)を1か月毎日1グラム飲んでみた結果。思わぬ副作用が・・・生薬ってすごい。
2024.10.08:葛根(カッコン)ダイエット実験中(Phase I)【良い子は真似しないように】
2024.09.25:IL-11のベーリンガーインゲルハイムのPhase-I臨床試験はどうなったのでしょう?IL-11Rに対する抗体医薬LASN01の臨床試験を進めるスタートアップLassen Therapeutics社
2024.08.20:高齢者が強いインターバル運動(4分運動、3分休憩)×4を週3回6か月間行うと5年後まで脳機能の改善が継続する。中程度では効果無し。
2024.08.06:肝障害で病院送りになる報告が最も多い6つのサプリメント(アメリカでの統計研究)紅麹もランクイン
2024.07.31:1か月ごとに5日間の絶食を行い免疫を高めることでガン治療効果を高める臨床試験の結果
2024.06.20:ルテインを外国製(ナウフーズ)から国産に変更。円高で海外サプリの価格メリットが無くなっているね
2024.04.08:日本で買える安価で大容量タウリンのサプリメント
2024.03.01:吸収量を爆増させる作用を持つブラックペッパー入りの最強クルクミン(ターメリック)サプリメント
2024.02.22:話題の次世代ダイエット薬は飲むのを止めるとすっかり元通りの体重に。との臨床試験追跡結果(2024年2月報告)
2023.11.27:アルツハイマーはう〇こ(腸内細菌)を通じて伝染するとラット実験で実証される(2023年10月報告)
2023.11.20:AIの力でコンピューター上に人格をデジタル再現し、永遠の命を実現させようとしているテック企業6選
2023.11.07:2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc
2023.10.31:温虚血(冷やさずに血液が供給されない状態)が長引いた後でも細胞の回復をある程度まで促すことができる全身潅流技術「OrganEx」(2022年8月報告)
2023.10.19:寿命を延ばす研究に関する12の着眼点と2019年からの進展(2023年版)
2023.09.27:最安値更新!125mgあたり53円の信頼できそうなNMNサプリメントが山本漢方製薬から登場。
2023.09.17:カレーのスパイスで有名なターメリック/クルクミン、臨床試験で市販の胃腸薬と同等の治療効果を示してしまう
2023.07.18:ハーバード大のデビッド・Aシンクレアの研究チーム。1回使うだけで細胞を若返らせる低分子薬物カクテルの組み合わせを6パターン報告
2023.06.26:AkiliのFDA承認ADHD治療ゲーム「EndeavorOTC(AKL-T01)」がiPhone/iPadアプリとして一般販売開始
2023.06.22:鼻にプシュっとするだけでCRISPR法で脳の遺伝子編集してセロトニン受容体を破壊。マウスを悩みフリーにすることに成功
2023.06.16:ハエは仲間の死体を見るとセロトニン(5-HT)受容体5-HT2Aを介して老化が加速して早死にする(2023年6月PLOS BIOLOGY)
2023.06.13:タウリンを大量に食べ続けるだけでマウスの寿命が延びる実験結果(2023年6月Science)
2023.05.23:腸だけテロメラーゼを発現させて細胞老化を抑制すると正常なゼブラフィッシュの個体寿命が少し伸びる
2023.05.08:イーライリリーのアルツハイマー治療薬「Donanemab」が最終臨床試験(P-III)で好成績。翻訳後修飾された脳内に蓄積するAβにのみ結合する抗体
2023.05.06:免疫チェックポイント阻害剤キートルーダとモデルナmRNAがんワクチン併用療法の臨床試験結果アップデート、寛解(癌が再発しない状態)患者を少し増やす
2023.02.20:ゲノムのメチル化度合いを測定すると実年齢が正確に測定出来る。メチル化を制御する技術と組みわわせて若返りの試みも
2023.02.03:持久力を向上させる腸内細菌 B. uniformisが見つかる。サプリで菌を増やすことにも成功
2022.12.01:ダイエット薬「オルリスタット」が日本で承認、いきなり薬局で購入可能に。公共トイレが悲惨なことに?
2022.10.21:幼少期のマウスに45日間ラパマイシンを投与すると成長が遅く体が小さくなるが寿命が10%長くなる
2022.10.13:エーザイのアミロイドβ除去抗体医薬品「レカネマブ(Lecanemab)」がPh-III試験(承認に向けた最終試験)でも良い成績
2022.07.22:男だけが夏に食欲が増している事実が見つかり理由が解明される。ヒフの脂肪細胞がグレリンを生成
2022.05.16:若いマウスの脳液を老齢脳に注入するとグリア細胞再生が促進され記憶力が回復するのはFGF17が原因のようだ
2022.03.23:気軽に服用出来る唯一のセノリティクス「ケルセチン」サプリメントをJarrow formula製に変更
2022.02.25:リプサのNMNのサプリメント(1日250mgで78円)を追加購入。成分表記ミスは直したぽい。
2022.02.13:DHA、EPA等のω3オイルが脳内の血管細胞でSIRT1経路を活性化させNMNのようにNAD+濃度を上昇させる
2022.02.04:ルテイン(Lutein)のサプリメントを安い海外製にスイッチ、量も少し増えて1日33円→18円に。飲み方の注意点。
2021.12.16:NMNサプリメントを激安の国内メーカー「リプサ」製に変更。1日250mg分が75円〜83円
2021.11.18:寿命を延ばすかもしれないVEGFを発現誘導する天然由来成分としてヤグルマギク、アシタバ、ビャクジュツが効果ありそう
2021.10.04:モデルナの新型コロナワクチン投与6か月後の戦闘力の変化。抗体価は100万→10万程度に低下
2021.09.02:ASCII.jp:永遠の命は20年以内に実現?――ふぇちゅいん/Amrit不老不死研究所
2021.08.20:NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)サプリメントの服用量を1日250mgに増やしました。
2021.04.19:JarrowブランドのNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)タブレットに乗り換え
2021.03.28:イタリア「100歳以上」が多いサルデーニャ島の食事健康法 「ポリフェノール」が豊富に含まれる食品がカギ
2021.03.05:老化防止で人気のNMNサプリを中華Aliepxressで買ってみて質量分析器で測定してみたらタウリンだった(寄稿記事)
2021.01.19:iPS細胞を作るのと同じ方法を用いて網膜細胞をリプログラムにより若返らせて視力回復にマウスで成功
2021.01.07:鼻毛と「※個人の感想です」
2021.01.06:ケルセチンを従来より多く含む玉ねぎ「ケルたま」の種や苗が購入可能
2020.12.25:不老長寿サプリメントのスタートアップ「NOVOS社」が販売する2種類のサプリメントの中身。白髪回復成分も?
2020.12.23:病院で処方されるアレルギー・ぜんそくの薬「モンテルカスト」は人間においても老化に伴う神経変性疾患を緩和しうると確認される。
2020.12.18:2020年12月版:今飲んでいる老化抑制サプリ7つの種類と量と費用、今後追加したい薬3つ
2020.09.25:善玉腸内細菌にエサあげて増やすぞ!ポリフェノールサプリメントの種類変えました。
2020.03.18:新型肺炎にはイブプロフェン(EVEとか)ではなくアセトアミノフェン(ノーシンとか)が良いとのWHO発表、バファリンもアウト
2020.01.17:ダウン症治療薬が色々な戦略で治療薬の開発が進められている。
2019.09.02:「同性愛者を生み出す特定の遺伝子は存在しない」という研究結果
2019.07.02:寿命を延ばす最先端の技術に関する12の着眼点(2019年版)
2019.06.25:腸内細菌の作り出す「プロピオン酸」が運動能力を高めうるが、自閉症の原因にもなりうる?
2019.06.17:効果が実証されつつある他人の「うんこ」移植治療、研究過程で難病を治す「癒しのうんこ」、他人を殺す「殺人うんこ」を出す能力者の存在が明らかに
2019.03.13:死者からの子宮移植での出産に世界で初成功、生体子宮移植での出産はもう10例超え
2019.02.14:老化した細胞のみを殺す「セノリティクス(Senolytic)薬」の開発とその効果
2019.01.25:腹部に埋め込み、充電不要で電気刺激により空腹感を感じなくさせる減量を助ける小型インプラントデバイス
2018.10.22:やはり間違いない?アルツハイマー病の原因がHSV-1ウイルスが原因であることを裏付ける研究論文が繰り返し発表されている
2018.10.01:2018年のノーベル医学生理学賞、本庶佑氏ら2人に
2018.04.13:ケータイで使われている900MHz帯や1.9GHz帯の電波(GSM、CDMA)による癌発生率への影響を2年間にわたってマウス、ラットで分析した報告書が発表。いくつかの癌発生率の上昇が確認されたが、性別差などがあるようだ
2018.03.23:アステラスの2週間に一度注射するタイプのスギ花粉症治療DNAワクチン「ASP4070」が年内にも承認に向けた最終試験開始
2018.01.25:テロメアを修復して細胞を若返らせる手法、実験に今年も成功。今すぐ出来るテロメアの伸ばし方
2017.11.15:大塚製薬の3mmの超小型センサーの入った「デジタル錠剤」が世界初承認
2017.11.08:赤ワインに含まれる「レスベラトロール(resveratrol)」の老化抑制効果に関する研究まとめ、新たに遺伝子のスプライシング因子の制御機構が報告される。
2017.06.09:高齢まで子供が産める薬が作れるかも、「ラパマイシン」を2週間だけ投与し、メスねずみの生殖機能が長く保ち、高齢まで子供が産ませられるとの研究結果
2017.05.29:図解:「妊娠のしやすさ」をめぐるデータ・ロンダリングの過程
2017.05.18:1日おきに朝・晩抜く「カロリーサイクリング」ダイエットの効果は通常のダイエットと同程度
2017.04.26:週2回必ず飲み会に参加しつつカロリーサイクリングダイエットで1回の食事量を減らさず3ヶ月間で体重を3kg減らした記録
2017.04.25:マウスで寿命延長効果が報告されているFGF21が脂肪肝の薬(コードネームBMS-986036)として順調に開発中
2017.01.31:自閉症の子供への健康な腸内細菌移植で行動が改善
2017.01.17:若い血液に「若返り物質」が含まれているのではなく、年老いた血液に「老化促進物質」が含まれている
2016.06.15:アメリカで承認されている5種類の医療用ダイエット薬の1年でどれぐらい痩せるかメタ比較結果。いずれも効果あり
2016.04.01:4月8日からNHK地上波でディスカバリーチャネル製作の「モーガン・フリーマン時空を超えて」第1回は「不老不死は実現するのか」放送開始
2016.03.18:これが次世代がん治療薬「免疫チェックポイント調整抗体医薬」のパワーだ。
2016.03.07:学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ
2015.12.11:Nature Medicine誌の選ぶ2015年の医学の進歩まとめ
2015.12.02:医薬業界で噂の「糖尿病薬メトホルミンが寿命を延ばす」が本当かどうか調べる大規模臨床試験が始まる
2015.05.19:バファリン(アスピリン)を飲むと癌が予防出来る理由
2015.02.05:アステラス製薬が数回の投与でスギ花粉症を「根治」出来る「DNAワクチン」の日本発売を計画
2014.12.18:世界初の花粉症根治が期待できる新薬が10月に発売済み。来年春に楽になるには12月中に治療開始が必要
2014.11.21:毎朝1グラムのウコンを摂れば前糖尿病患者の記憶力低下を防ぐ事が出来る
2014.09.10:予防的に少量のアスピリン(バファリン)を毎日飲むことによるガン予防効果は副作用を上回る効果がある
2013.12.11:医学界No1の学術誌Nature Medicineが選ぶ2013年の医学の重要な進歩8つ
2013.11.14:来年(2014年)ぐらいから患者が恩恵を受けられそうな医学における新薬・新技術10
2013.07.01:ラパマイシンの寿命延長効果は心臓機能の改善のおかげか?
2012.12.14:医学分野の最も有名な学術雑誌「Nature Medicine」が選ぶ2012年の重要な研究成果
2004.06.23:大塚製薬の「おやすみ乳飲料ネムー(nemu)」はどれぐらい眠くなるか
2003.03.28:産総研と岡山大学、ヒトの肝細胞を使った人工肝臓で数年以内に臨床応用目指す

2000.10.18(未分類(nocategory)の12)

攻殻機動隊2、ついに発売日決定。12月22日

これを見ずに不老不死を語っちゃダメでしょ〜、攻殻機動隊1は1990年に出たが今見ても思想の古さを感じさせないところはすごすぎるね。
見たこと人はすぐにでも1を買って読むべし。ほんと

2000.07.16(人体改造(superman)の16)

ロシアの大学、時速40kmで走れる靴を開発((毎日新聞))

ロシアのウファ航空工業大学でガソリンを燃料に時速40kmで飛ぶように走る高速靴の開発、制作に成功したそうだ。
靴の底に燃料入れがあり、脚に力を入れると小型エンジンに燃料が入り、瞬間的に爆発し、はいている人間は靴とともに宙に飛び上がるそうです。実際の映像では月面を歩いている様な歩き方になるそうだ

この靴は27年前から開発が進んでおり、歩兵が戦車を追いかけるために作られたそうだ。しかし量産計画は支払いが無いためとん挫したままになっているそうだ。値段は量産すれば、300ドル程度



10万円以内なら絶対買います。!個人輸入してでも買います。使いこなすと凄そうじゃない?ただ走る以外にも高く飛べるだろうし、全員にこれをはかせてサッカーの試合をすればきっと大興奮間違いなし! ホンダのP4に搭載しましょう!

あっ。。。不老不死に関係ないかも。。(笑)

2000.05.12(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の35)

p53は細胞の分裂的老化に関わっており、場合によっては老化抑制に働く

ku80の欠落は放射線に対する感受性を上昇させ、リンパ腫を生じやすくする。また早い時期に老化が現れ、成熟前に分裂的老化が起こる。
ku80欠損マウスで、P53レベルが減少すると、ガンの発生率が上昇する。ku80欠損マウスでは40weeksまでに20%がガンを引き起こすが、さらにp53を欠損させると、16weeksまでにB細胞のリンパ腫を引き起こすようになる。すなわち、P53レベルの減少が、ku80欠損細胞においては分裂的老化をむかえるのを不死化させることにより防いでいる。
ダブル欠損細胞はP53の欠損によりG1・Sチェックポイントが無く、Ku80の欠損のため、ガンマ線、活性酸素に高感受性である。
これらのデータは分裂的老化はp53に依存した細胞周期反応により起こっており、p53はku80欠損マウスにおいてB細胞のリンパ腫の発生を防ぐのに必要であることを示している。

(Analysis of ku80-Mutant Mice and Cells with Deficient Levels of p53(Mol cell Biol vol.20 p.3772))

 Keyword:活性酸素/21



1999.02.28(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の39)

ヒトの細胞を人工的に不死化させることに成功した。

これまでに、マウスやラットなどげっ歯類の細胞を遺伝子導入することにより不死化することは可能であったが、ヒトの細胞は不可能だった。今回、著者らはこれまでの方法に加えて、テロメラーゼ遺伝子を導入することにより、ヒト細胞も不死化し無限増殖が可能になることをしめした。

細胞の不死化と、ガン化は紙一重なので、単に細胞をガンにしただけともとれる。しかし細胞を一時的にガン化させ、もとに戻すことが可能であるならば、移植置換用の細胞を得る良い方法となるのではないか



2025.04.22(未分類(nocategory)の516)

AIの進歩と老化研究の進展により近いうちに「寿命脱出速度」(longevity escape velocity)に達するとする考え

↑BX.COM

近年、動物実験などでも「これらによる寿命延長効果は1年の投与で2か月の延命に相当する」みたいな書き方を見かけます。2022年に紹介したLongevica社は市販の1033の医薬品を分析し、寿命脱出速度の16〜22%の効果をもたらす組み合わせを見つけたとのこと。

これらの研究を進め、寿命脱出速度の100%に到達すれば、これ以上老化しないことになり、100%を超えれば若返りを実現したことになります。
寿命は様々な複合的限界の集合であるので一つのアンチエイジング方法で100%を超え寿命脱出速度を超えることは無いと思いますが、複数の方法の組み合わせにより超えられる可能性は否定出来ませんね。

今のスピードで研究が進めば2032年には寿命脱出速度を超えるとする人もいますが、そこまで甘くないかなと思います。ただ寿命延長速度の50%でも達成出来れば平均寿命はドンと伸びることになります。あなたが60歳の時に寿命脱出速度50%を実現する方法が出来れば、平均寿命が80歳であるなら、平均寿命は100歳に伸びることになります。

お金持ちのハリウッドの俳優やら、芸能人やら、黒柳徹子やら明らかに老化が遅そうな人は多数いるので、効果を定量化出来ていないだけで、ある程度の寿命脱出速度を出す方法は既に世の中に多数あることは間違いないと思われます。

新しい方法の発見とともに、これからは既存のアンチエイジング方法の定量的分析(寿命脱出速度の何%に相当するのか)とそれらの方法を複数実施した時の相乗効果の検証、それでも超えられないボトルネックの解析が重要でしょうか。



2025.04.11(未分類(nocategory)の513)

米Akero Therapeutics社の寿命延長効果が知られるホルモンFGF21の融合タンパク薬AKR-001(efruxifermin)が肝繊維症治療の臨床試験で良い結果

↑BX.COM

同社は米NASDAQに上場しているね。
あ、今年1月のこの発表から着々と下がっはいますが・・・・
FGF21は様々な抗老化作用が報告されているので、アンチエイジングの副作用があるはず。承認されると色々と展開が期待出来ると思われます。

現在既にPhase3試験(試験名:SYNCHRONY Outcomes)を実施中とのことです。
この手の会社で散々痛い目にあっているけどマニアとして1単位ぐらい買ってみるか?

このホルモン、酔っ払い状態からすぐにシラフに戻れる効果もあるらしい



2025.01.30(免疫・アレルギー・自己免疫疾患(xenobaio)の39)

新型コロナワクチンを接種している人は感染した時に免疫の過剰反応が抑制されるとの研究結果(Science Tranaslational Medicine(2025年1月))

↑BX.COM

原因不明と言われているものも含め、色々な病気・疾患が自己免疫(免疫が自身のたんぱく質を攻撃するようになる)で起こることが知られています。この自己免疫のトリガーの一つと考えられているのが免疫の過剰反応です。

まあワクチンによる免疫反応がトリガーとなり一緒に自己免疫を起こす可能性の報告もあれば、ワクチンで生じる免疫により自己免疫が生じにくくなるという報告もありますが。これはどれが正しいではなく個体(個人)によって可能性として色々生じることを意味していると考えます。



2024.12.03(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の123)

一度太ると脂肪細胞は太っていた時の情報をエピゲノム(DNA修飾)に保存し維持するのでリバウンドは必然(Nature 2024年11月報告)

↑BX.COM

海外ではセマグルチド(semaglutide)やチルゼパチド(tirzepatide)に代表されるグルカゴン受容体アゴニストを主成分とするダイエット薬が大人気のようですが、これらのダイエット薬を飲むの止めた後には、しっかりと体重増が再び増加する(ヨーヨー効果)があることは臨床試験結果からも明らかです。

今回の研究ではこのヨーヨー効果による体重のリバウンドが単なる食べ過ぎなどでは無いことを報告しています。すなわち、一度太ると脂肪細胞は太った時の代謝情報を保存しており、太る前よりも太りやすい状態を維持しているということです。

この太りやすい情報はエピゲノム(メチル化やアセチル化などのDNA修飾)で保存されているとのことです。

この論文ではこれらのエピゲノムのコントロールが今後の「リバウンド防止薬」の開発の糸口になるだろうと書いています。

エピゲノムの変化は老化の主要な原因の一つと報告されており、ゲノムのメチル化具合(エピゲノムの変化)を測定することで正確に年齢を測定することが可能であり
このエピゲノムを制御することで老化を遅らせたり出来ることも報告されています。DNAのエピゲノムの変化は癌とも密接な関わりが報告されており一部の癌治療薬には脱メチル化剤が承認されています。これらを利用しダイエットのリバウンドを抑制したりアンチエイジングしたり出来る可能性があるのでしょうか。

デシタピンやアザシチジンなどです。これらはゲノム内のDNAを非特異的に脱メチル化するようですが、狙った部位のDNAのみを脱メチル化するエピゲノム編集技術も報告されています。



2024.11.17(動画で紹介(youtube)の4)

2024年8月に紹介したライフサイエンスニュース動画まとめ

↑BX.COM

ずいぶん見やすくなってきたと思うんだがどうだろう。



2024.11.11(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の122)

ダイエット目的で葛根(カッコン)を1か月毎日1グラム飲んでみた結果。思わぬ副作用が・・・生薬ってすごい。

↑BX.COM

↓自分で砕いた葛根(葛(くず)の根)をコップに入れたところ。



生薬って粉末の量が多いのでとても飲みにくい。下記のようなゼラチンカプセルに自分で詰めることも考えたけどそれも面倒だし。何か良い方法はないものか・・・

カッコンの粉末はお湯には溶けるが、ぬるま湯程度では溶けにくい。有効成分の熱安定性が分からないので、あまり高温のお湯にも入れにくいし

餃子の皮に包んで食べるってのはどうだろう。1回分ずつチョコで固めてしまうのも手かな。

先日、葛根(カッコン)が腸の微絨毛の数を減らしダイエットに有効という研究報告を見かけ1か月間飲んでいました。
明らかに感じた薬効としては下記の2つ
1つ目の利尿作用や、尿圧の変化に関しては「葛根湯」の副作用に「排尿障害」と書かれているのがこの事なのかもしれません。二つ目は衝撃でしたね。飲むのを止めたらすぐに復活したので間違いないと思います。

お目当てのダイエット効果は1か月程度では効果が分かりませんでしたが、2つ目の副作用が嫌なので(笑)もう飲むのは止めようかと思います。

そのあたりに雑草として生えている植物の根を飲むだけで体に影響があるってのは新しい体験でした。生薬ってすごい!。



2024.10.08(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の120)

葛根(カッコン)ダイエット実験中(Phase I)【良い子は真似しないように】

↑BX.COM

↓買ってきた葛根(かっこん)


現在ダイエット中で徐々に痩せはするのですが、「食事を減らす」という人生の生きる意味を失う行為にウンザリしてきたところです。理想は好きなだけ食べて痩せるですね。分かっています元凶は仕事帰りの揚げ鶏やファミチキやLチキだと。

先日、漢方薬「葛根(かっこん)」を摂取すると腸管の微絨毛が減り脂質の吸収性が低下し痩せるという報告がありました。

Wikipediaを見ると含まれる成分「プエラリン」は弱いけど5-HT2C受容体のアンタゴニスト(いわゆるH2ブロッカー)として作用するようなことが書いてありますね。体内で効く活性強度ではありませんが、腸管では十分に作用がありそう。ガスター10と一緒な作用です。

これは葛根(かっこん)を飲むしかない!と思い、最初は風邪薬としてよく知られる葛根湯(かっこんとう)を服用しようかと思ったのですが
葛根湯は多数の生薬の混ざりものなのですね。上記リンクによると1日分の服用量(4.5g)の中にから精製した葛根湯エキス1700mgを含有していると書かれています。上記で10日分(1日当たり葛根4g)で891円。1日分100円以下です。お手軽で良いのですが他に多数入っている生薬の作用はいらないし、マオウとか発汗作用があるはずだし今回必要なのは葛根に含まれるプエラリンだけなんだよね。
ここで気が付いたのですが葛根ってその漢字のとおり葛(くず)の根なんですね。葛根のみが売っていました。
20gで700円。1日4gの葛根を飲もうとすると1日分140円の計算です。葛なんて雑草なので自分で育てても良いかもしれません。そのへんの野山にこっそり植えちゃうか。アイビーや竹並にテロ行為?
買ってきた葛根をすり鉢に入れます。


砕く!砕く!半分ぐらいが粉になりましたが残りの半分は繊維状になって残ってしまいました。少し乾燥が足りないのでしょうか。


購入した20gを使いやすいように1gずつ測り分けます。



↓完全に粉末になった部分


↓繊維状になった部分


↓すり鉢に残った粉に水を入れてみました。見た目泥水ですが・・・・飲んでみると・・・・


!!!!葛根湯と同じ味がする!!!!!粉は飲みやすいのですが繊維状のものは服用しにくいですね。まあ食物繊維的におなかには良さそう。

この記事を書いた時点で1日1g分を10日服用したところです。気のせいかもしれませんが、これを飲むと利尿作用があるような気がします。あと鼻が通るような感覚が・・・・あと微妙に便秘気味になるような。
上記の感覚から妄想すると、腸に作用し腸を収縮する感じ?ただすべては気のせいかもしれません。

まだやせません(笑)。まあそんなに短期間で作用が出るメカニズムでは無いです。今回は1日1g服用なので量が足りない可能性もあります。少し飽きてきましたが、実験を先に進めるとしたら100g購入して量を増やして4g×25日飲んでみる感じでしょうか。
プエラリンは分子量400ぐらいだし構造を考えるとエタノール(酒)で抽出して「葛根酒」にして飲むのもありか?でも抽出後に安定かどうかの情報が無いですね。。。

 Keyword:葛根/3 カッコン/3



2024.09.25(未分類(nocategory)の495)

IL-11のベーリンガーインゲルハイムのPhase-I臨床試験はどうなったのでしょう?IL-11Rに対する抗体医薬LASN01の臨床試験を進めるスタートアップLassen Therapeutics社

↑BX.COM

先日劇的な寿命延長効果がマウス実験で示されたIL-11に対する抗体医薬品に関する情報です。

下記は2021年の論文ですが、アセトアミノフェン過剰投与によって引き起こしたマウスの肝障害を20 mg/kgの単回投与でほぼ完全に救命してます。

ベーリンガーインゲルハイム(BI)社のPhase I試験は今年春には終わっているはずなのに続報が出てきませんね・・・
BI社はドイツの非上場企業らしく、すぐに結果を公表して株価を上げ株主を喜ばせる必要が無いのかもしれません。

またIL-11に対する抗体と同じ効果が期待出来そうなIL-11受容体(IL-11R)に対する臨床試験がサンディエゴ拠点のスタートアップ企業Lassen Therapeuticsにより進められているようです。
プレスリリースの更新が2023年12月で終わっています。こちらは上場前のスタートアップですがどのような状況なのでしょうか。臨床試験か会社が何かトラブっている可能性が高い気がします。

 Keyword:IL-11/10



2024.08.20(#運動 #エクササイズ(exercise)の25)

高齢者が強いインターバル運動(4分運動、3分休憩)×4を週3回6か月間行うと5年後まで脳機能の改善が継続する。中程度では効果無し。

↑BX.COM

運動は加齢に伴う認知法リスクを低減するかもしれませんが、世の中には様々な報告があり、どれぐらいの強度の運動が効果があるのか理解するのが難しい状況です。この研究ではどれぐらいの強度の運動が効果があるのかを比較評価しました。

研究者は65歳から85歳の高齢者151名に3種類の運動を週3回(1回30分)半年間実施してもらい、脳機能を5年間継続評価しました。

3種類の運動は下記の通りです。
低強度の運動30分間のストレッチ、バランス、リラックスした運動
中強度の運動30分間のルームランナーでの早歩き
高強度の運動ルームランナーでの4分間ランニング(最大心拍数の80ー95%になる程度)、と3分間の回復を4回繰り返す(合計28分)

6か月後、高強度の運動(HIT)を行ったグループでのみ明確な脳の認知機能を司る海馬機能の向上が見られました。さらにMRIによる評価では加齢に伴う脳体積の減少も解消しており、血液検査ではBDNF(brain-derive neurotropic factor:脳由来神経成長因子)の濃度や、認知機能に改善に関わるコルチゾールの増加も見られました。

効果は3つのメカニズムによって生じると考えられている。
1.心臓機能の改善。血圧を下げ、動脈への負担を減らす。
2.TNFα等の炎症性ホルモンの減少
3.BDNF刺激による脳細胞の活性化

そして驚くべきことにこららの機能は5年間持続していました。今回の研究では長期間持続する脳機能の改善を目指すのであれば強い運動が必要であることを示しています。

高齢者の最大心拍数は一般的に「220−年齢」で計算するのが良いと言われています。これから計算すると必要な運動は心拍数が

程度になる運動です。
参考



2024.08.06(#サプリメント(supplement)の64)

肝障害で病院送りになる報告が最も多い6つのサプリメント(アメリカでの統計研究)紅麹もランクイン

↑BX.COM

6つの内訳は「ターメリック(ウコン)、緑茶(カテキン)、アシュワガンダ、ガルシニア、紅麹(赤麹)、ブラックコホシュ」。紅麹は海外でも頑張ってるんですね。

これらの成分が体に悪いというわけではなく、これら成分は健康に良いことが報告されている一方で、製造管理が悪いと有害な不純物が入りうることが問題となっています。研究者はサプリメントの規制をもっとしっかりすることを問題提起しています。

ターメリック、緑茶(カテキン)は飲んでいて、アシュワガンダは育てたことがあります。紅麹も飲んでみようか。。。。ガルシニア、ブラックコホシュ(ブラックコホッシュ)は名前も聞いたことが無かった。ブラックコホッシュは日本では本当に無名みたいでAmazonではめぼしいサプリメントが出てきません。もしかして医薬品指定されていて日本ではサプリとして売れないとか?iHerbなどでは多数のサプリメントが見つかります。



2024.07.31(ガン・腫瘍(cancer)の84)

1か月ごとに5日間の絶食を行い免疫を高めることでガン治療効果を高める臨床試験の結果

↑BX.COM


出典:Fasting-Mimicking Diet Is Safe and Reshapes Metabolism and Antitumor Immunity in Patients with Cancer(Cancer Discov (2022) 12 (1): 90?107.)

マウス実験ではFMD(fasting-mimicking diets)で全身の代謝および、抗腫瘍免疫が上昇することにより抗がん剤治療効果が高まることが報告されていますが、今回、研究者らは同様の効果が人間で起こりえるかを確認する臨床試験を行いました。

101人の患者には標準の癌治療を受けてもらいながら1か月(28日間)に一度5日間の食事制限を行いました。この5日間は完全な絶食ではなく1日目は600kcalの食事のみ、2〜5日目は300kcalの食事のみ食べることが出来ます。

臨床試験の結論としてがん患者のFMDダイエットは安全であることが確認されました。またマウスと同じように抗腫瘍免疫の上昇も確認されました。これは血液中の免疫抑制性ミエロイド細胞数の減少や制御T細胞の減少によるものという結果でした。

またこれらと矛盾せず、腫瘍内の細胞性免疫細胞の数が増え、IFNガンマなど免疫の上昇を示すホルモンの上昇も確認されました。

今回の研究では直接的な「癌の治療効果」については言及されていませんが、かなり効果があることを示している結果ではないかと個人的には思います。また健康な時からこれをやっていると癌になりにくいのかもしれませんね。



2024.06.20(#サプリメント(supplement)の63)

ルテインを外国製(ナウフーズ)から国産に変更。円高で海外サプリの価格メリットが無くなっているね

↑BX.COM



これ

1粒25mgのルテイン入り×60粒で1500円ほどなので1粒25円。ゼアキサンチン、アスタキサンチンも入っている。
これまで飲んでいたのはナウフーズのやつ
2年前は1粒20mgで18円だと書いていたのですが、円高のせいか今買おうとすると20mg1粒が36円の計算なので1mgあたりの価格が1.8倍になってしまう。





2024.04.08(#サプリメント(supplement)の62)

日本で買える安価で大容量タウリンのサプリメント

↑BX.COM

老化抑制効果が報告されているのに日本では医薬品認定されていてリポビタンDとかにちょっと入っているに頼るしか無かったのですが、下記で個人輸入出来ますね。

タウリン1000mg×300カプセルで送料込み6000円なので、1000mgあたり20円ですね。

ちなみにリポビタンDでタウリン1000mgを摂取しようとすると1本160円って感じ。
錠剤のリポビタンDXだと1000mgあたり92円。
人間でアンチエイジング効果を得るために必要な1日あたりのタウリン量は不明ですが下記のマウスの論文の必要量を体表面積換算で人間に当てはめると1日あたり5000mgなので一番上の輸入品に頼れば1日あたり100円でいける。
まあリポビタンDでは1日あたり1本(1000mg)までと書かれていますな。下記サイトの情報では1日あたり3000mgが上限とされているらしい。



2024.03.01(#サプリメント(supplement)の61)

吸収量を爆増させる作用を持つブラックペッパー入りの最強クルクミン(ターメリック)サプリメント

↑BX.COM

右のボトルから左のボトルに乗り換えました。


クルクミン成分も1粒665mg→670mgとほぼ変わらず、ここにジンジャー40mgとブラックペッパー10mgが追加されている。

以前にも紹介しましたが、クルクミン(ターメリック)の吸収性はブラックペッパーに含まれるピペリンを同時に服用することでP-gpの排出阻害というメカニズムで劇的に上昇することが報告されています。
クルクミンは老化細胞を減らすSenolyticsとしての作用が報告されています。



2024.02.22(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の118)

話題の次世代ダイエット薬は飲むのを止めるとすっかり元通りの体重に。との臨床試験追跡結果(2024年2月報告)

↑BX.COM



この臨床試験は16〜65歳のBMIが32〜43の肥満患者166人で実施されています。患者はまず8週間のカロリー制限(1日800kcal)により平均13.1kgをダイエットしてからダイエット薬や運動などで体重を維持します。ダイエット約は1日1回3mgのリラグルチドを自己皮下注射。運動は1週間に平均4時間程度実施実施されていました。
結果は上記の通り、ダイエット薬を用いて、運動に勝る体重維持効果を示しています。ダイエット薬+運動ではさらなる体重減少効果が確認されています。

しかしながらダイエット薬や運動を止めたあとは1年間で着実に体重が増加していることが分かります。

しかしこのダイエット薬、運動と組み合わせないと体重を維持する程度の効果しかなく、止めると一気にリバウンド。悲惨ですね。

カロリー制限が一番なのかもしれません。

リラグルチドはずいぶん前から糖尿病治療薬として使用されてきて最近ダイエット用途でも承認されています。

 Keyword:リラグルチド/2



2023.11.27(#腸内細菌 #う〇こ移植治療(bacteriome)の22)

アルツハイマーはう〇こ(腸内細菌)を通じて伝染するとラット実験で実証される(2023年10月報告)

↑BX.COM

患者のう〇こを移植すると腸内の環境を整える「酪酸」を放出するクロストリジウム属コプロコッカス属の腸内細菌が大幅に減少し、パーキンソン病など様々な病気の発症に関連していると考えられているデスルフォビブリオ属の細菌が増加、損傷した腸からデスルフォビブリオ属の細菌から出される毒素が血管に入り込み、血流に乗って脳に悪影響を及ぼすという仮説らしい。

クロストリジウム属の細菌の効果に関しては以前にも紹介しています。
ちなみにクロストリジウム属の細菌を増やすには食物繊維を多く食べると良いらしいです。ありがちな話ですが。

アルツハイマーの原因が「細菌」って話は初めて聞いた気がします。ウイルスが原因じゃないかという話は10年以上前から何度も報告されていますね。
アルツハイマー型認知症の直接の原因はAβ(アミロイドベータ)の蓄積と言われていますが、これらの細菌やウイルスの作用によりAβの蓄積が起こったりするのでしょうか。アルツハイマー病になる原因は色々あるんだろうと思います。



2023.11.20(未分類(nocategory)の459)

AIの力でコンピューター上に人格をデジタル再現し、永遠の命を実現させようとしているテック企業6選

↑BX.COM

記事で最後7番目に紹介されているのは以前に紹介した人体冷凍保存のAlcorですね。ここだけ、生物(なまもの)のまま永遠の命を目指してますが、それ以外のスタートアップは人格をデジタル再現する方向性ですね

しかしPC上に人格を再現ということは、あなたのコピーを作ちゃうことであり、これって個人的には死よりも嫌な気もするんだけど生命観の違いだろうか。



2023.11.07(#サプリメント(supplement)の60)

2023年10月現在、今飲んでいるサプリメントまとめ、NMN、セノリティクス、抗酸化剤etc

↑BX.COM



ちょうど3年前に飲んでいるサプリを紹介していますね。

NMNは長らく飲んでましたが高くつく割にあまり効果を感じないし。どうも臨床試験の結果が大して効果出てないみたいなので服用を止めています。 まあそんな分かりやすい効果が出たら大変な騒ぎになっちゃいますけどね。
Senolyticsとしてはずっとケルセチンを飲んでいたのですが、下記の論文を信じて一時的にグレープシードの大量服用中
老化細胞除去作用を期待してますので毎日飲む必要は無く2週間に一度多めに飲むという使い方です。一回15粒飲んでます。それ以外のサプリメントは毎日飲んでいます。コスパの関連でナウフーズのサプリメントが増えてきましたね。

毎日服用
(1)DHA(Omega-3 fish oil)
(2)アスタキサンチンとルテインこれは明らかに視力に効いている気がする。
(3)ウコン(Turmeric,Curcumin)
ウコンは最近飲みだしたんだけど、効果は感じないかな。肝臓への影響もちょっと心配。。。
(4)マカ
これはエイジングと関係無いが明らかに元気出るね。常用するのは良くないなと思っている。

(5)マルチビタミン
すごい疲労感がある時にマルチビタミンで回復することがあるんだよね。でも毎日飲むのは良くないなと思っている。週1回ぐらいにしようかな。

(6)霊芝(βグルカン)
霊芝は服用歴長いな、もう10年近い。別に痩せたりはしないw
(7)カルシウム
老後の骨密度のために。

2週間に一度大量服用
(8)ブドウの種(Grape Seed)
やっぱりこの論文は胡散臭い気がするのでこのボトルを飲み終わったらケルセチンに戻す予定。



2023.10.31(未分類(nocategory)の420)

温虚血(冷やさずに血液が供給されない状態)が長引いた後でも細胞の回復をある程度まで促すことができる全身潅流技術「OrganEx」(2022年8月報告)

↑BX.COM

研究者らは、以前このBrainExとしてブタの脳に適用した研究を報告してきましたが今回はブタの全身に適用しています。

1時間に温虚血(冷やさずに血液を供給しない状態)で放置し、その後にOrganExを適用し、複数の重要臓器で組織の崩壊や細胞死の減少が確認されたそうです。

特殊な血液を模倣した溶液を使うのがポイントみたい。人工赤血球Hemopureなどが含まれているようです。



2023.10.19(#エイジング関連まとめ(year)の12)

寿命を延ばす研究に関する12の着眼点と2019年からの進展(2023年版)

↑BX.COM

同様のタイトルで2019年に書いてますが、大きく着眼点が変わってますね。2019年にピックアップした12項目はそのままに進捗や状況についてコメントしています。

(1)アンチエイジングに焦点を絞った金のある米国スタートアップ企業に注目
残念ながらこの4年間でアンチエイジングに関するスタートアップの株価は悲惨な事になっています。管理人も大損中。。。。ただし続々と新たなスタートアップが誕生しているようです。ただ、その内容を見るとサイエンスの新たな知見を元にして起業という風には見えない気がします。個人的にはスタートアップにはあまり期待していませんね。
(2)体内から老化した細胞を取り除く
セノリティクスと呼ばれるこの薬の研究こそがこの4年間のアンチエイジングに関する研究発展の主要な部分ですね。多数の非臨床・臨床研究が実施され、続々と新たな創薬候補が見つかっており、古い候補は臨床試験が進んでいます。しかし臨床試験の成果として革新的なものは無いように思います。次に注目を集めるためには「人間でどれほどの成果を上げられるか」を示す必要がありそうです。

●ワクチンタイプ
●CAR-Tタイプ
●ポリフェノール関連
●低分子医薬品・ペプチド
●まとめ記事
●免疫チェックポイント阻害剤
(3)「老化抑制」という「副作用」が知られる市販薬を飲む
上記したセノリティクスの一部も含まれますが、新しい話とか、目新しい臨床試験の結果は無いように思います。

(4)寿命を延ばす効果が期待されて開発されているサプリメント・天然物質
上記(2)のセノリティクスの一部も含まれますが、セノリティクス以外の話は見かけないですね。

(5)寿命を延ばす効果が期待されて開発されている開発中の薬
あまりパっとした話が無いですね。臨床試験が難しいせいでしょうが、セノリティクスと異なり作用がマイルドで全体的であるため臨床試験が難しいのかもしれません。
(6)未来の技術を信じて人体冷凍保存する
(7)脳だけになって生き残る(8)コンピューターに意識を移す
探してないだけかもしれないですが、目新しい話は無いように思います。

(9)臓器を新しいものに交換して長生きする
ヒトに移植可能なブタの研究は着実に進んでいるようです。この技術の進歩が進み続けることは間違いなく、10年後、20年後には大きな産業になっている可能性は大きいと思います。
(10)腸内細菌を最適化する
腸内細菌の研究は盛んですが、介入して治療方法にする話はそんなに臨床応用が進んでいないように思います。

(11)生体内の細胞をリプログラムして若返らせる
この話もここ5年で知見が蓄積しています。効果は間違いなさそうですが、全身同時にリプログラミング出来るわけではなくどのような治療法にもっていくのかが難しいかもしれません。
(12)癌を完全に治す
癌の研究は本当に盛んに行なわれていて、有望な薬が多数開発されています。気が付いたら癌は死ぬ病気じゃなくなっているってことも20年後ぐらいには期待出来るかもしれません。
老化評価



2023.09.27(ニコチンアミド・NMN(supplement-nmn)の15)

最安値更新!125mgあたり53円の信頼できそうなNMNサプリメントが山本漢方製薬から登場。

↑BX.COM

次はこれを買おう

1年前に2万円分買って↓ちょうど飲みつくしたところでした。
1年前は100mgあたり50円が最安値だったので最安値更新。良心価格と言えるでしょう。
山本漢方製薬は信頼できそうな感じ
デビッド・シンクレアみたいに飲むなら1日1000mgとか大量に飲みたいところ。

しかし大人気のNMNですが、臨床試験が多数実施されているんだけど、どうも効果がまろやかというか金をかけて飲む必要は感じるような「老化抑制!!!」みたいな結果は報告されてないと理解しているんだよね。
筋肉が維持されたとか、血液成分が・・・とか・・・・



2023.09.17(#サプリメント(supplement)の58)

カレーのスパイスで有名なターメリック/クルクミン、臨床試験で市販の胃腸薬と同等の治療効果を示してしまう

↑BX.COM



↓胃腸に問題無いけど毎日飲んでる


黒コショウ/ピペリンと同時にとるのが良い。毎日カレー食えばいいだけかもしれん



2023.07.18(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の117)

ハーバード大のデビッド・Aシンクレアの研究チーム。1回使うだけで細胞を若返らせる低分子薬物カクテルの組み合わせを6パターン報告

↑BX.COM

また時代に火を付けそうな研究だな。


デビット・A・シンクレアとはNMNブームの火付け役の先生です。

今回の研究はNMN系のアンチエイジングじゃなくiPS細胞で起こること(山中4因子で起こること)を化学物質で引き起こすにはどうしたら良いかという観点の研究になります。


↓6種類試したカクテルの内訳


↓それぞれの薬物の構造式


カクテル1に含まれるVPAはバルプロ酸,抗てんかん薬などとして承認されている医薬品など、医薬品として販売されているもの、研究用試薬としてのみ販売されているものがほとんどだね。

サプリメントとして入手出来るのはカクテル1などに含まれる
Forklolin(FSK):インド原産の植物に含まれる天然物

カクテル2などに含まれる
Sodium Butyrate:酪酸ナトリウム

ぐらいかな?

今回の研究はin vitro(試験管内)の老化細胞を若返られることが可能であることを報告したもので、薬としてヒトやマウスが飲んで効くかどうかは確認されていないのでご注意です。

デビッド・A・シンクレアのベストセラー書籍



2023.06.26(#精神活動 #高次脳機能(psyco)の29)

AkiliのFDA承認ADHD治療ゲーム「EndeavorOTC(AKL-T01)」がiPhone/iPadアプリとして一般販売開始

↑BX.COM


8〜12才向けに承認されていたEndeavorRXが成人向けとなってiPhone/iPadのApp storeに登場しています。なかなか面白そうじゃないか。費用は月10ドルらしい。

上記ページをiPhoneでアクセスしても出てこないのでもしかしてリージョンロックされているのかも。医薬品の個人輸入が認められているようにVPNサービスでダウンロードして遊んでも法律には触れないはず。
日本では塩野義製薬が臨床試験中



2023.06.22(#脳 #中枢神経 #神経(brain)の64)

鼻にプシュっとするだけでCRISPR法で脳の遺伝子編集してセロトニン受容体を破壊。マウスを悩みフリーにすることに成功

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鼻にCRISPER法の遺伝子編集AAVウイルスベクターを垂らすだけで脳内の遺伝子を編集しています。ターゲットは5HT-2A(セロトニン受容体の一つ)。

この前、ハエが仲間の死体でショックを受ける時に作用していると報告されていた受容体と同じだね。
その気になればDIYで色んなベクター作って人体の遺伝子改変して肉体改造出来ちゃう時代だな。



2023.06.16(未分類(nocategory)の440)

ハエは仲間の死体を見るとセロトニン(5-HT)受容体5-HT2Aを介して老化が加速して早死にする(2023年6月PLOS BIOLOGY)

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情報元:Ring neurons in the Drosophila central complex act as a rheostat for sensory modulation of aging(PLoS Biol 21(6): e3002149)


セロトニンは「幸せホルモン」とか言われたりもしますが、このホルモンが作用するレセプターは山のようにあります。今回の話は2Aレセプター5-HT2Aは麻薬が作用して幻覚起こす受容体だね。5-HTはセロトニンの別名です。

これは1Aレセプターの話
これは2Cレセプターの話などなど



2023.06.13(#サプリメント(supplement)の57)

タウリンを大量に食べ続けるだけでマウスの寿命が延びる実験結果(2023年6月Science)

↑BX.COM

タウリンで寿命を延ばす話は初めて聞いた気がします。

出典:SCIENCE 9 Jun 2023 Vol 380, Issue 6649
実験ではマウスに毎日1000 mg/kgのタウリンを食べさせています。人間だと「タウリン1000mg」とか言っている栄養ドリングを毎日60本って感じですが、医薬品の開発で使われる「体表面積換算」って考えだと、1日5本=5000mgぐらいで同じ効果が得られるはずです。

上記Cのグラフを見ると人間の血液中のタウリン量は若いうちは200μMol/L、老人は50μMol/Lに落ちている感じですね。

下記の医薬品のタウリンの添付文章を見ると
2000mgのタウリンを飲んだあと血中濃度は1時間後にピークで80μg/mL=600μmol/L、半減期2時間

治療で1回4000mgを3回飲んでも問題無いみたいですね。動物を用いた毒性試験では犬で300mg/kgまで問題無し、1000mg/kgでも軽微な影響みたいなので事実上飲みすぎはないかと。

ただ、タウリンは日本では医薬品認定なのでお手軽に大量に飲めるサプリメントは売って無さそう
ここなら1000mg x 100粒が1800円ですね。
楽天市場経由がお手軽そう

 Keyword:タウリン/6



2023.05.23(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の116)

腸だけテロメラーゼを発現させて細胞老化を抑制すると正常なゼブラフィッシュの個体寿命が少し伸びる

↑BX.COM

論文自体の売りはゼブラフィッシュという実験用の魚で腸のみにテロメラーゼを発現させ寿命を40%伸びしたというものですが、ちょっとトリックがあり、40%寿命が延びたのは全身でテロメラーゼを無くして寿命が短くなったゼブラフィッシュでの実験(Fig7)で、正常なゼブラフィッシュにテロメラーゼを導入した場合はほんのちょっとした寿命は延びていません(Fig8d)

テロメラーゼは老化に関わっているが、寿命を決める主要なキーでは無いってことかもしれません。



アメリカのGeronという会社は癌治療のためにテロメラーゼ阻害剤「Imetelstat」という飲み薬を開発しています。この薬を使えば癌細胞のテロメアが延びるのを止めて癌治療に効果があるかもしれませんが、全身のテロメアの短縮も加速しそうです。こういった患者では腸だけテロメラーゼを戻してやると良いのかも。

 Keyword:テロメラーゼ/22



2023.05.08(#脳 #中枢神経 #神経(brain)の63)

イーライリリーのアルツハイマー治療薬「Donanemab」が最終臨床試験(P-III)で好成績。翻訳後修飾された脳内に蓄積するAβにのみ結合する抗体

↑BX.COM

凄いと言っても病状が止まるわけでは無いのか。。。

この抗体はアミロイドベータ全てに結合するわけではなく脳内に蓄積したAβのみに存在するN末がピログルタミル化されたもののみに結合するらしいので、副作用が少ない可能性。

アルツハイマー病治療を目的にした抗Aβ抗体はエーザイの開発品「レカネマブ(Lecanemab)」が先行しており今年の初めに米国で迅速承認されています。
下記の記事では2つの薬を比較しており、エーザイのレカネマブが認知機能の低下を27%減少(2週間に一度投与)させるのに対し、イーライリリーの薬は35%低下減少(4週間に一度投与)させるとのこと。現時点で優劣はつけにくい状況みたいです。



2023.05.06(ガン・腫瘍(cancer)の80)

免疫チェックポイント阻害剤キートルーダとモデルナmRNAがんワクチン併用療法の臨床試験結果アップデート、寛解(癌が再発しない状態)患者を少し増やす

↑BX.COM

107人に併用療法、50人にキートルーダのみが処方。キートルーダだけの治療では18か月間に癌が無くなり再発しなかった人は62%、併用療法では79%だった。

↓昨年12月の記事だと併用により死亡率44%減少となる。
今回は別の指標での評価だね。根治率という感じ。
さっさと早期承認しちゃおうよ。その代わりに薬価下げさせろ。



2023.02.20(#診断技術(scan)の21)

ゲノムのメチル化度合いを測定すると実年齢が正確に測定出来る。メチル化を制御する技術と組みわわせて若返りの試みも

↑BX.COM

↓エピゲノム(遺伝子のメチル化度合い)と実年齢がぴったり一致しています。


20代〜70代の421名をDNAシークエンサーでエピゲノム(遺伝子のメチル化度合い)を測定。エピゲノムの特徴が実年齢と一致しており、人体の老化を客観的に定量化することが出来ております。

また、100歳以上の長寿者のエピゲノムを分析したところ、100歳以上に到達している人は年齢よりもエピゲノムが若く保たれていることが分かりました。具体的には、がん遺伝子や認知能力の遺伝子は若い状態に保たれ、抗炎症に関するエピゲノムは年齢よりも進んだ状態である傾向が強いことが分かりました。

エピゲノムに関しては市販薬のメトホルミンなどを飲ますことでエピゲノムを若返らせる研究が報告されています。
またCRISPR/Cas9を用いて特定のゲノムのメチル化を解除する技術も開発されています。
これまで「若返り」研究をしたくても「どれぐらい若返ったか」の測定が難しいという課題があったと思います。
この方法「生物学的な年齢」を測定することは、色々な治療や薬による若返り効果を厳密に測定するのに有効と思います。

また、開発されている様々なエピゲノムを操作する方法で本当に寿命が変化するのか大変興味深いところです。

 Keyword:エピゲノム/10 メチル化/59



2023.02.03(#腸内細菌 #う〇こ移植治療(bacteriome)の21)

持久力を向上させる腸内細菌 B. uniformisが見つかる。サプリで菌を増やすことにも成功

↑BX.COM

25名の3000m走の長距離ランナーのタイムと腸内細菌の種類を比較したところ、 Bacteroides uniformisの量とタイムに相関関係があった。

出展:下記リンク先

さらに、この細菌のエサになる flaxseed lignan(アマニリグナン)またはα-cyclodextrin(シクロデキストリン)のタブレットを健康な男性にプラセボ対象二重盲目試験として与えたところ、投与によりこの細菌が増え、エアロバイクを使った運動能力試験の向上が見られた。マウスにこの細菌を直接投与した場合は持久力の向上が確認出来た。

メカニズムとしてはこの腸内細菌B. uniformisが腸内で作るサクさんとプロピオン酸が運動中の肝臓におけるグリコーゲン分解と糖新生を促し、運動に必要なグルコース供給を促進するらしい。

プロピオン酸に関してはすでに下記のような報告があります。
なかなか興味深いかもしれない。運動選手の持久力向上には良いが、肥満や糖尿病の原因となり、自閉症の原因にもなりうると。
↓サプリはこのへん



2022.12.01(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の117)

ダイエット薬「オルリスタット」が日本で承認、いきなり薬局で購入可能に。公共トイレが悲惨なことに?

↑BX.COM

10年以上前に個人輸入して使ってみた記事を上げた「ゼニカル(下記記事)」と同じ成分で量が減っただけのやつです。食べたものの脂・油が分解されず吸収されず、う〇こにそのまま出てくる薬です。俺はトイレ掃除が大変なのが面倒で飲むのをやめたのですが、公共トイレで大丈夫でしょうか?汗



2022.10.21(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の114)

幼少期のマウスに45日間ラパマイシンを投与すると成長が遅く体が小さくなるが寿命が10%長くなる

↑BX.COM


ゆっくり成長し、最終的な体の大きさが小さくなるが、寿命が10%長くなるそうです。

ちなみにミジンコでも同じことが起きるとか。


ラパマイシンの寿命延長効果は10年以上前から多数報告されていますが、幼少期のみに処理したのが新しいのかな?

これまでにも高齢で投与しても効果がある
とか、子供も高齢まで産めるようになるとか色々とあります。



2022.10.13(未分類(nocategory)の427)

エーザイのアミロイドβ除去抗体医薬品「レカネマブ(Lecanemab)」がPh-III試験(承認に向けた最終試験)でも良い成績

↑BX.COM

これまで、アルツハイマー病に使われてきた「アリセプト」とかはアルツハイマー病を治療する薬ではなく、症状を緩和する対症療法薬でしたが、この薬は病気の原因を抑制する初の薬になることが期待されます。


最終試験は1800人に投与。この薬はバイオジェンと共同で開発しているようです。
両社は以前に同じアミロイドβ除去を目的とした抗体医薬「アデュヘルム(アデュカヌマブ(Aducanumab))」を開発、米国で販売しているそうですが、こちらは性能は芳しくないっぽい。
検索しましたが、アデュヘルムとレカネマブの明確な違いは出てこないですね。どちらもアミロイドβに対するモノクローナル抗体のようです。ただ、レカネマブの方が副作用が少ないとのこと。
投与レジメンは10mg/kg2週間に1回らしい。予想売上高は1年で1兆円なんて話も。
2018年のPh-II試験で紹介してましたね。以前はコードネームBAN2401と呼ばれていたようです。
ただ、アミロイドβの除去効果に比べると、病気の治療効果はそこまで明確では無いですねぇ。やはりアミロイドβの蓄積だけじゃなく、アルツハイマー病はもっと奥深いことを今回のレカネマブの結果が物語っているように見えます。



2022.07.22(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の116)

男だけが夏に食欲が増している事実が見つかり理由が解明される。ヒフの脂肪細胞がグレリンを生成

↑BX.COM

雑誌Nature Metabolismで報告されています。

下記に図示してみました。

皮膚の中の脂肪細胞は紫外線(UVB)を浴びるとp53が活性化し、食欲ホルモンとして知られる「グレリン」を作り出し全身に送り出すそうです。さらに脂肪細胞の中でp53がグレリンを生成するためのメカニズム(p53がグレリンのプロモーターに結合)は女性ホルモンとして知られる「エストロゲン」でブロックされることも分かり、この現象は男性でのみ生じるそうです。

この現象は3000人を調べたら下記のように「男だけが夏に食欲が増加している」ことを発見したことから始まったそうです。

この現象はマウスでも起きたそうです。

太古の昔は夏の暑い中も外に出て作業していた男性が体力を維持すうために出来た仕組みだったりするのでしょうか?今のエアコンで夏でも快適に過ごせる時代では男だけ夏に太っちゃうんですかね?

またこのメカニズムのトリガーは皮膚の「脂肪細胞」とのことで、太っている人ほど紫外線に当たると食欲が増すことが考えられます。

ちなみにグレリンは寝不足でも増えます。そして脳神経を発達させる働きも知られています。



2022.05.16(#知能改善・天才になる方法(genius)の74)

若いマウスの脳液を老齢脳に注入するとグリア細胞再生が促進され記憶力が回復するのはFGF17が原因のようだ

↑BX.COM

FGFファミリーは多彩だな。。。老化に関わる分子だけでも
FGF18とか
FGF21とか
FGF17は初めて聞いたね



2022.03.23(#Senolytics #老化細胞除去薬(senolytics)の2)

気軽に服用出来る唯一のセノリティクス「ケルセチン」サプリメントをJarrow formula製に変更

↑BX.COM



これまで↓この1日500mgあたり38円のやつを飲んでいたのですが

Jarrow社のやつに変更しました。200日分で4172円。1日21円まで安くなりましたが、なぜか俺が購入後にAmazon.co.jpでも海外の通販サイトでも売り切れちゃってる。↓ここではまだ購入可能。いそげー
↓オフィシャルサイトを見ると同じような値段で100日分になっている。2倍値上げ?
最近ケルセチンは新型コロナに効くみたいな研究が報告されたのでその影響だったりするのかな?


↓あいかわらず巨大です。ヤバそうな色の粉末がつまってます。


追記
今気が付きましたが、もともと飲んでいたSolaray社のやつが1日分21円まで安くなっているのでこちらでいいかもね。



2022.02.25(ニコチンアミド・NMN(supplement-nmn)の12)

リプサのNMNのサプリメント(1日250mgで78円)を追加購入。成分表記ミスは直したぽい。

↑BX.COM

追記2022.05.25:1粒の重さが125mgぐらいであってNMNが125mg含まれているわけじゃなかったw



↓前回購入した時に0.25gのサプリメントに炭水化物が0.59g含まれているとアホな事書いてありましたが
どうやら表記が直っているようです。

↓左が以前買ったやつ、右が今回買ったやつ。炭水化物の量が0.11gに減少。

いわゆる「炭水化物」は含まれていないはずですが、栄養表示の基準だと全窒素量で炭水化物を推定するというルールらしいので、それっぽく測定してるのかな?
タンパク量が0.13g→0.14gに増えているけど、こまめに実測定しているってことかな?こんなのするなら質量分析してNMNの含量測ればいいけどやってないんだろうな。NMNの供給元に騙されたらアウトってやつ。

今回3か月分(250mg×90)をまとめ買いしたので、1日分は83円→75円まで安くなりました。
若返るといいなーw



2022.02.13(#サプリメント(supplement)の56)

DHA、EPA等のω3オイルが脳内の血管細胞でSIRT1経路を活性化させNMNのようにNAD+濃度を上昇させる

↑BX.COM

ハーバード大医学部教授にしてNMN教の教祖のデビッドシンクレアがツイートしてました。↓


ちょうど毎日のサプリメントにオメガ3脂肪酸カプセル(DHA 250mg、EPA 500 mg)を加えたところでした。


1日あたり15円。
↓カプセルがちとキモい。


↓しかしカプセル1つ10キロカロリーですか。なかなか腹持ちが良さそうな。


DHA、EPAはルテインのサプリを食事タイミング関わらず飲むためにも必要だなと思って取り入れました。



2022.02.04(#サプリメント(supplement)の55)

ルテイン(Lutein)のサプリメントを安い海外製にスイッチ、量も少し増えて1日33円→18円に。飲み方の注意点。

↑BX.COM



これまでDHCのやつを毎日16mg飲んでいたんですが、これが1日あたりに換算すると33円。ルテインは研究報告でかなり効果は確かかなとは思うんだけど、実感が無いので高いなーと思ってました。

今回、下記のやつに。1日20mgで18円換算と大幅に安くなりました。

ちょっと気になったのが、このサプリメントの裏に
Take 1 capsule daily with a fat-containing meal(油分、脂肪分を含む食事と一緒に毎日1カプセル服用)
と日本のサプリメントでは見たことがない記述あり。う〜ん。今のところサプリメントの飲むタイミングを気にしたことは無かったけど、胃での分解を抑え、吸収率を高めるにはタイミングに気を付けた方が良いかもね。

それか、DHA/EPAのオイル系サプリメントを追加するか、DHAもEPAも健康への良い影響はほぼ実証されているし、普段は肉ばかりで魚食わないしな。1日14円と許容範囲内。

 Keyword:ルテイン/4



2021.12.16(#サプリメント(supplement)の52)

NMNサプリメントを激安の国内メーカー「リプサ」製に変更。1日250mg分が75円〜83円

↑BX.COM

追記2022.05.25
1粒の重さが125mgぐらいであってNMNが125mg含まれているわけじゃなかったw


九州に工場のある「リプサ」がNMNを売り始めていました。1か月分(250mg x 30日分)が脅威の2500円。1日あたり83円の計算です。3か月分まとめて買うと1日あたり75円まで安くなります。そろそろ1日500mgまで増やすか?この化合物の教祖のデビッド・シンクレア教授は1日1000mgだったはず。

先日、海外製の安いやつを見つけて1日の服用量を増やし1日250mgを100円程度で服用していたのですが、どんどん安くなってきましたね。しかし本当に効果あるんでしょうか笑
最近、薬効に関しての調査をサボってて最新の情報を仕入れていません。
↓裏表記。1粒含有量125mg、2粒中のたんぱく質量が0.14g、炭水化物量が0.59gとかメチャクチャだろ(汗)大丈夫かな。。。


↓これまでのようなカプセルではなくしっかり錠剤化されています。


↓一粒あたり125mg含有って書いてあるけど、これNMNの含量だよね?全体の重量が133g、打錠(錠剤を作る時)に重量比で5〜10%程度セルロースを加えると考えると計算は合います。。。。

たんぱく質量と炭水化物量表記がめちゃくちゃなのでちょっと疑ってしまう。。。。今、手軽に使えるMSが手近に無いので分析出来ない。

リプサはちょっとアタマおかしいんじゃないかってぐらい様々なサプリメントを作っています。アンチエイジング的にここじゃないと手に入らないじゃないかってレアなサプリメントも多数。



2021.11.18(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の110)

寿命を延ばすかもしれないVEGFを発現誘導する天然由来成分としてヤグルマギク、アシタバ、ビャクジュツが効果ありそう

↑BX.COM

先日衝撃を受けた下記の研究。

加齢に伴い減少する体内のVEGFをどのように高められるかと調べていたら資生堂が2006年に出願した特許がありました。日本国特許出願:特願2007-106744。残念ながら権利化されていないようです。

これらの生薬を見つけてきたプロセスとしては、VEGFプロモーターを使ったレポータージーンアッセイを行っており、このアッセイで5つ見つけています。

ヤグルマギクエキス(Cornflower Extract)、アシタバエキス(Angelica Extract)、ビャクジュツエキス(Atractylodes Extract)、オノニスエキス(Ononis Extract)、セイヨウノコギリソウエキス(Achillea millefolium Extract)が効果があるとのこと。

さらに正常細胞におけるVEGF発現の促進も確認したところヤグルマギクエキス、アシタバエキス、ビャクジュツエキスで効果が確認出来、その効果は細胞実験において培地に添加する成分(DMSO溶解)1%エキスでコントロールの133%、152%、172%。一番効果が高いのはビャクヤクエキスっぽい。

特許自体は2006年出願ということもあり、「VEGFが過剰になることで様々な病気の原因につながる一方で、局所の血流を改善し、新しい血管を作る治療法も考えられる。」となっており、個体全体の寿命を延ばすような働きに関しては言及されていません。

報告されている生薬の元来の効能としては下記が知られていると言及されています。
いずれもアルコールで抽出出来そうなので、スピリタスとかに漬け込んで抽出、濃縮できそうだな。

ヤグルマギクは別名「コーンフラワー」らしい。種は売っている。サプリメントは無いけどハーブとして売っている。
アシタバはサプリメントよく売っているよね。
ビャクジュツ(白朮)はまさに漢方薬だね。第2類医薬品扱いだ。でも「ビャクジュツ」は漢方薬としての名前で和名「オケラ」の根を乾燥したものらしい。普通に苗が買えるね。「信州に伝わる歌に『山でうまいはオケラにトトキ、嫁にゃやれない味の良さ』とあるほど、昔から好んで食べられていたようです。」とのこと。



2021.10.04(#感染症 #新型コロナ(infection)の63)

モデルナの新型コロナワクチン投与6か月後の戦闘力の変化。抗体価は100万→10万程度に低下

↑BX.COM

投与直後は初期状態のフリーザより強いじゃないか。2021年6月にNEJMという有名な雑誌で報告された研究結果です。

Safety and Immunogenicity of SARS-CoV-2 mRNA-1273 Vaccine in Older Adults. N Engl J Med. 2020 Dec 17;383(25):2427-2438. doi: 10.1056/NEJMoa2028436. Epub 2020 Sep 29.

モデルナワクチンを投与されたヒトの抗体価、中和活性、より高度な中和活性(生きたウイルスを使ったテスト、FRENT-mNG)をワクチン接種から6か月後に行い数値の変化を見ています。

3種類の分析方法:
抗体価血液中に含まれる新型コロナウイルスに結合する抗体数(※抗体価100万:100万倍に希釈すると測定出来なくなる)
中和活性新型コロナと同じタンパクを発現する別のウイルスの感染をどれぐらい防げるか
FRENT-mNG測定しやすいように光るように遺伝子改変した新型コロナウイルスの感染をどれぐらい防げるか

半年で抗体量は年齢層によらず10分の1程度になってますが、中和活性は55歳以下では2〜3分の1程度に下がっている程度。
抗体価としては6か月経過後には1回目投与ぐらいに下がっていると言えますが、中和活性で見ると1回のみ投与時とはくらべものにならない値を保っています。

半年過ぎたらブーストみたいな計画があるらしいですが、否定はしないけど万全には万全を期すって感じかねぇ。。。。個人差があってすごく下がっている人もいるだろうし、いちいち抗体価測るよりワクチン打つ方が早いウマい安いだしね。

感染が起きてなければ抗体価が下がっていくのは生体内の仕組みを考えると当たり前で仕方ないので「重篤化を防ぐでは足りず、感染そのものを防ぐ」ことを期待するなら繰り返し投与していくしかないのかもね。

分析方法引用:
(以前紹介)



2021.09.02(未分類(nocategory)の403)

ASCII.jp:永遠の命は20年以内に実現?――ふぇちゅいん/Amrit不老不死研究所

↑BX.COM

この記事から13年経過している(^_^;)



2021.08.20(ニコチンアミド・NMN(supplement-nmn)の11)

NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)サプリメントの服用量を1日250mgに増やしました。

↑BX.COM

このサプリメントすごく高いので長らく1日125mgで我慢していたのですが、少し値段が下がってきたので1日250mgに増やしました。1日あたり100円ぐらいのコストです。


↓「GDA,GMPに登録された施設で作っています」って微妙な書き方が気になる。「医薬品を作っているのと同じ工場で作っています」って程度かな。


↓この商品


↓一応販売元のWebページある

↓カプセルにパウダーが入っている形式。


先日、Scienceに掲載された1日250mgのNMNを服用する臨床試験の報告について紹介しました。
う〜ん、もう少し直接的な若返りの結果を示す報告があっても良さそうなもんだがねぇ。。。。。



2021.04.19(ニコチンアミド・NMN(supplement-nmn)の8)

JarrowブランドのNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)タブレットに乗り換え

↑BX.COM


6190円送料込みで125mg×60粒。

製造元のオフィシャルWebページはこちら
このブランドに乗り換える前に飲んでいたのはMAAC10ってブランドで125mg×30粒で送料込み3135円
製造元のオフィシャルWebページはこちら
Jarrowの方が大きな組織で、工場のオペレーターとかの求人も募集しているなど信頼出来そうな気配がするんだよね。この値段ならNMNの粉末のバルク卸値の1.5倍程度なので100%ウソ成分ってことも無いだろう。

単価は不気味なほど同じなんだけど、これまで飲んでいたNMNがカプセル剤(中は粉末)なのに対して、新しく購入したのは錠剤


錠剤の方が濃度上昇がすこ〜しマイルドだと思うので色々と違いはあるかもしれない。NMNの吸収性と吸収時のトランスポーターの関与(PGPで排泄されているかなど)をきちんと調べようと思って忘れていた。



2021.03.28(#サプリメント(supplement)の50)

イタリア「100歳以上」が多いサルデーニャ島の食事健康法 「ポリフェノール」が豊富に含まれる食品がカギ

↑BX.COM

なんだ本の宣伝か
1日500mgのポリフェノール摂取を目指しましょうとのこと。
↓臨床研究だと1日200〜300mgで効果が出ている感じ。俺は現在サプリメントとしては1日125mgしかとってないんだよね。このサプリ安いから3杯ぐらい飲んでも良いかもだけど



2021.03.05(ニコチンアミド・NMN(supplement-nmn)の6)

老化防止で人気のNMNサプリを中華Aliepxressで買ってみて質量分析器で測定してみたらタウリンだった(寄稿記事)

↑BX.COM

人気の老化防止サプリ「NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)」ですが購入するとけっこう高いです。中には安いものも見かけますが、安いものはワナがあるみたいです。九州大学のNMNの研究をしている瀬戸山大樹氏に面白い情報提供してもらったので紹介します。

↓日本からも便利に利用出来る中国ベースの通販サイト「Aliexpress」で激安のNMNを見つけたので購入したそうです。

なんと1000gで100.45ドル!

瀬戸山氏はNMNの薬理作用をオミックス(飲んだ後体内でどんな変化が起きるかを網羅的に解析する)的に解析する研究をしているそうで、品質を質量分析器で調べてみたそうです。

↓まずは研究で通常使っている試薬として販売されているNMNのマススペクトル。信頼のオリエンタル酵母社のものだね。

質量分析器の分析ではこのように入っている物質の数だけピーク(縦線)が出ます。

しっかりとNMNの分子量の場所にピークが出ます。横軸のm/zがこの場合は分子量になります。
次に購入した中華激安NMNを確認

NMNの分子量にピークがほとんどありません。メインピークは分子量123あたりで、これは瀬戸山氏によるとタウリンとのこと。

めっちゃ詐欺ですね。

同じ商品はもうAliexpressには見つからないけどebayで売られていますね。
タウリンってのが嫌らしいフェイクですね。これはこれで即効性があり、NMNよりも飲んだ時に効果があるように感じてしまいそう。

Aliexpressでは同じような激安価格帯のNMNが多数販売さえていますが、何が入っているんでしょうか?
追記
ただ最近ではタウリンにも老化防止効果が報告されていたりします。
ここから大量に含まれているサプリを個人輸入出来ます。



2021.01.19(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の108)

iPS細胞を作るのと同じ方法を用いて網膜細胞をリプログラムにより若返らせて視力回復にマウスで成功

↑BX.COM

書籍「ライフスパン」でデビッド・シンクレアがちょい出ししていた研究がついに論文になったようです。

iPS細胞を作るに使用する山中4転写因子のうち3つ(Oct4、Sox2、Klf4)をウイルスベクターを用いて発現させることで視神経を損傷したマウスでは軸索が再生され、緑内障のマウスモデルや老いたマウスでは視力障害が回復するそうです。老化に伴うメチル化のリセットなども確認されており、細胞レベルでの「若返り」をメカニズムにする治療とのこと。研究者らはは2年以内に緑内障の臨床試験を行いたいとのこと。
癌がちょっと怖いけど、というか間違いなくガン化のリスクはあるだろうけど、うまくいくなら体内のあらゆる部分の根本的な若返りが可能になりかねないな。

この実験では都合よく山中3因子をON/OFFする方法としてAAVウイルスベクターが使用されています。このウイルスベクターはすでに遺伝子治療用に人間でも利用実績があります。

遺伝子発現をON/OFFするTet-On/Offシステム、人間に安全に投与可能な抗菌剤ドキシサイクリンで遺伝子発現を制御するシステムです。ロシアとかにはもうドキシサイクリンを飲むとホルモンが出るアスリートとかいそうだなー。



2021.01.07(#サプリメント(supplement)の45)

鼻毛と「※個人の感想です」

↑BX.COM


写真は鼻毛です笑笑笑笑、やっと取れた。痛かった。サイエンス的根拠のある情報を提供するのが使命と思っている当サイトとしてはあまりこういう事は書きたくないんですが。。。。

ここ数か月でヒゲと鼻毛の白髪が半分以下になった気がします。気のせいじゃないと思う。謙虚に思い込み分差し引いて考えても30〜50%オフぐらいかな。なんじゃこりゃ。。。俺の生物学的理解では白髪への変化は不可逆的で白髪が黒く戻ることは無いと思っていたのですが。

最初は途中で色が変わっているヒゲを頻繁に見かけるのに気がついて鼻毛を何本か抜いてみたらそちらでも発見、最初は偶然かと思っていたけどあまりにもよく見かけるので無視出来なくなってきた(※現在マスクを理由にヒゲも鼻毛も伸ばし放題w)。

サプリメントは色々と変えているのでどれが重要かハッキリしないのですが。。。

残念ながら、頭の髪は月1で染めているので途中で色が変わっている毛を見かけたことはないのですが、根本の色を見るとそんなに白髪減ってないような。。。。よく髪の毛がハゲた人でもヒゲはそのままだったりとかあるので作用は別枠なのかも。

鼻毛の白髪に悩んでいる人どうでしょう?w



2021.01.06(#サプリメント(supplement)の44)

ケルセチンを従来より多く含む玉ねぎ「ケルたま」の種や苗が購入可能

↑BX.COM

可食部分に従来の1.5倍のケルセチンが含まれているそうで、たいした量では無さそうです。

玉ねぎの可食部100gに含まれるケルセチン量は50mg程度、玉ねぎ1個は200g程度なので、1個あたり100mgのケルセチンが摂取可能です。現在、1日あたり500mgのケルセチンサプリメントを摂取してますが、玉ねぎで同じだけ摂取するには毎日玉ねぎ5個食べないといけませんね。意外と不可能ではないかもしれない。。。。
下記によると玉ねぎの皮をむいて日光に1週間当てるとケルセチン量が3倍になるみたいですよ
サプリメントを止めて1週間日光浴させた玉ねぎを毎日2個ずつ食べる方が健康にいいかもしれない。。。。
種↓



↓苗



2020.12.25(#サプリメント(supplement)の43)

不老長寿サプリメントのスタートアップ「NOVOS社」が販売する2種類のサプリメントの中身。白髪回復成分も?

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「NOVOS core」(30日分79ドル)と「NOVOS Boost」(30日分ドル)が販売されています。どちらも毎月お届けプランもあり。1年分購入すると15〜20%割引になります。

NOVOS coreには
が入っているようです。それぞれの含有量は情報無し。
NOVOS Boostの中身は1つだけで1日分が先日からよく紹介しているNMN(1日分250mg)だけのようです。こっちはけっこうお得かも!。。。。。
今飲んでいるNMNの半分ぐらいの単価です。
しかし、NOVOS社のサプリメントは残念ながら日本への発送は今のところ不可みたい。注文を進めていくと出てくる発送先リストは北米、南米、欧州のみだね。


一つ気になったのは「NOVOS Core」に含まれるαケトグルタル酸はマウス実験で白髪になるのを遅延させ、回復させることが報告されているらしい。FAQに書いてあります。
αケトグルタル酸なんて生体内でいくらでも作られるだろう、そんなのサプリメントとして服用して意味あるんだろうか???αケトグルタル酸だけのサプリメントも無いみたい。グルタミン酸+NAD→αケトグルタル酸+NADHだと思うんだけど、もしかして平衡状態を崩してNAD+の濃度を上げたりするのが効果の本質?



2020.12.23(#知能改善・天才になる方法(genius)の72)

病院で処方されるアレルギー・ぜんそくの薬「モンテルカスト」は人間においても老化に伴う神経変性疾患を緩和しうると確認される。

↑BX.COM

以前、ネズミの脳の若返りが起きると報告されていたモンテルカストですが、人間の臨床試験データのメタ解析においても老化に伴い生じる脳の変性疾患を緩和しうると結論づけている論文が出ています。

しかし、論文のディスカッションではネズミでの結果に比べると人間での効果が小さい点について議論がなされています。1つはネズミに比べてモンテルカストが人間の脳に入っていきにくいこと。

2017年にはプラセボ対称試験ではありませんが、毎日80mgと大量に患者に飲ませて症状の大幅な改善が見られたとする論文も出ているようです。(※通常はモンテルカストは1日10mg程度しか服用しない)
参考(以前紹介)

 Keyword:モンテルカスト/9



2020.12.18(#サプリメント(supplement)の42)

2020年12月版:今飲んでいる老化抑制サプリ7つの種類と量と費用、今後追加したい薬3つ

↑BX.COM

内容はコスパの考慮してどんどん改良してますが、今現在飲んでいるサプリメントの組みあわせを紹介します。

●今飲んでいるサプリの種類と量とコスト
(1)ケルセチン500mg
飲んでいるのはこれ。1回あたり38円



根拠
この量で骨格筋、脂肪組織内の老化細胞除去が可能と報告されている量には達しているかと。むしろ飲み過ぎか?「老化細胞の除去」という不可逆的な作用なので、休薬期間をもうけて90日飲んで、90日休む。という形にしても良いかもしれません。

(2)NMN 125mg
飲んでいるのはこれ

1日あたり64円。(※2023年11月価格修正)

根拠はこのあたり
正直、NADアナログの効果は微妙に信じて無いのですが、あまりにブームなので飲んでいます。有名なハーバードの教授は1日1000mg飲んでいるそうなので、全然量が足りてないがこのサプリ高い。。。。せめて3倍ぐらいに増やしたいところだが。。。。。安い商品が出てくるのに期待したい。あとは後述するピペリンとの組み合わせでどれぐらいBAが上がっているかを調査したい。

(3)ピペリン 20mg

1日あたり20円。これは独自なんだけど、ピペリンはP-gp阻害剤という物質で様々な化学物質の腸管から体内への移行を高めうる。このへんで説明している。
少なくともウコンの成分クルクミンの吸収量を20倍にする。NMNやポリフェノール、ケルセチンの吸収量増加を期待している。どれぐらい増加させているかは不明。もしかしたらやばいぐらい吸収されている可能性もある。このピペリンとの併用はあらゆる薬、サプリメントの「安全性」をぶち壊す可能性があるハックなので自己責任で、少なくても薬と一緒に飲んじゃダメだからね。

(4)霊芝(βグルカン):115mg

1日20円。1日の推奨量は5粒だけど2粒だけ飲んでいる。

アンチエイジングの効果が知られているわけじゃないけどダイエット効果と腸内細菌に対する強力な効果が報告されている。
以前飲んだことがあり、やせなかったけど(笑)、なんかう〇こが無臭になった。不思議。でも1日5粒飲むとなんか体調悪くなる気がするので2粒に落として飲んでいる。

(5)ルテイン:16mg

1日37円。最近、老眼が・・・・・

臨床試験で効果は確認されているようだ
これ高いな。。。。他のサプリの老化抑制効果で代用出来ないもんだろうか?そもそも飲んでいるけど効果がある実感無いしこういう個別の対症療法的なサプリは止めたい。
(6)ポリフェノール(7種混合):500mg

1日20円

ポリフェノールの中ではブドウ由来のレスベラトロールがアンチエイジングに有名だけど、まあポリフェノール類なら似たようなものだろう。量が重要ということで安いこの商品を使っている。
直接効果がある薬物を服用するのも良いけど、腸内細菌がガンガン身体に良い影響や悪い影響を与える薬物を作り出しては腸から吸収されており、腸内細菌のコントロールこそ最重要!!!との考えは結構信じています。

(7)カルシウム:240mg

1日8円。推奨量は3粒だけど2粒しか飲んでない。カルシウムは貯金らしいので。ふだん全然カルシウムを食物からとってない気がする。

これで合計1回あたり248円。けっこうかかってるね。普段は週5日、平日しか飲まないので1か月あたりの費用は5314円。う〜ん。高いな。焼き鳥屋に1回多く行った方が幸せかもしれないw。

●今後追加したいサプリ
(8)アスピリン。バファリンの成分とか
けっこうガチに証拠がある。
(9)メトホルミン
糖尿病治療用の処方薬なので手に入らない。個人輸入するか・・・・
(10)ダサチニブ
抗がん剤(といっても毒素というよりは分子標的薬)なので癌にならないと手に入らない。個人輸入するか・・・・
ケルセチンとは違う臓器で生体内の老化細胞を自殺させる作用が知られています。
2020年12月版のまとめは以上です。
う〜ん、長生きするには金かかるな。



2020.09.25(#サプリメント(supplement)の39)

善玉腸内細菌にエサあげて増やすぞ!ポリフェノールサプリメントの種類変えました。

↑BX.COM

複数入っていてバリエーションありそうだなと下記のサプリに乗り換えました。。1日分4粒の含有量は「赤ワインエキス末80mg、紅茶葉末40mg、トマトパウダー40mg、モロヘイヤ末40mg、ヤーコン葉末40mg、緑茶(べにふうき)エキス末40mg、リンゴ末40mg」で合計125mgとのこと。

腸内細菌は「多様性」が重要です。その点で7種類の由来の異なるポリフェノール高含有粉末を含むこのサプリが良いなと。


↓裏面


ワインのポリフェノール(レスベラトロール)は1日200〜300mgで効果が報告されています。
お茶のポリフェノール、カテキンは1回200〜300mgでの臨床試験が報告されています。
下記の研究では体重1kgあたり80mg、大人一人だと4800mgの大量のフラボノイド(ポリフェノールの一種)で体重増加抑制効果を報告しています。アシタバに含まれるポリフェノールは1000mg近くを投与した研究が報告されています。
サプリの容器に書かれている4粒1日125mgってのはちょっと少なすぎるかもしれませんが、その他の3食の健康的な食生活を心掛けるとしてサポートとしてこれを飲もうと思います。90日分で1700円(1日あたり20円)と安価ですし、毎日2〜3倍飲む分には問題無いかなとも思います。

ポリフェノールの良いところは体内に吸収されるわけではなく、腸内細菌により消費されると考えられるため過剰摂取による毒性は考えなくても良いところかなと思ってます。

 Keyword:ポリフェノール/40



2020.03.18(#感染症 #新型コロナ(infection)の38)

新型肺炎にはイブプロフェン(EVEとか)ではなくアセトアミノフェン(ノーシンとか)が良いとのWHO発表、バファリンもアウト

↑BX.COM

アセトアミノフェンを主成分とするのはノーシンとか、イブプロフェンを主成分とするのはEVEとかバファリンはなんと、イブプロフェンとアセトアミノフェンの両方含まれています。各ブランドとも同じブランド名で様々な有効成分の商品を売っているので裏面見てから買うと良いです。

ちなみに以前から風邪全般でイブプロフェンはヤバいと言われています



2020.01.17(#知能改善・天才になる方法(genius)の70)

ダウン症治療薬が色々な戦略で治療薬の開発が進められている。

↑BX.COM

ダウン症は21番染色体が通常2個のところ3個ある時に起こります。何も足りないわけじゃないのに何故問題が出るかの分析は進んでいて主要な原因としては、神経細胞の増殖を抑えるタンパク質が過剰に作られることが知能の発達障害を起こす原因であることが分かっているそうです。

下記の研究では症状発症の原因であるDYRK1A遺伝子から作られるたんぱく質の発現そのものを抑える薬物を使って妊娠時に投与し症状を緩和出来る可能性がある薬物の動物実験が報告されています。
また、2014年に中外製薬が別のメカニズムの薬の臨床試験開始したことが伝えられています。これは生まれてきた後に投与することを想定されている薬のようですね。その後のニュースは見当たりません。
GABAAα5レセプターのアゴニストだそうです。
よく考えたら遺伝子診断でダウン症が発覚しても、妊娠時にそれを治療する薬の投与を行う臨床試験はちょっと出来ないですね。

 Keyword:ダウン症/16



2019.09.02(#性・生殖・出産(sex)の73)

「同性愛者を生み出す特定の遺伝子は存在しない」という研究結果

↑BX.COM

また、キャッチ―だからってメタ解析ぐらいで非存在を証明したような事書いてるな。この前、めちゃめちゃクリアなゲイになるメカニズムの報告あったじゃん
別に同性愛否定派じゃないけど、子供がゲイになるのを防ぐ医薬品の開発は始まってるのかな?
発売されたらけっこう儲かりそうだけど、会社を焼き討ちされそうでもあるね。ハイリスクハイリターン。
子供をゲイにする可能性を高める薬も開発出来るね。ニーズあるのかな?



2019.07.02(#エイジング関連まとめ(year)の9)

寿命を延ばす最先端の技術に関する12の着眼点(2019年版)

↑BX.COM

個人的な思考の整理のためにリストアップしてみました。
(1)アンチエイジングに焦点を絞った金のある米国スタートアップ企業に注目
Amazon CEOらが投資したアンチイジングのスタートアップ企業「Unity Biotechnology」の中身 /Amrit不老不死ラボ
不老長寿技術を開発するベンチャーにのみに投資するファンド「Longevity Fund」 /Amrit不老不死ラボ
(2)体内から老化した細胞を取り除く
老化した細胞のみを殺す「Senolytic薬」の開発とその効果 /Amrit不老不死ラボ 1 users
体内の老化細胞を取り除く技術を確立すれば高齢でも若々しく健康体になることが証明される。 /Amrit不老不死ラボ
(3)「老化抑制」という「副作用」が知られる市販薬を飲む
医薬業界で噂の「糖尿病薬メトホルミンが寿命を延ばす」が本当かどうか調べる大規模臨床試験が始まる /Amrit不老不死ラボ
学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ /Amrit不老不死ラボ 2 users
癌治療薬として研究されている薬物「ABT263(Navitoclax)」は老化した血液細胞のみに自殺を誘導し、血液の状態を若返らせる事が出来る。 /Amrit不老不死ラボ
ラパマイシン(Rapamycin)でマウスの寿命が延びる /Amrit不老不死ラボ
(4)寿命を延ばす効果が期待されて開発されているサプリメント・天然物質
ヨーグルトで寿命が伸びる事が動物実験で初めて確認される、腸内のポリアミン濃度がポイント /Amrit不老不死ラボ
2019年2月Nature Commun発表/アシタバの葉に含まれるポリフェノール(フラボノイド)にあらゆる生物に効く最強のアンチエイジング作用 /Amrit不老不死ラボ 1 users
赤ワインに含まれる「レスベラトロール(resveratrol)」の老化抑制効果に関する研究まとめ、新たに遺伝子のスプライシング因子の制御機構が報告される。 /Amrit不老不死ラボ
ザクロに含まれる物質「エラジタンニン(ellagitannin)/エラグ酸」が線虫の寿命を延ばし、ねずみの筋肉機能を向上させる。この物質の医薬も開発中 /Amrit不老不死ラボ
(5)寿命を延ばす効果が期待されて開発されている開発中の薬
マウスで寿命延長効果が報告されているFGF21が脂肪肝の薬(コードネームBMS-986036)として順調に開発中 /Amrit不老不死ラボ
空腹時に作られるホルモンFGF21が常に出続ける遺伝子改変ネズミは寿命が30%以上長い /Amrit不老不死ラボ 1 users
Kloho(クロトー)というホルモンで老化が抑制される(science)(Amrit不老不死研究所)
(6)未来の技術を信じて人体冷凍保存する
人体凍結保存の実現にまた1歩、ナノ金属を含む凍結液とマイクロ波を使い、大量の液体を均一に急速に加熱する技術 /Amrit不老不死ラボ 2 users
人体冷凍保存にも応用可能?3-O-メチル-D-グルコースで満たした臓器を過冷却現象で低温保存し3日間後に移植する事に成功 /Amrit不老不死ラボ
(6)脳だけになって生き残る
米国DARPAが脳内100万個の神経とコンピューターを接続する小型モジュール開発プロジェクトの提案を募集。70億円まで資金提供。 /Amrit不老不死ラボ
ラットに電子チップを埋め込み「第六感」的感覚を与えることに成功 /Amrit不老不死ラボ
米イェール大によるブタの全脳を死後4時間後に人工血液などを駆使して再動作せる実験 /Amrit不老不死ラボ
(7)コンピューターに意識を移す
ロシアの富豪が出資する脳の情報をコンピューター上にアップロードして永遠に生きるプロジェクト「2045イニシアティブ」 /Amrit不老不死ラボ
(8)臓器を新しいものに交換して長生きする
文部科学省、ブタなどの動物を使い人間の臓器を作る基礎研究を2018年度から容認の方向へ /Amrit不老不死ラボ
ブタの胚をマウス体内に移植し、様々な臓器を作ることに成功(pnas)(Amrit不老不死研究所)
(10)腸内細菌を最適化する
人体を構成する細胞以上の数の細菌が住み、これらの細菌が日夜作る種々の物質は腸から吸収されています。無限の可能性があります。寿命に直接影響するような研究は見つかりませんでしたが、病気を防ぐ作用に関する研究は多数あります。
効果が実証されつつある他人の「うんこ」移植治療、研究過程で難病を治す「癒しのうんこ」、他人を殺す「殺人うんこ」を出す能力者の存在が明らかに /Amrit不老不死ラボ
(11)生体内の細胞をリプログラムする
老化してもケガをしてもツルツルの肌までもう少し?生体内リプログラミングで皮膚を綺麗に直せる4遺伝子(DGTM)の決定研究 /Amrit不老不死ラボ
癌耐性遺伝子+テロメア延長酵素のダブル遺伝子導入改変マウスで全身の老化症状が遅延して、寿命が延長する /Amrit不老不死ラボ
ついに若返りの医療が始まるか!?、絶妙にコントロール(2日やって5日休む)してマウスにiPS細胞誘導を行うことで、老化現象を抑制し、寿命を延ばすことに成功 /Amrit不老不死ラボ
(12)癌を完全に治す
直接的な寿命延長ではありませんが、若返らせるような治療の多くは「若返りすぎ」ではありませんが、細胞の無限増殖(=癌)が克服出来ないために危なくて、人間での研究が進めにくい方法が多数あります。
細胞を投与して治療する時代の幕開け!ノバルティスの癌治療細胞医療「キムリア」日本承認。アメリカで1回5000万円の治療 /Amrit不老不死ラボ



2019.06.25(#腸内細菌 #う〇こ移植治療(bacteriome)の16)

腸内細菌の作り出す「プロピオン酸」が運動能力を高めうるが、自閉症の原因にもなりうる?

↑BX.COM

先日、パンの保存料にも使われる「プロピオン酸」が糖尿病の原因になりうることを紹介しました。

新たにエリートアスリートの腸内のみに存在するベイロネラ属細菌をマウスに投与すると運動能力が向上すること、この細菌が運動時に作られる乳酸をプロピオ酸に代えていること。実際にマウスの腸内にプロピオン酸を浣腸投与すると運動能力が高めることを確認一方、自閉症の腸内にはプロピオン酸が多いこと。実験的に神経幹細胞をプロピオン酸に晒すと神経細胞の数が減る事。
が報告されています。
プロピオン酸は腸内細菌で作られているが、現代社会ではそれよりも多い量が加工食品から摂取されているとのことです。



2019.06.17(#腸内細菌 #う〇こ移植治療(bacteriome)の15)

効果が実証されつつある他人の「うんこ」移植治療、研究過程で難病を治す「癒しのうんこ」、他人を殺す「殺人うんこ」を出す能力者の存在が明らかに

↑BX.COM

うんこ奥が深いなー。

2016年に予言したのですが、近いうちにトイレに遺伝子シークエンサーが搭載されると思ってます。



2019.03.13(#性・生殖・出産(sex)の70)

死者からの子宮移植での出産に世界で初成功、生体子宮移植での出産はもう10例超え

↑BX.COM

すでに親族からの生体子宮移植では世界中で10例以上の出産が報告されているそうですが、死者からもらった子宮で出産に成功したのは世界初とのこと。今回は、3度の出産経験のある45歳の女性(脳死)を生まれつき子宮の無い32歳の女性に移植したところ5か月後に生理を確認、7か月後に受精卵1個を挿入し、出産に成功したそうです。

他人から移植された子宮は免疫拒絶を防ぐために免疫抑制剤の服用がずっと必要とのことで、この服用をやめるため(感染症などの危険もあるので)、この女性は出産と同時に移植した子宮も摘出しています。

男性に子宮を移植すると機能するんでしょうか?この漫画を思い出しました↓



2019.02.14(#Senolytics #老化細胞除去薬(senolytics)の4)

老化した細胞のみを殺す「セノリティクス(Senolytic)薬」の開発とその効果

↑BX.COM

生体内のわずかな老化細胞の存在が体全体の老化現象を引き起こすことが報告されています。下図は

より抜粋した図です。実験的に少数の老化細胞を若いマウスに移植し、老化を促進せる実験を行っています。
Senolytics improve physical function and increase lifespan in old age.Nat Med. 2018 Aug;24(8):1246-1256. doi: 10.1038/s41591-018-0092-9. Epub 2018 Jul 9.PMID:29988130
具体的には17ヵ月齢の老化したネズミに50万個(0.5×10^6個)の老化した少量の細胞を移植し、その結果、グラフの赤字で示すように老化した細胞を投与されたネズミでは1年で50%が死亡したのに対し、細胞を投与されていないネズミや、若い細胞を投与されたネズミでは80%程度が生き残っている。すなわち少量の老化細胞が全身の老化をう誘導し死亡させていることを証明しています。

では老化した体から、老化した細胞を取り除くことが出来たら若返ることが出来るのでしょうか?

答えはイエスです。下記報告では肝臓内の老化した細胞のみを殺し除去することで脂肪肝の症状が改善することが報告されています。
そしてこの報告でも使われていますが、既に販売されている薬とサプリメントの組み合わせで老化した細胞のみを殺すことが出来ることが分かっています。

★老化した細胞のみを殺すことが報告されている2つの薬の組み合わせ。
知らなかったのですが、このような老化細胞のみを殺す作用を「Senolytic」というらしいです。

老化細胞除去の研究は実は2011年には既に報告されています。
既に様々な研究が進んでおり、AmazonのCEOらが出資するUNITY Biotehnologyという会社は老化細胞除去薬の臨床試験を行っています。

 Keyword:ダサチニブ/24 ケルセチン/99



2019.01.25(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の104)

腹部に埋め込み、充電不要で電気刺激により空腹感を感じなくさせる減量を助ける小型インプラントデバイス

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週に3回晩御飯を抜くってダイエットをやっていたんだけど、半年も頑張ると晩御飯を食べなくても一切空腹を感じなくなった。糖新生が自動で起こるようになったのかな?

まあ、半年経つと晩御飯を食べなくても痩せなくなるんだけどw。(たぶん他の食事量が増えてる)



2018.10.22(#脳 #中枢神経 #神経(brain)の57)

やはり間違いない?アルツハイマー病の原因がHSV-1ウイルスが原因であることを裏付ける研究論文が繰り返し発表されている

↑BX.COM

当サイトでも10年以上前から、何度か紹介していますが、
リンク先の記事によると、「ウイルス抑制剤を使用している人はアルツハイマーになりにくい」という統計DATAもあるようです。



2018.10.01(ガン・腫瘍(cancer)の76)

2018年のノーベル医学生理学賞、本庶佑氏ら2人に

↑BX.COM

おお!!!本庶先生は、がん治療に革命を起こした小野薬品「オポジーボ」などの免疫チェックポイント調整抗体医薬のの標的分子であるPD-1/PD-L1が癌治療に使えることを見つけた人です。
PD-1抗体医薬に関してはこれまでにも色々と紹介しております↓



2018.04.13(ガン・腫瘍(cancer)の72)

ケータイで使われている900MHz帯や1.9GHz帯の電波(GSM、CDMA)による癌発生率への影響を2年間にわたってマウス、ラットで分析した報告書が発表。いくつかの癌発生率の上昇が確認されたが、性別差などがあるようだ

↑BX.COM

 ケータイの電波の有害性の有無を確認するための大規模な試験が行われ、結果が発表されています。内容はマウスとラット、各グループ100程度ずつに、SAR値で0、1.5W/kg、3W/kg、6W/kgの1.9GHzのGSMとCDMAの電波を2年間当て続けて(10分ごとにON/OFFして1日9時間)、生存率、各臓器の癌発生率などを調べています。気合入ってますね。試験の実施費用は数億円とかだと思う。

900MHz帯の結論の原文は下記
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Under the conditions of this 2-year whole-body exposure study, there was some evidence of carcinogenic activity of GSM-modulated cell phone RFR at 900 MHz in male Hsd:Sprague Dawley SD rats based on the incidences of malignant schwannoma in the heart. The incidences of adenoma or carcinoma (combined) in the prostate gland, malignant glioma and benign or malignant granular cell tumors in the brain, adenoma of the pars distalis in the pituitary gland, pheochromocytoma (benign, malignant, or complex combined) in the adrenal medulla, and pancreatic islet cell adenoma or carcinoma (combined) may have been related to cell phone RFR exposure. There was no evidence of carcinogenic activity of GSM-modulated cell phone RFR at 900 MHz in female Hsd:Sprague Dawley SD rats administered 1.5, 3, or 6 W/kg. There was some evidence of carcinogenic activity of CDMAmodulated cell phone RFR at 900 MHz in male Hsd:Sprague Dawley SD rats based on the incidences of malignant schwannoma in the heart. The incidences of malignant glioma in the brain, adenoma of the pars distalis in the pituitary gland, and adenoma or carcinoma (combined) of the liver may have been related to cell phone RFR exposure. There was equivocal evidence of carcinogenic activity of CDMA-modulated cell phone RFR at 900 MHz in female Hsd:Sprague Dawley SD rats based on the incidences of malignant glioma in the brain and pheochromocytoma (benign, malignant, or complex combined) in the adrenal medulla.
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まとめると
オスのラット(GSM):
〇心臓のシュワン細胞のがん発生率上昇
△前立腺の癌発生率、脳腫瘍発生率、すい臓がん発生

メスのラット(GSM):
×がんの発生率上昇

オスのラット(CDMA)
〇心臓の腫瘍発生
△肝臓がんを含めていくつかの癌で電波による発生率

メスのラット(CDMA)
△がんの発生率上昇

1,9GHz帯の結論の原文は下記
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Under the conditions of these 2-year studies, there was equivocal evidence of carcinogenic activity of GSM-modulated cell phone RFR at 1,900 MHz in male B6C3F1/N mice based on the combined incidences of fibrosarcoma, sarcoma, or malignant fibrous histiocytoma in the skin and the incidences of alveolar/bronchiolar adenoma or carcinoma (combined) in the lung. There was equivocal evidence of carcinogenic activity of GSM-modulated cell phone RFR at 1,900 MHz in female B6C3F1/N mice based on the incidences of malignant lymphoma (all organs). There was equivocal evidence of carcinogenic activity of CDMA-modulated cell phone RFR at 1,900 MHz in male B6C3F1/N mice based on the incidences of hepatoblastoma of the liver. There was equivocal evidence of carcinogenic activity of CDMA-modulated cell phone RFR at 1,900 MHz in female B6C3F1/N mice based on the incidences of malignant lymphoma (all organs).
Exposure to GSM- or CDMA-modulated cell phone RFR at 1,900 MHz did not increase the incidence of any nonneoplastic lesions in male or female B6C3F1/N mice.
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1.9GHzでも、900MHzと同じようにオスではいくつかの癌発生率上昇の可能性だけど、メスでは影響無し。

まあ、気のせいじゃなくても「ケータイの電磁波で癌の発生率増加の可能性あり」ですね。

この手の報告はこれまでも多数あります。↓
あと、面白いんですが、下記は今回の報告に掲載されていた「生存率」のグラフです。黒い●が電波を当てなかった動物なんですが(左2つがGSM、右2つがCDMA、上がオス、下がメス)、いずれの場合もケータイ電波を当てることで生存率が上がってるんですよね。。。。非常に興味深い。癌は増えるけど長生き出来るんでしょうか。



2018.03.23(免疫・アレルギー・自己免疫疾患(xenobaio)の36)

アステラスの2週間に一度注射するタイプのスギ花粉症治療DNAワクチン「ASP4070」が年内にも承認に向けた最終試験開始

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DNA VACCINE TECHNOLOGY - A Vaccine Breakthrough That Could Change Lives & Enable Vaccine Development Programs | Articles | drug development and delivery back issues | Drug Development & Delivery
すでに舌下に投与するタイプのワクチンは承認されていますが、これは数年間毎日自分で服用しないといけず患者への負担が大きい点が問題でした。↓

今回アステラスが開発しているのは注射するタイプのワクチン。しかも「DNAワクチン」です。
 このワクチンはアメリカの製薬会社Immunomic Therapeuticsから導入したものです。基本的なDNAワクチンと異なりLAMP-vaxという技術を採用しています。この技術では抗原となるスギ花粉の2種類のタンパク質「Cry j1」「Cry j2」がリソソーム膜タンパク(LAMP)と一緒に発現する仕組みになっており、結果的に基本的なDNAワクチンに比べて効率的に免疫がなされるとのこと。以前までは「JRC2-LAMP-vax」と呼ばれていましたが、現在は「ASP4070」と呼ばれています。

アステラスは同じDNAワクチン技術を用いた「ピーナッツアレルギー治療ワクチン」をアメリカで開発しています。↓
 臨床試験の情報を見ると2週間に一度投与を続けたのち、数週間後に、チャンバーの中に顔をつっこみスギ花粉に晒してもらった後2〜3時間の鼻の状態(Total Nasal Symptom Score (3TNSS))を数値化することで効果を定量化する試験を行っているようです。↓
世の中に一般的に使われているDNAワクチンはまだ無いと思いますが、最初の1つがスギ花粉ワクチンになるんでしょうか?



2018.01.25(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の99)

テロメアを修復して細胞を若返らせる手法、実験に今年も成功。今すぐ出来るテロメアの伸ばし方

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この手の話は遙か昔から成功してますね。あまり面白い話には発展してないね。個人的にはテロメアは老化の主原因では無く、単に癌化して無限増殖に陥った細胞の増殖を止めるための装置って認識。

テロメアの伸ばし方

 Keyword:テロメア/83



2017.11.15(#製薬会社・ビジネス(pharmaceuticals)の2)

大塚製薬の3mmの超小型センサーの入った「デジタル錠剤」が世界初承認

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抗精神病薬は乱用されたり、指定通りに飲まれた無かったりと服薬コンプライアンスが保てず問題になっていますが、この錠剤は中に3mmの超小型センサーが入っており、本当に飲んだかどうかを医師がチェックすることが可能とのこと。飲むのを忘れた時にスマホなどでリマインダーを出したりも可能とのこと。

便利だろうけど、製薬会社はあの手、この手で医薬医療のコストを上げようとしますね。



2017.11.08(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の98)

赤ワインに含まれる「レスベラトロール(resveratrol)」の老化抑制効果に関する研究まとめ、新たに遺伝子のスプライシング因子の制御機構が報告される。

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赤ワインに含まれるポリフェノールの1つ「レスベラトロール(resveratrol)」はSIRTやAMPKなどの経路を介して老化抑制効果を果たすと考えられていましたが、今回、アメリカ・エクセター大学の研究者がレスベラトロールがこれまで知られている経路とは別に遺伝子から転写されたmRNAのスプライシング関連経路を介してテロメアを伸ばし、老化した細胞の増殖性を回復させていることを報告しています。

 研究者はレスベラトロールに加えて、ちょっと構造の異なる5種類のレスベラトロールそっくりさんをつくり、合計6種の薬物の細胞に対する反応を比較検討することでこの結論を導き出しています。

図1ではSIRT1の活性、図2では炎症性タンパクの量、図3ではスプライシング因子の量、図4では細胞老化マーカーの比較、図5ではテロメアの長さと、細胞増殖性を評価しています。

レスベラトロールに関しては当サイトではこれまでにも色々と紹介しています。



2017.06.09(#性・生殖・出産(sex)の64)

高齢まで子供が産める薬が作れるかも、「ラパマイシン」を2週間だけ投与し、メスねずみの生殖機能が長く保ち、高齢まで子供が産ませられるとの研究結果

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 人間の女性で20〜30才に当たる、8週齢のマウスに2週間だけ「ラパマイシン(rapamycin)」という薬と投与する実験が行われました。ラパマイシンは非常に強い薬なため、投与直後は卵巣の働きがかなり乱されていましたが、それも2ヶ月で正常に戻り、驚くべきことにラパマイシンを投与しなかったネズミでは生後28週ぐらいから子供が出来なくなるのに対し、ラパマイシンを投与されたネズミでは36週ぐらいまで子供が産まれ続けました。

 また人間の女性で38〜47才にあたる8ヶ月齢のメスねずみにおいて同じ実験をしたところ、同様に長期間子供が出来続ける結果が得られました。

 ラパマイシンは寿命延長効果が報告されています。2016年に報告された研究では3ヶ月間投与するとネズミの寿命を最大60%延ばし、中年期の健康な期間を延ばすと報告されています。同様にラパマイシンが卵巣や生殖機能を若く保ち、より高齢まで子供が出来やすく効果があると考えられます。人間の女性でもより高齢まで生殖能力を維持出来るかもしれません。

ラパマイシン(Rapamyci)は別名「シロリムス(Sirolimus)」とも呼ばれ、臓器移植時の免疫抑止剤、抗癌剤などの用途で人間に既に使われている医師が処方するタイプの薬です。薬局では今のところ売られていません。メカニズムとしては各種老化現象への関わりが報告されているmTOR阻害剤です。

 Keyword:rapamycin/4



2017.05.29(#性・生殖・出産(sex)の63)

図解:「妊娠のしやすさ」をめぐるデータ・ロンダリングの過程

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 日本の性教育では22才が最も妊娠しやすく、年齢が上がるにつれ妊娠しにくくなると言われていますが、このデータがおかしいという話です。22才が高くなるというデータは性交渉の頻度を考慮していないらしいです。そりゃそうですね。22才の若カップルが日々やりまくっているのに対し、40才のカップルが月に何回やることやら、もちろん回数を同じして比較する実験をすることなんて困難です。
 ちなみに俺は結婚して6年間旅行しまくったあげく、よし作るか!と毎日やったら1ヶ月で一人目が出来ました。

 この件に関しては、ちょっと前に似たような記事を紹介しています。研究報告の中ではこの性交渉の頻度を考慮に入れて計算した結果、40才前半まで妊娠確率は低下しておらず、一方、年齢上昇とともに流産の可能性が上昇するため出産確率は若干低下すると報告されています。↓



2017.05.18(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の101)

1日おきに朝・晩抜く「カロリーサイクリング」ダイエットの効果は通常のダイエットと同程度

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先日、実際にやってみたレポート↓を紹介したやつです。

半年経過した後の体重減少は、カロリーサイクリング法、通常のダイエット法とも6.8%減少(体重60kgの人が、4.1kg体重減少させることに相当)とほぼ変わらず。6ヶ月〜12ヶ月でもほぼ同程度だったそうです。また、血中HDL、LDLなどの心血管疾患に係わるパラメーターにも差は見られなかったそうです。
ただし、通常のダイエットで29%しか脱落しなかったのに対し、カロリーサイクリングダイエットでは38%が脱落しており、続けにくい傾向が見られているとのこと。



2017.04.26(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の100)

週2回必ず飲み会に参加しつつカロリーサイクリングダイエットで1回の食事量を減らさず3ヶ月間で体重を3kg減らした記録

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こんなにも体重は減らないのかと愕然しましたが、どうにかダイエットに成功しています。

上記グラフは1月下旬からの3ヶ月間の体重の推移です。体重計はWifi接続の↓

平日の毎朝、朝食を食べる前に体重測定、飲み会の次の日はガッカリするので測定しません。グラフは1週間ごとの平均値が週ごとにプロットされています。
ダイエット方法はカロリーサイクリング(英語名:Alternate Day Fasting)、下記で紹介しています。
要は1日おきに朝食、晩飯を抜くダイエット方式です。他の食事は必要量の125%食べてもOK。この方法では体重減少効果に加えて「断食」で得られる血管の若返り効果もあると報告されています。
報告されている通りのダイエットを行いたいところですが、問題が2つ
というわけで月、水、金の朝飯、晩飯を抜き、月、水、金に飲み会がある時は臨機応変に火か木の晩飯を抜きました。このルールは3ヶ月間守ることが出来ました。守れた自分にビックリ。後述します。また、これも個人的にびっくりですが1週を除いて、3ヶ月間きっちり毎週2回飲みに行ってましたww。4月に入り週3回飲みに行った週が2回ありました、その影響か最後の1ヶ月は体重減少が鈍っている感じです。
結果、グラフで分かるように、じわじわと体重は減少し1ヶ月1kgペースで減ることが分かりました。以下自己分析です。

★このダイエット方法の難易度について
→最初の1ヶ月間は空腹でイライラしたり、晩ご飯を抜いた朝に低血糖みたいな感じになることがありましたが、1ヶ月経過すると平気に晩ご飯を抜けるようになります。しかも胃が小さくなるようで明らかに好きに食べて良い時でも直ぐに満腹になるようになりました。これまでも「1食の食事量を減らす」ダイエットをしたことがありましたが、効果が無いしストレス貯めるしで体重がここまでコンスタントに減ったことはありませんでした。このカロリーサイクリングは、食べるか食べないかというルールを守りやすい方式なのと、普通に食べれる日が1日おきにやってくるので、そこで満足出来てダイエットのストレスもこちらの方が少ない気がします。

★体重の減少量について
→朝晩抜いた場合におよそ1日の接種カロリーが1500kcalカロリー減少すると考えられます。これを週3回ですから1週間のカロリー摂取量の減少は4500kcal、脂肪1kgは8000kcal程度ですのでこの計算だと1ヶ月に2kgは減るはずです。
週2回の飲み会は好きなだけ食べました。恐らく飲み会1回あたり1000kcalは余分にカロリー摂取してるんじゃないかなぁ・・・・・、週2回で2000kcalですので差し引き、1週間の接種カロリー減少量は2500kcalとなります。
さらに、絶食のリバウンドで明らかに通常の食事で食べる量が増えています。しかしながら胃が小さくなったこともあり、そこまで通常の食事でのカロリー摂取増加は増えてないかな?1週間で通常の食事で1000kcal余分に食べているとすると1週間に1500kcal減らしている程度ということになります。これを考えると1ヶ月に1kgしか減らないのは納得いくかな。

★運動
週に1時間は走ってます。色々報告を見ると運動で痩せはしないとの結論みたいですので、筋肉維持目的で。
走る前に軽く筋トレ(ジムの筋トレマシン5種類×限界負荷7回×3セット)しました。

結論
週2回飲み会に参加しつつ毎月1kg体重を減らしたければ週に3回朝晩抜けばよい



2017.04.25(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の95)

マウスで寿命延長効果が報告されているFGF21が脂肪肝の薬(コードネームBMS-986036)として順調に開発中

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BMS社が開発しているPEG化FGF-21薬(コードネーム:BMS-986036)の脂肪肝治療効果が人間で確認されたと報告されています。74人の患者を治療したところ、投与から16週目の時点において、治療を行った患者では最大で6.8%脂肪肝が5.2%減少していました。

この薬は体内にも存在、特に空腹時に分泌されることが知られるFGF-21というタンパク質に血中に長く留まるようにPEGという物質を結合した医薬品です。

FGF-21はアンチエイジング分野での関わりが報告されているタンパク質で、下記の報告では持続的に大量のFGF-21を作用させることでマウスで寿命が30%延長することが報告されています。



2017.01.31(#腸内細菌 #う〇こ移植治療(bacteriome)の10)

自閉症の子供への健康な腸内細菌移植で行動が改善

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米国オハイオ州立大学の医師らの研究です。7〜16歳の子供18人に健康な人の腸内細菌を移植したところ、自閉症特有の行動の問題も改善が見られたとのことです。

今回は少数の研究であるため今後、より大人数での試験を計画するとのことです。

自閉症の原因が悪い腸内細菌のせいではないかとの研究があります。

また、自閉症の原因の半分は遺伝ですが、もう半分は環境であるとの統計研究もあります。
同じ環境で生まれた人は同じ腸内細菌になる可能性も高いため、環境要因はもっと多いのかもしれません。



2017.01.17(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の92)

若い血液に「若返り物質」が含まれているのではなく、年老いた血液に「老化促進物質」が含まれている

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動物実験においては若いマウスの血液を老化したマウスに輸血することで臓器に若返り効果があることが報告されています。

この事から、若い血液には「若返り物質が含まれている」と考えられ、下記のようなスタートアップも存在しましかし、今回報告された研究では逆に老化したマウスの血液を若いマウスに投与し、若いマウスに老化に伴う現象が確認されています。これらの事から、若い血液に「若返り物質」が含まれているのではなく、老化した血液に「老化促進物質」が含まれていると考えられます。

実際に何が「老化促進物質」なのかはハッキリ分かっていませんが、下記の報告ではβ2Mというタンパク質が原因物質として報告されています。



2016.06.15(ダイエット・メタボリックシンドローム(diet)の92)

アメリカで承認されている5種類の医療用ダイエット薬の1年でどれぐらい痩せるかメタ比較結果。いずれも効果あり

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 アメリカでは現在「医療用のダイエット薬」が5種類あるそうです。しかしこれらの5種類の体重減少効果の優劣はハッキリしていません。今回、アメリカの医師らがこの5種類のダイエット薬の臨床試験をメタ比較(発表された論文のデータを比較する)し報告しています。

 比較した5種類のダイエット薬はオルリスタット(orlistat), ロルカセリン(lorcaserin), ナルトレキソン/ブプロピオン(naltrexone-bupropion), フェンテルミン/トピラマート(phentermine-topiramate)、リラグルチド(liraglutide)。

 合計で28の臨床試験から29018人の患者(平均年齢46歳、女性74%、平均体重100.5kg,平均BMI=36.1)が服用した結果を抽出し比較したところ、1年間の体重減少の平均値は
成分の名前製品名1年間で平均どれぐらい痩せるか
オルリスタットゼニカル/アーライ(xenical/Alli)2.6kg
ロルカセリンベルビーク(BELVIQ)3.2kg
ナルトレキソン/ブプロピオンコントレイブ(Contrave)5kg
フェンテルミン/トピラマートキューネクサ(Qnexa)8.8kg
リラグルチドビクトーザ(Victoza)5.3kg
でした。いずれの薬も1年間で5%の体重減少を実現する程度の効果があるそうです。強いていえばリラグルチドとナルトレキソン/ブプロピオンが高い効果とのこと。

 これらの薬はいずれも日本では「ダイエット薬」としては承認されておらず使うことは出来ませんが、オルリスタットは以前、当サイト管理人が個人輸入して使ってみた結果を下記に報告しています↓。

 リラグルチドは自分でペンタイプの注射器で注射するタイプの糖尿病の薬として日本でも処方されています。その他の薬はいずれも「向精神薬」に分類される薬でして脳に作用し食欲を減らします。

 日本未発売の薬でもその気になれば個人輸入で入手することは可能です。個人が使用する目的での医薬品個人輸入は違法ではありませんが自己責任で。



2016.04.01(未分類(nocategory)の328)

4月8日からNHK地上波でディスカバリーチャネル製作の「モーガン・フリーマン時空を超えて」第1回は「不老不死は実現するのか」放送開始

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2016.03.18(ガン・腫瘍(cancer)の61)

これが次世代がん治療薬「免疫チェックポイント調整抗体医薬」のパワーだ。

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(Atezolizumab versus docetaxel for patients with previously treated non-small-cell lung cancer (POPLAR): a multicentre, open-label, phase 2 randomised controlled trial.Lancet. 2016 Mar 9. pii: S0140-6736(16)00587-0. doi: 10.1016/S0140-6736(16)00587-0. PMID:26970723)より
「ついにガンが治る時代になった」ってフレーズ聞いたことがあるでしょうか?これは最近、開発が進んでいる「免疫チェックポイント調整型抗体医薬」の強力な効果から言われていることです。上記のグラフは新しく開発が進んでいるPD-L1という生体内で免疫を調製するタンパク質に対して作用する薬を悪性度の高い「非小胞肺がん」患者で試した臨床試験結果です。

 縦軸は生存率を%で示しており治療効果にあたります、右に行くほど治療してから日数が経過しますが、全員が生存していた100%から徐々に生存率が低下していくのが分かります。赤色が従来の抗がん剤治療、青色が新しく開発が進むPD-L1に対する抗体医薬「Atezolizumab」の治療効果です。

 こういった試験では生存率が50%を切るまでの期間をよく比較に使いますが、従来の抗がん剤で治療した場合は9.7ヶ月で半分が亡くなるのに対し、Atezolizumabでは12.6ヶ月かかっています。この場合「3ヶ月延命させた」と言えます。

 そして注目してもらいたいのがグラフの右端です。従来の抗がん剤では生存率が低下し続けるのに対し、Atezolizumabでは16ヶ月を超えたあたりから生存率が下がらず新たに亡くなる人が出なくなっているのが分かります。これが新しい免疫チェックポイント型抗体医薬の特徴です。体内のガンと戦う免疫機能がガン細胞の増殖と同じぐらいになり、それ以上病状が進行しないか、回復に向かうのです。

 免疫チェックポイント薬は今回紹介したPD-L1のほかに、すでにPD-1CTLA-4に対する薬が開発されています。既に開発されている後者の2つは同時に使うことでさらに強い薬効が得られることが知られており、この手の薬は従来の抗ガン剤と異なり複数の薬を併用して薬効を増強する効果が期待出来ます。

 問題は値段です。それぞれの薬は「よく効くから」という理由で製薬会社が1年間の治療あたり1000万円以上の価格を付けています。現在は保険適用されていますし、高額療養費控除の対象になりますから患者の負担はわずかですが、これらの薬が多くのがん患者に使用されるようになったら国の医療費負担は膨大になってしまいます。間違いなく近い将来に、全額自己負担の高度先進医療に指定されるなどして、国の負担を減らす方向に進むでしょう。そうなれば、現在は安く加入できる保険の高度先進医療特約もきわめて高額になるに違いありません。

 既に海外などではこれらの新しく開発された薬はお金持ちしか使用出来ない薬として扱われています。医療技術が進みガンは直す選択肢は増えていますが、誰でもこの新しい薬を使用出来るようにするためには今の医療の仕組みを少し変える必要があるでしょう。



2016.03.07(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の86)

学術雑誌Nature Medicineで「老化抑制」という「副作用」が知られる薬まとめ
Drugs targeting molecular players of aging

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 老化とは何でしょうか?最新科学では「老化」が人体が古くなったという単純な現象ではないことを明らかにしています。ある特定の仕組みによって老化が進行しているようなのです。実は、すでに発売済みの薬や開発中の薬の中にはその老化を促進する仕組みをブロックし、結果として老化を抑制する副作用が報告されているものが数多くあります。そういった報告の多くは今のところ動物実験でのみ検証されており、大勢の人間が参加した大規模な「臨床試験」によって人間での効果が証明された薬は未だありません(もし、あったら既に皆飛びつきますよね?)。

今回、Nature Medicineという医学界で最も有名な学術雑誌がそのような薬のまとめ記事を掲載しています。

以下が記事中で取り上げられていた薬を表にしたものです。

薬の名前ターゲット(薬が作用する体内の分子)現在、何の用途に使われている薬か知られているリスク
ラパマイシン(Rapamycin)mTORC1mTORC2抗ガン剤、メタボ薬、心臓病薬免疫抑制、インスリン抵抗性、白内障
メトホルミン(Metformin)ミトコンドリアのAMPKmTOR糖尿病薬不明
レスベラトロール(Resveratrol)SIRT(サーチュイン)やAMPK肥満予防不明
Anti-CGRPCGRPやCGRPレセプター偏頭痛、メタボ薬、抗炎症薬痛覚の鈍化、低体温
食事中のメチオニンを制限メタボ対策脂肪肝、体重減少、鬱
Lilly社のLY2405319、Amgen社のペプチド薬IISFGF21klothoPAPP-Aを減らすメタボ対策骨密度減少、高血糖、インスリン抵抗性

ラパマイシンメトホルミンレスベラトロールFGF-21に関してはこのサイトでも以前に紹介しています。下記は以前紹介した記事へのリンクです。

 大きなキーワードとしては「炎症」「代謝」でしょうか。

 人体は加齢に伴い「弱い炎症」が持続的に発生するようになり、この炎症が老化を促進する要因になっていると考えられています。たとえば鎮痛剤であるアスピリン(バファリン)や、nordihydroguaiaretic acid (NDGA; also called masoprocol)を投与することで平均寿命が8〜12%延びることが動物実験で報告されています。

 さらに、炎症により作られ、結果、加齢とともに血中に増えていくCGRP(Ccalcitonin gene-related peptide)という物質を減らすだけで寿命延長効果があることが報告されています。具体的には、この物質を持たないように遺伝子改変された動物は長寿になります。他にも、CGRPの受容体をブロックする低分子薬や抗体を投与し不老長寿的な効果を示させる研究が報告されています。

 また「カロリー制限」を行うことで多くの動物で寿命が延長することが報告されています。当初は、カロリー制限により無駄なエネルギー消費が低下しDNAを損傷する活性酸素の発生が抑えられる効果が寿命延長につながると考えられていましたが、近年これだけではなく、どうやら「低カロリー」時に細胞内で発生するシグナル自体に寿命延長効果があることが分かってきました。そして、代謝に作用する薬のいくつかが寿命に影響することが報告されています。たとえば代謝に深く関わる「インスリン」や「IGF-1」に関わる薬です。

 IGF-1が生まれつき少ない遺伝子改変動物は長寿命であることが報告されていますし、IGF-1を分解する働きのあるkotho遺伝子を増やした動物も寿命が延長します。またFGF-21やリリー社が開発中のLY2405319はIGF-1を阻害し寿命延長効果があるかもしれません。

 もっと簡単なメカニズムとしては食事中のメチオニンを減らすことで寿命が延長することが、酵母、線虫、ハエ、ネズミで報告されています。人間においても食事中のメニオニンを減らす作戦の他に、メチオニンが人体に吸収されにくくなる働きの薬が開発出来れば、寿命延長効果が期待出来ます。



2015.12.11(#エイジング関連まとめ(year)の7)

Nature Medicine誌の選ぶ2015年の医学の進歩まとめ

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 今回は比較的メカニズム解明的な話が多いので素人には分かりにくいかもしれません。肥満が「病気」である証拠が見つかり、肝臓・心臓を再生させるための手がかりが見つかり、エボラウイルスワクチンがもうすぐ完成し、癌を克服するための様々な弱点が明らかになりつつあるようです。腸内細菌の状態が癌治療に大きな影響を与えうる証拠が見つかった点は興味深いです。

(1)肥満に遺伝子変異が関連していることが明らかになった。
 全ゲノムの分析により、肥満時には肥満に関わる遺伝子(FTO)周辺で、微小な遺伝子変化(SNP)が多く起きていることが明らかになった。この変化によりIRX3IRX5といった脂肪細胞が出来るのを抑制する働きが妨げられると考えられる。また、この事は痩せた身体の維持に重要な役割を担っているエネルギーを消費する脂肪細胞(ベージュ脂肪(beige fat))の重要性を証明している。なぜならベージュ細胞の維持にIRX3、IRX5は重要な役割を果たす。ベージュ脂肪細胞は大人になると減少することが報告されている。

(2)注射すれば肝臓を再生してくれる特殊な肝臓細胞が見出されたという異なる3件の報告があった。
(3)エボラへの感染を防いでくれるワクチンの開発が最終段階
 rVSV-ZEBOVと呼ばれるワクチンのPhase 3研究で有望な結果が得られた。試験では投与後6日後には誰もエボラウイルスに感染しなくなった。このワクチンがどれぐらいの期間、保護機能を発揮するかは引き続いて検証して行く必要がある。
(4)通常は増殖しない心臓の筋肉細胞だが、一部増殖する細胞があり、また増殖させるための物質FSTL1が発見された。
(5)脳にもリンパ管があることが分かった。
 これまで脳にはリンパ管は無く免疫から隔離されていると考えられていたが頭蓋骨と脳の間の部分にdCLNsという分子を発現するリンパ管用の管があり、巨大分子が輸送され脳内に入っており、免疫細胞が働いているようだ。

(6)癌細胞が周囲の糖を使い果たすことにより、周囲の免疫細胞を弱らせていることが報告された。
 反対にこの変化を逆転させることで癌治療効果を高めることも出来る。また、この作用は免疫チェックポイント抗体医薬の薬効にも関与しているようだ。
(7)DNAメチル化酵素が癌細胞の増殖を抑制する原理が解明された。
(8)プレート上で微小な臓器様組織「オルガノイド」を使う技術が発展した。
(9)ALSの発症の仕組みの一部が解明された。
 ALSには様々な原因が存在するが、HREsと呼ばれる遺伝子繰り返しが遺伝子C9ORF72で起きた場合にも発症することが分かっている。この場合の発症の仕組みが解明された。
(10)腸内細菌の種類が癌治療の効果に大きな影響を与えることが証明された。
 Bifidobactriumという細菌の糞移植や、経口投与で、近年注目されている癌治療抗体医薬anti-PD-L1の薬効が高まった。これはこの細菌がいることで樹状細胞の働きが高まるためと考えられる。

以下、去年までのまとめ



2015.12.02(#アンチエイジング・老化抑制技術(amrit)の84)

医薬業界で噂の「糖尿病薬メトホルミンが寿命を延ばす」が本当かどうか調べる大規模臨床試験が始まる

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糖尿病薬「メトホルミン」は糖尿病患者に処方される一般的な薬ですが、癌を治したりとか様々な良い副作用が報告されています。

その中の一つが寿命を延ばすというもの↓統計をとると糖尿病になりメトホルミンを飲んでいる人の平均寿命が、健康な人よりも長かったというもの。
これが本当ならメトホルミンを作っている会社は大もうけ出来ます。ただし寿命を延ばす目的でメトホルミンを売るなら、その効果が本当か、厳しい医薬規制当局(アメリカではFDA、日本では厚生労働省)の審査をパスしなければいけません。今回行われるのはそのための健康なボランティアにメトホルミンを飲んでもらう試験です。

試験ではアメリカで3000人の健康な70〜80歳のボランティアを雇い、60億円をかけて5〜7年間メトホルミンを飲んでもらうという試験です。

(※注意、下記のタイトルにあるように120歳まで伸びるなんて証拠はありません。ちょっとだけ伸びるという統計データがあるだけです)



2015.05.19(ガン・腫瘍(cancer)の57)

バファリン(アスピリン)を飲むと癌が予防出来る理由

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アスピリンを飲み続けている人は癌になりにくい事が知られています。

今回、その原因について研究者らが調べたところ、大腸細胞に発現しているEGFRの量は正常な状態に保つことが原因の一つだとの新知見が得られたそうです。EGFRは細胞を増殖させるトリガーになる細胞表面のタンパク質で、多くの癌細胞で大量に発現しています。

 今回の結果はアスピリンの作用であるCOX-2阻害がEGFRの量の制御につながっていることを示しており、この新知見を用いて新しい薬が開発出来る可能性があるそうです。

 Keyword:アスピリン/10



2015.02.05(免疫・アレルギー・自己免疫疾患(xenobaio)の32)

アステラス製薬が数回の投与でスギ花粉症を「根治」出来る「DNAワクチン」の日本発売を計画

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 スギ花粉症の根治が期待出来るワクチンは鳥居薬品が「シダトレン」をすでに国内で発売していますが、治療のためには1年程度毎週自分で舌の下にワクチンの薬液を滴下する必要がありました。

 アステラス製薬が導入するワクチンは数回の投与で根治が期待出来ますが、そのメカニズムは「DNAワクチン」というものです。スギ花粉の成分を作り出すDNAを我々の人体の細胞に一時的に入れます。これにより一定期間、身体の中でスギ花粉成分が持続的に作り出され繰り返しワクチンを投与するのと同じ作用が得られるのです。

 「遺伝子導入」という技術にあたりますが、「プラスミドベクター」という技術による遺伝子導入のため一定期間後には導入された遺伝子は分解されて無くなってしまうので安全性は高いと考えます。



2014.12.18(免疫・アレルギー・自己免疫疾患(xenobaio)の30)

世界初の花粉症根治が期待できる新薬が10月に発売済み。来年春に楽になるには12月中に治療開始が必要

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毎日、舌の下に薬液をポタっと垂らす地道な努力が必要ですが治るならがんばってみたいですね。

薬の詳細に関しては以前紹介しています。↓



2014.11.21(#サプリメント(supplement)の29)

毎朝1グラムのウコンを摂れば前糖尿病患者の記憶力低下を防ぐ事が出来る

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 ウコンの成分「クルクミン」に様々な健康作用があることが知られています。今回、台湾の研究者が毎朝1グラムのウコンを摂るだけで、前糖尿病患者で起こる記憶力の低下を防げることを報告しています。

 ウコンの持つ様々な健康作用や、日本で有名な二日酔い予防作用も肝臓の代謝機能を向上させエネルギー代謝を高める作用です。今回の結果は前糖尿病で起こる記憶力の低下がウコンで改善出来るエネルギー代謝やインスリン抵抗性を原因としているという新しい知見も示しています。

 ウコンの成分クルクミンはウコン中3〜6%含まれているそうです。「ウコンの力」1本には0.03グラムのクルクミンが含まれると記されており、これはウコン1グラムに相当します。ウコンの力を毎日飲むと少し高く付きますが、もっと安い錠剤も多数売られています。

 本サイトではウコンの吸収を劇的に高めるピペリンについて以前報告しています。

 Keyword:クルクミン/25



2014.09.10(#サプリメント(supplement)の27)

予防的に少量のアスピリン(バファリン)を毎日飲むことによるガン予防効果は副作用を上回る効果がある

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 アスピリン(アセチルサリチル酸、バファリンAの主成分)にはガンを予防したり、様々な病気の発症を抑える効果が知られています(以前紹介しました)。しかし副作用もあるため、これらの病気を予防することを目的に飲み続けるのが良いことなのかどうかは意見が分かれるところでした。

 今回、研究者らはアスピリンの服用と各種病気の発症を調べた多数の報告を調べタイトルのような結論に至ったと報告しています。

 まとめるとアスピリンを服用することで得られる各種病気の予防効果は最低5年間1日当たり75mg以上のアスピリンを服用することによって得られます。3年などの短期間では予防効果は見られず、副作用(消化管からの出血の可能性の上昇)による悪影響の方が大きい結果でした。

 若いうちから飲み続けると確実かもしれませんが、副作用があることを考えると老化に伴い様々な死亡リスクの上昇する50-65歳から10年飲み続けることが良いと研究者らは言っています。この場合、ガン・心筋梗塞・脳卒中の発生確率を15年間にわたって女性で7%、男性で9%低減し、20年間を通した数字としては全体として死亡確率を4%減らすことが出来る計算になるそうです。

 報告では1日に飲むアスピリンの量を増やしても予防効果は増えず副作用が増えるだけで1日あたり75-100mgで十分だと報告されています。日本でよく知られるバファリンAには1錠あたり330mgのアスピリンが含まれていますので1日1錠でも多すぎます。1錠を4つに割って飲むぐらいでちょうど良い感じです。バファリンAは1錠あたり25円ほどですのでお金のかかる行為ではありません。また、より安い薬もあり500mg含む錠剤が1錠あたり20円程度で買えるようです。↓



2013.12.11(#エイジング関連まとめ(year)の2)

医学界No1の学術誌Nature Medicineが選ぶ2013年の医学の重要な進歩8つ

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 医学界No.1の権威ある学術雑誌Nature Medicineが今年の重要な医学の進歩を8つの分野について紹介しています。

 8つの分野は「再生医療」「免疫学」「マラリアワクチン」「若返りホルモン」「新たな鎮痛メカニズム」「ゲノム書き換え技術」「癌細胞の悪性化メカニズム」「糖尿病治療ホルモン」です。

Nature Medicneは毎年この手の発表をしており、2012年、2011年の内容は下記で紹介しています。


★再生医療:体内でiPS細胞を作れるようになった
 初めてiPS細胞の作成に成功したのが2006年、その後、急速に研究が進んでいますが、今年、スペイン・マドリードの研究者により、マウスの体内でiPS細胞を作り出せることが報告されました。

 この細胞は、血球細胞や、消化管、すい臓、腎臓の細胞などから作り出されますが、これまで作られていた培養皿中のiPS細胞よりもES細胞に近い特徴を持っており、容易に臓器形成を始めます。研究者はこの現象を分析していくことで、培養皿中で様々な臓器を作り出す手がかりを得られるかもしれません。

★免疫学:自然免疫の謎の解明が進んだ。
 人間の身体には2種類の免疫があります。自然免疫と獲得免疫です。自然免疫は体内に入ってきた異物をとりあえず攻撃する役割を担い、獲得免疫は以前に入ってきた異物を強力に排除する役割を担います。

 自然免疫を担うリンパ細胞(innate lymphoid cells)は単純に異物を攻撃するということだけでなく、腸内細菌とうまくやっていくために必要だったり、細菌感染が起きた時にどれぐらいの強さで攻撃うるかといった免疫の調製機能なども担っていますが、非常に様々な種類の細胞がありその全容ははっきりと分かっていません。

今年、それらの理解が急速に進みました。たとえばグループ2と呼ばれるIL-5やIL-13を出す細胞が腸内細菌とyまくやっていくのに必要な事や、グループ3と呼ばれるIL-17やIL-22を出す細胞が細菌感染時の好中球の集合をコントロールしていることが分かりました。

★ついに実用的なマラリアのワクチンが出来そう
 人類は40年も前に、放射線照射したマラリア原虫を持つ蚊数千匹に刺させるとマラリアに感染しなくなるという現象を発見し、ワクチンを開発可能なであることは分かっていましたが、これを多くの人に簡便に投与出来るワクチンは開発出来ていなかった。

 今、最新のワクチンが開発の最終ステージにありついに発売されそうです。このワクチンは開発試験では5ヶ月〜17ヶ月の投与されたボランティアがマラリアに感染する確率を半分に減らしています。
★年老いて肥大した心臓を若返らせるホルモンが見つかる
 若いマウスと年寄りマウスの血管をつなぐと、年老いたマウスが若返りますが、この仕組みが解明されました。若いマウスの血液中に含まれるGDF11(growth differentiation factor11)という新発見のホルモンが年老いて肥大したマウスの心臓を若返らせ、たった4週間で若いマウスのように引き締まった心臓に戻すことが示されています。実際に人工的に作ったGDF11を注射するだけでも同じ効果が得られており将来、このメカニズムの薬が開発されることでしょう。
★新たな痛みを感じるメカニズムが解明される
 人間が痛みを感じる時は普通は炎症性サイトカインや免疫細胞が痛みの原因物質を作り出します。このメカニズムを遮断することで痛みを減らす薬はありますが、なぜかある種の細菌感染ではこの薬の効果がありませんでした。今回、こういった細菌感染では細菌自身が痛みを感じさせる物質を作り出していることが分かりました、これまで効果が無かった患者に投与することが出来る新しい鎮痛剤の開発が期待されます。
★ゲノムを書き換える技術が進む
 ゲノムを直接編集する技術が進んでいます。CRISPR/Cas9は細菌感染に対する免疫システムで働いている酵素ですが、これを用いてヒトの細胞の中の好きな配列を別の配列に書き換える実験が成功しています。この技術により人間の遺伝子の40%の部分は自由に編集可能になります。

 すでにこの技術を使って魚やマウスの遺伝子をワンステップで書き換え、遺伝子組み換え生物を作り出せることが示されています。

★ガン細胞が悪性化していく様子が詳細に観察出来るようになった
 癌細胞は徐々に変化し、元にあった部位から全身に散らばるような悪性の細胞へと変化していきますがこのメカニズムが最新の遺伝子配列解析技術を利用して明らかにされています。

 その変化に共通する様な特徴が見つかれば新たなガン治療薬が開発出来るかもしれません。

★糖尿病治療に有効な新しいホルモンが見つかる。
 インスリンはすい臓のβ細胞から分泌されます。このすい臓のβ細胞が死んだり、機能を失ったりするのが糖尿病ですが、今回、β細胞を自由に増やすことが出来るホルモンが発見されました。名前をベータトロフィン(betatrophin)といいます。

 このホルモンは症状の軽い糖尿病患者の病気の進行を抑制したり、まったくインスリンが出なくなった?T型糖尿病患者の治療にも使える可能性があります。

 Keyword:IL-22/2 ワクチン/343



2013.11.14(未分類(nocategory)の300)

来年(2014年)ぐらいから患者が恩恵を受けられそうな医学における新薬・新技術10

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クリーブランド・クリニックが2013年度イノベーションサミットで発表しています。
★1.人工網膜
 20年にわたり200万ドルを費やして開発されたSecond Sight社の人工網膜デバイス「Argus II」がついにFDAの承認を得て販売開始されます。「Argus II」は網膜色素変性症で目が見えなくなった患者(アメリカだけで10万人いる)にチップを埋め込み、使えなくなった自身の網膜に変わって脳に映像を伝えます。見えると言っても現段階では60画素ほどのようです。この手のデバイスは他の会社も開発しており、少なくとも他に5つの団体が似たようなシステムを開発中だそうです。

★2.ゲノム情報を用いた固形癌の診断
 「ガン」は制御を外れて増殖が無秩序に行ってしまう病気の総称で、人それぞれ異なる治療方法が必要です。現在存在するガンの治療薬が一部の人にのみ効果があるのはそのためです。近年、切除したガンの一部を用いて、発生しているガン組織部分の遺伝子を調べ、発生しているガン細胞の種類にあった治療方法を選ぶ治療が進みつつあります。

★3.難治性のてんかん治療のための神経刺激装置
 「てんかん」症状を持つ人はアメリカだけで200万人いると言われています。てんかんの発作が始まるメカニズムは解明されており、てんかん発作の予兆を完治し、電気刺激で発作の開始を起こさなくする電子デバイスの開発が進んでいます。この装置により患者の3分の1は発作を起こさなくなることが期待されています。

★4.C型肝炎の経口ウイルス薬
 FDAが近々認可を出すSofosbuvirは新世代のC型肝炎治療薬です。これまでの薬と異なり長期間服用しても効果が持続し、また飲み薬であるため患者のQOLが大きく向上することが期待されています。

★5.コンピューターによる麻酔管理システム
 麻酔は危険性をはらんだ技術です。麻酔の効きすぎは心肺停止を起こし生命の危険があるため、手術などで麻酔が必要な時は麻酔の専門医が立ち合い経験に沿った手作業で麻酔の効き具合をコントロールする必要がありました。近年、これらの麻酔のコントロールを行う機械が開発され、医療環境の改善が期待されています。

★6.腸内細菌の移植
下記参照
★7.急性心臓病のためのRelaxin
 最近開発が進んでいる薬「seralaxin」は新しいメカニズムの心臓ポンプ能力向上剤です。この薬は女性の体内で出産時に分泌され心臓のポンプ機能を強化する役割をしているrelaxin-2を模倣して作られた薬です。

★8.コンピューターによる鎮静状態管理システム
 内視鏡手術などの時には穏やかな鎮静薬が投与されますが、この鎮静状態の制御は難しく費用がかかります。この制御を行ってくれる装置が開発されつつあります。

★9.TMAOアッセイ
 TMAO(trimethylamine N-oxide)は、主に腸内で腸内細菌がタンパク質を分解したシグナルを後に肝臓で作られるサイトカインです。近年の研究で血液中のTMAO量が心臓の状態を知る良い指標になることが分かってきており、診断方法として開発されつつあります。この診断により心臓疾患の危険性を早い段階で知る事が出来るようになると考えられます。

★10.B細胞レセプター経路の阻害剤
ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤「Ibrutinib」は現在開発中の白血病、リンパ腫治療薬です。効率良く悪性の免疫細胞のみを殺す作用が期待されています。使いやすい飲み薬である点も期待されている理由の一つです。近日使用できるようになる予定です。



2013.07.01(心臓・人工心臓(heart)の19)

ラパマイシンの寿命延長効果は心臓機能の改善のおかげか?

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 ラパマイシン(rapamycin)はmTORsシグナルを阻害する免疫抑制剤として既に医薬品として売られている薬ですが、面白いことに様々な哺乳類の寿命を延ばす効果が報告されています。しかしながらなぜラパマイシンが寿命を延ばす効果があるのかメカニズムは分かっていませんでした。

 今回、アメリカ・カリフォルニアのBuck研究所の Simon Melov博士らはラパマイシンが心臓の機能を著しく改善する効果があることを発見し報告しています。

 研究者らは人間でいうと70-75歳の老齢にあたる実験用ネズミ(生後24ヶ月)にラパマイシンを3ヶ月間投与し、様々な方法で心臓の機能を調べました。すると心臓の血管に「若返り」と呼べるほどの劇的な効果が見られ、血液を送り出す心臓のポンプ機能が大幅に改善していました。

 また、心臓のポンプ機能の改善に伴うと見られる効果として、老齢になり動きの鈍くなった実験用マウスがラパマイシンを投与することで活発に運動するようになり(回転する運動装置の中での滞在時間が増加した)、また、心臓組織を遺伝子解析したところカルシウム制御やミトコンドリアの機能に影響し、組織の炎症を抑え筋肉の肥大を抑制する効果を示していました。

 これらの結果はラパマイシンが老化した心臓の機能を若返らせる機能を有していることを示しています。研究者らは、現在この効果を人間で確かめることを目的に、心臓動脈の病気を患う患者を集め、少量のラパマイシンで治療する試験を計画しています。

※ラパマイシンは強い免疫抑制作用がある薬であり、医師の指導無しに勝手に若返りを目的として服用することは危険です。
mTOR(Mammalian Target of Rapamycin)・・・・・グルコースやアミノ酸などの栄養士、成長因子、各種ホルモンで活性化される経路

 Keyword:ラパマイシン/24 mTORsシグナル/1



2012.12.14(#エイジング関連まとめ(year)の4)

医学分野の最も有名な学術雑誌「Nature Medicine」が選ぶ2012年の重要な研究成果

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 医学分野の最も有名な学術雑誌Nature Medicineが2012年に発表された重要な研究成果として8つの研究フィールドに分けて紹介しています。

★神経科学
 自閉症の原因遺伝子についての発見があった。自閉症患者の遺伝子を1000人分調べ共通点を探したところ、変異すると自閉症になりうる共通変異が100以上見つかった。自閉症は父親の年齢が高いほど確率が高いが、高齢の男性の精子が遺伝子変異を起こしやすいことと関係していると思われる。

★ガンのメカニズムに関して
 ガン細胞がどのように体内で増えていくのかに関して様々な知見が得られた。例えばガン細胞はエキソソームを放出して転移に適した環境を作り出すし、血管細胞免疫細胞を制御して自身が生存しやすくしている。ガン細胞は転移出来る場所に落ち着くとBMP阻害因子であるCocoタンパクを産生するようだ。これらはいずれも新たなガン治療薬開発の可能性となる。

 また、ガンの増殖に関して、周囲の正常部分の関与も報告された、抗ガン剤はガン細胞だけでなく周囲の正常細胞も傷つけるがそれらの正常細胞が元に戻ろうとする過程でガン細胞を増殖させる物質を出してしまっているようである。

★老化現象
 以前報告された内容と異なり、カロリー制限を長期間行ってもサルの寿命が延びなかったとする結果が報告された。

 赤ワインに含まれるポリフェノール「レスベラトロール」がカロリー制限と同じ働きをするメカニズムが報告された。レスベラトロールと同様にrolipramという物質が同様の効果を持つことが報告された。


★メタボリックシンドローム
 これまでの研究では、脂肪をため込む「白色脂肪細胞」、エネルギーを燃やす「褐色脂肪細胞」に加えて、新たに「ベージュ脂肪細胞」という概念が報告された。このベージュ脂肪細胞は白色脂肪細胞と似ているがUCP1を発現しており褐色脂肪細胞のように効率的にエネルギーを燃やすことが出来ます。新しく見つかったホルモンirisinが白色脂肪細胞をベージュ脂肪細胞に変化させることが報告され、新しい肥満治療薬の開発につながるかもしれない。

 冷たい外気に触れた時にも白色細胞が変化してベージュ脂肪細胞になりうることが報告された。またサーチュイン1タンパクがベージュ脂肪細胞への変化を誘導しうることも報告された。BMP 8bというタンパクが脂肪燃焼を誘導することが報告された。

★ガンの免疫治療
 ガン細胞はなぜか体内の免疫により攻撃されない。最近、T細胞にPD-1(programmed cell death protein 1)というレセプターが発現していることが報告された。PD-L1などのリガンドが結合することでT細胞は攻撃するT細胞(エフェクターT細胞)としての機能が低下し、攻撃しないT細胞(制御性T細胞)としての機能が活性化する。ガン患者の一定数にはPD-L1が血液中に見られるが、PD-1に対する抗体を投与する臨床試験でガンの増殖を抑制する効果が見られた。

★ウイルス学
 これまで様々なHIVワクチンが開発が試されたが、あまりうまくいっていない、今年新型のHIVワクチンの可能性が示された。HIVウイルスが免疫細胞(T細胞)に結合する時に使われるEnvタンパクをターゲットにしたワクチン療法である。

★胃腸
 腸内の細菌環境が壊れることで大腸炎が起こりうることが報告された。こういった腸内環境の乱れは肝臓の病気や肥満、大腸ガンにつながる。研究者らは高脂肪食をマウスに食べさせると胆汁に変化が起こりグラム陰性菌が増え、大腸炎を起こしうることを報告した。また同様の細菌変化は栄養失調やタンパク質の少ない食事でも起こりうることが報告された。

 幼児期に抗生物質に触れると免疫機能の確立が損なわれアレルギーになる可能性が増すことが報告された。

★生殖医療
 精子と異なり卵子は生まれてきた後は増えないと考えられてきたが、少し前にマウスの卵巣ではちょっとだけ新たな卵子を作り出しうる細胞が存在していることが報告されていた。今年、人間の女性の卵巣にも新しい卵子を生み出しうる卵子幹細胞が含まれていることが報告された。これは生殖医療のあり方を変える可能性がある。現在、その細胞の取り出し精製方法が研究されている。

 Keyword:自閉症/19 褐色脂肪細胞/56 PD-1/47 HIV/68 抗生物質/13



2004.06.23(睡眠(sleep)の3)

大塚製薬の「おやすみ乳飲料ネムー(nemu)」はどれぐらい眠くなるか

メラトニン量からその効果を推定してみました。

2003.03.28(肝臓の治療・再生(liver)の9)

産総研と岡山大学、ヒトの肝細胞を使った人工肝臓で数年以内に臨床応用目指す

小林先生かな?なんだ?薬学会でも同じ事発表したのか?

記事には書いてないが、ヒトから取り出した肝細胞に自殺機能付きテロメラーゼを組み込んで、一時的に不死化させ増やしてビンに詰め込み、そのビンに患者の血液を循環させる事で肝機能を補助ってヤツね


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